あの何でもなかった日
771 :('A`) 本日のレス 投稿日:05/02/18 15:30:00
子供の頃を思い返せば、あんなに親しかった友人たちが
今はもう遠くへ行ってしまって連絡がとれなくなったりしてる。
5時半になったら家に帰る約束だったのに、
あまりにも遊びに熱中して、ついつい夕日に追われるように帰る。
案の定鍵を閉められている。
「こんなに遅くに帰って。どこの子ですか?」
冷たく言い放たれて「またやってしまった」と後悔する。
「母ちゃん、ごめんなさい」
俺が泣き出しそうになると「明日は約束まもるな?」と
約束させられる。
家に入るとシチューの匂い。兄ちゃんと弟がもう食べはじめている。
口をほくほくさせて食べているうちに、もう
母との約束の事を忘れかけている。
そんな一日一日が独立した毎日だった。
毎日怒られてたけど、それでもふとんに入ると明日になるのが待ち遠しかった。
もう帰らない、あの何でもなかった日。
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