恋愛小説
796 名前:鱆サン ◆TAKO/PnX/g 投稿日:2007/09/14(金) 00:34:43
彼女と知り合って何年も経つ。“友達”という関係はもう卒業したかった。
女友達の中でも特別だった、いや友達とは思ってなかった。最初から好きだった。
「大事な話がある」 そう呼び出した。
告白するためだ。でも不安と緊張で食事どころではない。
「それで、話って何? …何かあったの?」
切り出したのは相手だった。これは何かの相談と思われてしまっているのか?
この質問じゃ告白も何もない。せめて軽く探る事でも出来ればいいのに。
「あぁ、…好きな人が居てな…?」
「…それはお前の事だ」と繋げれればいいが、相手の反応次第だ。
しかしこれじゃあ恋愛相談だ。何だか虚しかった。
「そうなんだ~!!ねぇ、誰? 私の知ってる人?」
思いっきり明るく言われた。やっぱり俺の事は友達でしかないのか…。
そうなると、自分の気持ちを悟られずにこの会話を終わらせる事の方が重要だ。
好きな人に好きな人の相談するなんて…
「おぅ。まぁ、それは言えないなぁ~」
なんかもう…今日は告白しに来たのに何言ってるんだろう。馬鹿みたいだ。
「ラストオーダーになります、いかがなさいますか?」
まるで救いの手のように店員が来てくれた。これに乗じてこの話しはなかった事に出来る。
「じゃあ、出ようか?」そう言った。 ほとんど相手と同時だった。
こんな風に…同じ気持ちになってくれたらいいのに。
797 名前:鱆サン ◆TAKO/PnX/g 投稿日:2007/09/14(金) 00:37:39
彼と知り合って何年も経つ。“友達”という関係はもう卒業したかった。
男と女に友情はないと思ってる。だから友達とは思ってなかった。最初から好きだった。
「大事な話がある」 そう呼び出された。
きっと告白してくれるんだ。でも期待と緊張で食事どころじゃない。
「それで、話って何? …何かあったの?」
切り出したのは私だった。早く言って欲しい期待がそう言わせていた。
この質問で、せめて軽く探る事でも出来ればいいと思った。
「あぁ、…好きな人が居てな…?」
期待した分だけ反動が来た。これは恋愛相談だ。何だか虚しかった。
「そうなんだ~!!ねぇ、誰? 私の知ってる人?」
思いっきり明るく言った。やっぱり私の事は友達でしかないみたいだ…。
そうなると自分の気持ちを知られないようにこの会話を終わらせる事の方が大事だ。
好きな人から好きな人の相談されるなんて…
「おぅ。まぁ、それは言えないなぁ~」
なんかもう…今日は告白されると思って来たのに何聞いてるんだろう。馬鹿みたいだ。
「ラストオーダーになりますが、いかがなさいますか?」
まるで救いの手のように店員が来てくれた。これに乗じてこの話しはなかった事に出来る。
「じゃあ、出ようか?」そう言った。 ほとんど相手と同時だった。
こんな風に…同じ気持ちになってくれたらいいのに。
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コメント一覧
もう一捻り欲しいな
こういう奴ホント冷めるから黙って欲しい
これが私達のリアル