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2003野沢温泉

2010/07/03

2003年の正月の野沢温泉での出来事。
今年は嫁のK子も初参戦で6人での参加だ。
僕ら兄弟は野沢温泉スキー場に行くと必ず、ゴンドラに乗り、ほぼ頂上付近の「森」と勝手に呼んでいるゲレンデへ向かう。
そこは圧雪のない場所。腰くらいまでふわふわの雪が積もっている。
真っ白な木々、少ない人、自然に出来たキッカー(ジャンプ台ね)・・・・
そこは天国を思わせる気持ちのいい場所
なのだった。


両親とは滑るスピードが違うため、別れて滑るのが恒例の決まりだ。
初参戦のK子はもちろん僕らと一緒に滑るしかなく、当たり前のように
「森」に連れて行きます。
まあ我が子を千尋の谷から突き落とすようなもんですから。(笑
のそのそと後ろからついてくるK子を尻目にも見ずに早くも僕らは絶頂
ayu「きゃっほーーい」
いくつになってもこの高揚感は何者にも変えがたい。
ひとしきり滑った後、K子がぼそりと言った。

「ワタシ、ちょっと休んでくる・・・」
時刻は3時、リフトが止まるまでに後一時間程ある。
ayu
「そっかぁ。じゃ4時にゴンドラ前に集合ね。」
「わかった。じゃねー」
僕らは残り一時間、生き急ぐように滑り倒した。
途中、弟達が疲れたと下山。まだ滑りたい僕は4時ギリギリにゴンドラの方へ向かおうとリフトに乗ろうとした。
ayu
「あれ・・・・」
いやにヒトが少ない。おかしい。急いでリフトに向かう。
本日の業務は終了しました。
寂しげにかかっている看板。やばい。
ひとしきり迷った挙句、場内放送を使うことに。
ayu
「あのー。呼び出しをお願いしたいんですが。」
おじさん
「いいですよ。」
しばらくして若いお姉さんの声で放送が。
「福岡からお越しのK子サマ、お連れ様が第○リフト乗り場でお待ちです。」
は、はずかしすぎる。
しばらく待つが一向に誰も来る気配がない。
時刻は5時。辺りは随分暗くなってきた。もうリフトも止まってるしこのまま滑って降りるしかないのに・・・・
またしばらくしておじさんが呼びに来た。
おじさん
「あのー、お連れ様はパトロールと一緒にここまで来るそうですが。」
ayu
「・・・そうですか・・」
数分後、ご機嫌の様子でパトロールのヒトが運転するジェットスキーの後ろに手を振りながらK子がやってきた。
K子
「ケガもしてないのにジェットスキーに乗ったのはキミが初めてだって言われちゃった」
当たり前じゃねぇか。自分で滑って来いっつーの。
<K子とパトロールさんとの会話>
「遅いなぁ」
パト
「キミキミ、早く下山しなさい」
「待ち合わせしてるんです」
パト
「もう誰も来ないよ。リフトも止まってるし」
「え?そんなはずは・・・」
・・・・ここで呼び出しが・・・
「あ!これワタシです!」
パト
「そこまでちょっと遠いけど、キミ足に自信ある?」
ありません(きっぱり)」
パト
「・・・じゃあ僕が連れてってあげよう・・」
「ジェットスキーですか!ありがとうございます!」
足に自信ないってどういうことだよ!
つうか僕が待ち合わせに遅れたのが悪いんだけどね。
K子
「あのねぇ、ゴンドラもう止まったけど、動かしてくれるってさ。」
素人じゃあるまいし、
どこまで僕らは迷惑をかけるんだろう(泣
そんなこんなで辺りはもう真っ暗。初の下りゴンドラに乗り込み、宿まで急ぐことにした。
ゴンドラを降りてトコトコと歩いていると、後ろからおじさんの声が。
おじさん
「お客様ー。忘れ物です。これ。」
おじさんが持ってきたのはビンディングの一部だった。お礼を言って受け取る。
ayu「ね、ネジが・・・」
ネジはどこにも見当たらなかった。
今日はなんてついていないんでしょ。(泣
次の日、ネジもなんとかレンタルショップでつけてもらい、前日の不幸はすっかり忘れてスノーボードに勤しむ僕。K子も随分上手くなってきた。
弟たちは途中ではぐれた為、昼過ぎになっても出会うことが出来なかった。
昼飯は一緒に食べようと言っていたので迷った挙句、
また呼び出しを利用することに
ayu
「あのー。。」
おじさん
今日はどうしたの?」
二人
「・・・・・・」
・・・このひとばっちり覚えていらっしゃる・・・旅の恥は掻き捨てといいますが、
2度も呼び出しを使ったのは僕らくらいではないでしょうか?
でも雪質も最高だったし、ハーフパイプも初挑戦で、盛りだくさんな楽しい旅でございました。