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    22
    2012

    暗闇で見てはいけないものを見てしまった

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    カテゴリ:[コピペ]怖い |
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    715:本当にあった怖い名無し:2011/05/09(月) 02:36:17

    もう10年以上前の話。トラウマで人に話した事は無いけど、どっかで吐き出さないと、
    変になりそうなので、ここに書きます。
    怖い話とはちょっと違うかも知れないけど、ここなら読まれないだろうし。

    そのころ初めての車を買った俺は、とにかく運転したくて、
    一人で夜、ちょっと離れた県の海沿いに、ロングドライブに出かけた。

    何時間か走った深夜、小便がしたくなったんで、人家も無いところだったけど、
    車来たら嫌なんで、更に路地に入って行って、車を停めてションベンをした。


    716:本当にあった怖い名無し:2011/05/09(月) 02:38:39.71

    疲れてた俺は、体を伸ばすついでに、ちょっと散歩しようと思った。
    丈の高い草むらの間の道を、海の方に向かってブラブラ歩いていると、
    ゲッゲッという蛙の鳴き声が聞こえてきた。

    蛙か~と思って、何となく立ち上まって聞いてたら、
    蛙の鳴き声に混じって、ハァハァという人の息づかいみたいなのが聞こえてきた。
    一瞬ビビったけど、もしかしてこんなところで、野外エッチか?と思った俺は、
    ゆっくり音を立てないように、そっちに近づいていった。


    717:本当にあった怖い名無し:2011/05/09(月) 02:40:41.71

    草むらの向こうに、チラッと人影が見えたので、身をかがめて見やすい位置に移動すると、
    男らしき人影が、女の上に乗って動いて
    本当にやってる!と思って、目をこらして見たけど、エッチにしては、何か動きがおかしい。
    それでよく見てみて、とんでもない事に気が付いた。
    男は手に刃物らしきものを持っていて、それを女の喉に何度も何度も、突き刺してた。
    そのたびに女の口から、ゲッゲッという声が出てた。

    俺は一気に腰の力が抜けて、そっからはただ見てるだけだった。

    女は手を振り回して抵抗してたけど、こっちから見える手の指は全部、
    半分くらいから先がブランてぶら下がってて、抵抗になってなかった。
    それから何度も刺してるうちに、だんだん女が動かなくなって、男も刺すのをやめた。

    その時、別の方からガサガサいう音と、何人か人が来る気配がした。


    718:本当にあった怖い名無し:2011/05/09(月) 02:42:46.

    誰か来たと思って、俺もちょっと気を取り直して、腰を浮かせかけたんだけど
    「おい、終わったか」って声がしたんで、またしゃがんでじっとしてた。

    他人が通りかかったと思ったけど、男の仲間だった。
    いま考えると、他人が通りかかるような場所じゃないんだけど。
    危なく立ち上がるところだった。もしあの時立ち上がってたら、俺はこの世にいなかったと思う。

    「派手にやったな」
    「お前、服、汚し過ぎだろバカ」とか
    「とどめ刺したか」

    とか言ってる声に混じって、笑い声まで聞こえてきたんで、俺は心底ビビって、本当に息を殺してた。

    しばらくするとまた人が来る気配がした。見ると全部で5~6人は人がいた。
    新しく来た奴は、映画でよく見る黒い死体袋(?)あれを持ってきてた。


    719:本当にあった怖い名無し:2011/05/09(月) 02:44:17

    そっからよく聞き取れ無かったんだけど

    「●●…(←俺の車のナンバーの地名のやつ)」
    とか
    「車…黒い…」
    とか聞こえてきて、俺の車の事を言ってるみたいだった。

    それで一人の奴が「しっ」とか言って全員を静かにさせて、耳をそばだててた。
    俺は心臓が破けそうなくらいバクバクして、とにかく早く家に帰りたいって、
    そればっか考えてじっと動かないでいた。

    で、しばらくしたら諦めたみたいで、ゴソゴソなんかやり始めて、
    やがて死体袋のジッパー閉める音がした。
    水をぶちまける音がしたり、あと何だか知んないけど、クソの匂いが強烈にしてきた。

    そっと覗くと、死体抱えて皆で帰るみたいだった。俺はとにかく息する音もしないように、じっとしてた。

    男たちがいなくなっても、しばらくじっとしてたんだけど、
    今度は何台かの車の音が近づいてきて、ちょっと離れたとこで止まった。

    明らかに俺の車の方だった。


    720:本当にあった怖い名無し:2011/05/09(月) 02:45:39

    車のドアの開け閉めの音がした瞬間、反射的に体が動いて、
    俺は車から離れるように、海の方にダッシュした。

    せまい砂浜に出てから、横に全力で走って、別の草むらに入って、腹ばいになってじっとしてた。
    そこからだと、車の音ももう聞こえないけど、とにかく俺はじっとしてた。

    携帯も財布も全部、車に置いてきてたから、窓破られたら身元がバレると思って
    気が気じゃ無かったけど、とにかく明るくなるまで、何時間もじっとしてた。

    明るくなり始めたら、釣竿持った人が現れたんだけど、俺は警戒して出ていかなかった。

    さらに明るくなってきた頃、犬の散歩の人とかも砂浜に現れ出したんで、
    俺もどさくさに紛れて、散歩のふりをして、やっと草むらから出た。


    721:本当にあった怖い名無し:2011/05/09(月) 02:47:18

    砂浜をしばらく散歩するふりしてから、車の方に行ってみた。
    もちろん昨日の殺人現場の方には、顔も向けないで歩いてった。

    俺の車の後ろには、赤いマーチが停まってたけど、昨日の奴らの車じゃ無さそうだった。
    車は窓も破られてないし、特に変わったところは無いみたいだった。
    その時はそう思った。

    それでも念のため、そのまま車の横を通り過ぎて、そっから何キロも離れた、
    旅館や民宿がある辺りまで、歩いていった。

    そこで更に時間を潰して、また車の近くの砂浜まで戻って、
    怪しい人影が無いのを確認してから、やっと車に乗った。
    エンジンかけたら速攻発進して、猛スピードでそっから逃げた。

    高速に乗ってから、ようやく落ち着いてきて、サービスエリアで水を買って飲んだ。

    警察に電話しなくちゃって思いながらも、ビビってする勇気が出ない。
    迷いながら車に戻って、気付いた。乗る時は分からなかったけど、
    助手席側のドアに30センチくらいガーッと、刃物でつけたような傷が入ってた。


    723:本当にあった怖い名無し:2011/05/09(月) 02:51:04


    警察に電話するのはやめた。
    それから車には乗らなくなって、車は売った。数年前に転勤で遠くに引越したんで、
    もうその海岸のある県に行く事もない。今後も行かないと思う。

    こういうトラウマ抱えちゃうと、人と話したくなくなるんで、
    転勤を機に、以前の友達とは連絡も取らなくなった。
    一生この記憶と付き合うのかと思うと、鬱になるorz


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    Written by ayu in: [コピペ]怖い |
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