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新婚旅行物語

新婚旅行物語 第九章 シチリア編1 「グランブルーの青い海」

小型の目覚し時計がけたたましく鳴る。アタマが痛い。ここはどこだろう?僕は一瞬ここがどこなのかわからなかった。
ここはローマのホテルだということがわかるまでかなりの時間を要した。

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新婚旅行物語 第八章 ローマ編1 「花より団子の街ローマ」

ローマに辿り着く前に書き忘れたことが。
2日目のイビサのホテルでカギを預けて出かけようとした時のこと。
なにやらホテルマンのお兄さんが僕らを呼び止めている。
お兄さん「■▽#*@※○○◎」
僕は全身をビクっとさせた。

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新婚旅行物語 第七章 イビサ編2 「イビサ島一周ツーリング」


イビサの夜はゆるやかに明けた。泊まっているホテル「モンテソル」は街中にある為、朝から騒々しい。
朝も結構早く目覚めた僕らは朝食を食べに1階のカフェに降りた。各ホテルで違う朝食を食べるのも結構楽しみだった。
このホテルの朝食はクロワッサン風のパンとベーコンと卵、それにとてもおいしいコーヒーだった。
旅も中盤に差し掛かっている。この朝のヒトトキが旅行気分を更に掻き立てる。
なんと贅沢なヒトトキなんだろう。僕らはコーヒーを飲みながらしばらく街の喧騒を眺めていた。
今日の日程は兼ねてから楽しみにしていた、

イビサ一周バイクツアー

である。

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新婚旅行物語 第六章 イビサ編1 「cafe del marはどこ?」


イビサに着いた事を書く前に少しイビサについて書いておかなくてはなるまい。

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新婚旅行物語 第五章 バルセロナ編4 「ガウディの偉大なるデザイン」


ガウディ建築の興奮も冷めやらぬまま夕食へ。やっぱりスペインと言えば「パエリア」だ。

どこの店が美味しいのか、もちろん分かるはずも無く、僕らは適当にお客さんの多そうな店に入ることに。事前にレストランなど僕らが調べるはずもなく、常に行き当 たりばったりだった。バルセロナではたいていのカフェやレストランは表にテーブルを出しているのでメニューを事前に見ることができて便利だ。ただ、

メニューを見てもなんの料理かさっぱりわからん。

大体のメニューはカテゴリ分けされていることに気づいた後は、なんとなく「魚」とか「肉」とかはわかるのだが、値段を見て適当に注文するしかなく、非常に悔しい思いをした。
どうしてもシーフードパエリアが食べたい僕は食い入るようにメニューを眺めていた。

ayu「これかなぁ?いや、これかなぁ?・・・・」
K子「ハヤクー」
ayu「ちょっと待ってよ。今探してるんだから。」
K子「もしかして優柔不断がでましたか?」
ayu「あ、見つかったこれだろ。で、何にしたの?」
K子「ワタシおなか一杯だから水だけでいいー」

キミはまたおかしの食べすぎですか?
ayu「あ、そう。じゃ俺のシーフードパエリアをちょっとわけてあげよう」
K子「いらない」


神様、ナゼボクラハイツモアワナイノデスカ?

ポケット辞書を片手に「イカ」「アサリ」というコトバをみつけ、何とかシーフードパエリアとビール(セルベッツァと発音)を注文する僕。K子はミネラルウォーター(ガス抜き)を注文。

まず生ビールが運ばれてきた。でかい。日本の生ビールの1.5倍はあろうかという大きさ。それで3ユーロとは安い。ミネラルウォーターは1ユーロ以下だ。こっちのレストランは飲み物が安い。ビールをぐいぐい飲む。

うまいがやはりアサヒのスーパードライは世界一うまいビールであることを実感する。
しばらくして、パエリア登場。
得意げに店のオヤジがもってきたパエリアは妙に赤かった。

それってトマトソースなんじゃないですか?
ayu「これってシーフード?」
K子「違うね。」


びびっている僕はそのままやり過ごそうとしたが、これではNOと言えない日本人になってしまう。
僕は辞書を片手に料理が違うことを身振りを交えて伝えた。

オヤジ「OK。△○××▲*※#$$」

意外とあっさり引取ってくれ、どうやらすぐ作り直してくれるようだ。
異常にのどが渇きビールを飲む。

ayu「一仕事終えた後のビールは格別だね」
K子「目が泳いでたよ。プッ。
ayu「・・・・・」


出てきたシーフードパエリアは格別の味だった。
大満足の夕食も無事終わり、バルセロナの夜はふけていく。僕らはホテルに戻った。
シャワーを浴びて部屋に戻るとK子がいない。

ayu「あれ?どこにいったかな?」

なにやらベランダの方からゴソゴソと音がする。僕はベランダへの窓を開けてみた。ベランダのテーブルに腰掛けてポテチを食らうK子が。

ayu「だからあのときちゃんと食っとけって言ったのに・・・」
K子「プリングルスオイシー!


明日は早起きして残りの観光をしなくてはならない。半日観光で少しだけ行った「グエル公園」、ガウディのマンション「カサ・バトリョ」等を回る予定だ。ガイドブックを見て明日の予定を立てる。
明日の用意をする。早起きは苦手だから早く寝ないと。
しかし、この旅は新婚旅行である。
となりにいるのは嫁さんである。大人の時間を過ごすのが世の常というもの。夫婦の時間はこれからだ。
僕はK子の方を何気なく振り返った。

もう寝たのかよ!

僕は眠れない夜を過ごした。ブックオフで100円で買った村上春樹の小説「ねじまき鳥クロニクル」を3冊持ってきていたのでそれを読んで過ごすことにした。
新婚旅行にピッタリとはとてもいい難い名作でした。

by カエレバ