女神が舞い降りたかのような数分
762 :名無しの心子知らず 投稿日:2010/03/29(月) 02:10:29
微弱陣痛で42時間苦しんだ。
最初はよくある雄叫びをがおーっとあげてたけど、なんだかどっかを境目に急に冷静になった。
夫がハライタだのごはんだのとふいふいいなくなっていたのに、母はずっと付き添ってくれてて、
医師らが体に悪いと叱るまでトイレにも立たなかった。
それで突然偉大なる母親の愛情みたいなものを見ている気がして頭が冷えたのね。
枯れた声で叫んでたとこからふっと息ついて、ぐるんと母を見た。
私「お母さん、ありがとう。大好き」
母「何?!死ぬの?!お医者さん!娘が死にそうです!」
私「私ね、お母さんのさつまいものきんぴらが好きだよ」
母「いやああああ誰かきてえええ!娘が死ぬううう!!!」
私「お母さん、高校のころに『早くしね』って言ったの、あれ嘘だよ。なるべく長生きしてね」
医師「○○さん!気を確かに!」
私「こんな時だから言えるけど、お母さん、いつかでいいからまただっこしてくれる?」
母「(号泣)」
ここで赤さん発露。間置かず頭がぬるんと出て、「ふんぬらば!」のひといきみで赤さん完全生誕。
本当に女神が舞い降りたかのような数分だった。
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本当に出産は大変そうだな・・・・