心血注いでも駄作は駄作、鼻歌混じりで描いても傑作は傑作
11:マロン名無しさん:2006/10/12(木) 22:42:42
「心血注いでも駄作は駄作、鼻歌混じりで描いても傑作は傑作」
by藤子・F・不二雄
13:マロン名無しさん:2006/10/12(木) 22:55:00
»11
でも「心血注いで描きました」ってのはどうしたって読み手に伝わるし、
そういう作品は読む価値のあるものだと思うんだ。
つーか藤子氏の「心血注いだ」って締め切りに終われて悩んでる姿しか浮かばないんだけど
そういうんじゃないんだ。
32:マロン名無しさん:2006/10/13(金) 01:34:55
»13
あれは藤子Fの自己批判と自戒を込めた発言なわけだ。
ちなみに出展は本人じゃなくてエスパー魔美で作中の登場人物に語らせてる。
ドラえもんなんか、鼻歌まじりに書いたとか、予告編でまだキャラが固まらず
起き上がりこぼしと猫のぬいぐるみを見てひらめいたとか軽く誕生秘話で語られているが、
実はあれこそ照れ隠しなわけで、ホントは血を吐くような思いをした末に誕生したキャラクター。
ただ、それを苦労話として語ったらおしまいだというのが彼の美学なんだ。
60過ぎたじいちゃんが、ファミコンだミニ四駆だと次々現れる子供のおもちゃを研究し、
他から誘いは山ほどあったのに、「これは僕のライフワーク。子供っぽいと馬鹿にする人がいるが、
最後まで子供のために子供の目線で漫画を描きたい」と言い、
末期の肝臓ガンで死ぬほどの激痛にたえながら、最期までホテルの一室で大長編ドラえもんを
描き続けて絶命した。遺作の最期のページは線がホントよれてるんだよ。
藤子Fも作品には十分心血を注ぐ作家だったと思うぞ。それを手柄にしたくないという厳しさがあっただけで。
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