深い井戸のある家
262 :( ・∀・)つ〃∩ヘェーヘェーヘェー :2005/10/17(月) 18:05:32
とある所に、深い井戸のある家がありました。
その井戸は、とても古く今はつかわれていませんでしたが、水が枯れたわけではありませんでした。
家には、父と母、二人の幼い兄弟が住んでおり仲良く暮らしていました。
ある日、兄弟がおもちゃの取り合いになりました。兄は怒りのあまり、弟を殴り殺してしまいました。
隠し場所に困った兄は、弟の死体を井戸に沈めました。
次の日、兄が井戸を覗くと弟の死体は無くなっていました。
5年後、兄は10歳になりました。学校でいじめられていた兄は、いじめの首謀者であるS君を殺し、また井戸の中へ沈めました。
次の日、兄が井戸を覗くと今度もS君の死体は無くなっていました。
また、10年の月日が経ち、兄には恋人ができました。しかし、兄は恋人に別れを告げられ逆上し、彼女を絞め殺してしまいました。
そして、例のごとくあの井戸に死体を沈めました。
今度もまた、次の日には死体がなくなっていました。
20年後。兄は40歳になり父は病気で亡くなり、母もすっかり老け込み、介護が必要になりました。
毎日の介護に疲れた兄は、母を殺しあの井戸に沈めました。
次の日、兄は井戸を覗きました。
しかし、死体は消えていませんでした。
次の日も、死体は消えていませんでした。
その次の日も、またその次の日も・・・・・・・
ディスカッション
コメント一覧
どういうこと??よくわからん・・・
ワタシもよくわかりません!
一体どういうこと???
母が処理してくれていた。
なるほど!!
阿刀田高の「迷路」(新潮文庫『七つの怖い扉』収録)のパクリ?
次の日も死体が消えてなくなった。つまり、兄は毎日人を殺して井戸に放るようになったということ。