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  • 12月
    11
    2008

    じいちゃんとばあちゃん

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    カテゴリ:[コピペ]いい話 |


    じいちゃんとばあちゃんは2人で暮らしてた。
    ばあちゃんはボケが進んでた。
    じいちゃんが介護してた。
    いろいろ大変だったみたいだけど、会話はできているようで、人が思うほど大変じゃないよって言ってた。

    ばあちゃんの家に行くと、いろんな事が紙に書かれている。
    「冷蔵庫は閉めましょう」
    「電気は消しましょう」
    「トイレは←」
    「ふく、くつした↓」とか、
    いろんな字がじいちゃんの手で半紙に筆で書かれていた。
    書いてあれば守ってくれるんだって。

    じいちゃんはいつも一緒にいてあげたけど、
    どうしても区役所とか病院に薬をもらいにとか出かける事がある。
    心配だけど「外には出ないこと」と玄関に書いておけば、
    大人しく待っていてくれたんだって。

    ある日、じいちゃんが出かけた。
    もちろん玄関には「外には出ないこと」
    それなのに、じいちゃんが戻ってきたら、ばあちゃんは家のすぐ前で車に轢かれてしまっていた。
    救急車で運ばれた。
    じいちゃんが駆けつけると、待っていたかのように、じいちゃんの手を強く握って天国へ行った。
    じいちゃんはとても悔やんだ。
    家族全員も悔しかった。
    今まで書いてあることは必ず守ってたのになぜ家を出たんだろう。

    家族同然の付き合いをしていた隣のおばちゃんが話をしてくれた。
    事故の直前、急に雨が降ってきた。
    おばちゃんは布団を取り込みに庭に出た。
    すると、ばあちゃんが傘を持って慌てて道路に出てきた。
    ばあちゃんの病気をおばちゃんは知ってたから、心配になって、ばあちゃんの方へ向かったその時に事故が。

    じいちゃんが勤めていた頃、ばあちゃんは雨が降ると必ず駅までじいちゃんを迎えに行ってた。
    ちょっとでも雨が降ると必ず迎えに行ってた。
    雨を見て、じいちゃんが家に居なくて、傘を持っていこうとしたのだろう。
    それだけ、じいちゃんが好きだった。
    じいちゃんもばあちゃんが好きだった。

    じいちゃんもしばらくして病気で天国へ行った。
    ばあちゃんが持っていた傘と一緒にお墓に眠っている。
    じいちゃん、ばあちゃん達は幸せだったんだろうな。

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    Written by ayu in: [コピペ]いい話 |

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