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管理人ayu

福岡市在住。エンタメ、ラジオ、音楽、ガジェット好きです。2000年頃から長いことやってます。日々の暮らしを豊かにする何かを探しております。
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妙高杉の原・スノーボードの旅

日記

mountain.jpg
行って参りました、妙高杉の原2泊3日のスノーボードツアー。
レポートというにはオコガマシイ感じも否めませんが、3日間の珍道中を書いて見ようと思います。


ハナシは1ヶ月前の事。友人Mから電話が。彼は3年前、調子に乗りすぎて飛べもしないジャンプ台で激しく飛んで、背骨を3本折ったことがある強者だ。
その年寄りっぷりには目を見張るものがあり、趣味はマッサージというから驚きだ。

「スノボどうすんの?」
ayu
「どうするって何も決めてないけど?」
「早く決めないとヤバいよね。決めてよ
ayu
「あのね、自分で少しは段取りしてみたら?タマには。」
「今ねえ、忙しいからなあ・・・」

いつもこうである。
とりあえずアテにならないので自分で調べる事に。今回は嫁K子は事情により行かないので、自分で調べるしかない。
ようやく決めたツアーは妙高杉の原という行った事のないゲレンデのゲレンデサイドツアーだった。
妙高杉の原に決めたポイントは

・8.5kmにも及ぶロングコース
・多彩なキッカーが並ぶボードパーク
・自然を活かしたコースが多い
・人が少ない
・温泉がある

これらをTOM-BOYスキー場データベースより情報を得て決めた。このサイト、生の情報が得られて超ベンリだ。
早速旅行会社に電話した。若い(恐らく)お姉さんが出た

ayu
「妙高杉の原のツアーに2/21から3日間で行きたいんですけど、ゲレンデサイドの宿はどんなところなんですか?」
お姉
「とても人気の宿でございます。」
ayu
「あ、そうなんですか。わかりました。多分お願いすると思います。」
お姉
「人数が決まりましたら連絡下さい、今のところ空いてます」
ayu
「わかりました」

こういったカンジで進んでいく。早速毎年行ってるメンバーに連絡して今回のメンバーを募る事に。いつも10人くらいで行っていたが、年齢と共にスノーボードをやる人が激減した。
今回も
「仕事休めないー」
「金ないしー」
「もうスノボ行きたくないしー」
等の理由で断られまくった。そんなとき友人B(女性)から電話が。彼女は女性では珍しく結構いい年になってもスノーボードを続けている。最近は金にモノを言わせて北海道だの東北だのに行きまくっている。滑りに行く回数は多いが、休憩が多い

「今回のツアー、何人集まったの?」
ayu
「ええと 3人。」
「そんだけかよ!じゃあ、ワタシ一人部屋かあ。寂しいなあ」
ayu
「は?何言ってんの?3人一部屋に決まってんじゃねえか
いやだーーーーーー(泣
ayu
「まあまあ、旅館も人気の所らしいよ」

まあ、そうは言ってもヤツだけ一人部屋なんてものは有り得ないのである。ツアー代高くなるしね。
タバコは吸うなとか、イビキはかくなとか、酒は飲むなとか、Bの叫びは流して、ツアー代の振込み先だけを告げて電話を切った。なんかすがすがしい風が吹く。
Mに電話だ。

ayu
「結局Bと3人になったよ」
「まじ!じゃ、俺が仕事でいけなくなったら2人で旅行か。それもいいな(笑」
ayu
頼むからそれだけは止めてくれ(泣

【 1日目 】
ツアー当日、僕らは無事3人共福岡空港に集合した。恐ろしく暖かい。2日目の予報は雪山にもかかわらずだ。
飛行機に揺られ一路新潟へ。
喉が渇いた僕はスチュワーデスさんが配る飲み物をお代わり。これ基本。
ANAの機内誌は全然面白くないなあとか思いながら一時間半程度で新潟空港へ到着。
新潟空港に着くと送迎の運転手さんが出口で待っていた。現地までバスで移動だと日程表に書いてある。

ayu
「こんにちは。」
運転手
「ああ、こちらです。」

運転手さんが案内した先を見て僕らは絶句した。そこには一台のタクシーが・・・
タクシーかよ!
ゲレンデまでタクシーで移動なんてはじめて聞いた。つうかそんなに人気ないの?このツアー・・・
運転手さんと何気ないトークを炸裂させながらゲレンデまで2時間半。その後勿論ぐっすり寝ていた僕らは「着きましたよー」の声で目が覚めた。
宿泊先の白銀館は中々よさそうな概観だった。
白銀館

ayu
「お、中々良さそうだねえ。ゲレンデも近いし」
「うん。これなら・・・・」

チェックインし、部屋に入った僕らが見たものは・・・
hakugin2.jpg
け、研修所デスカ?
hakugin3.jpg
会社の研修所を思わせるつくり、色あせたテレビ、ポットも湯のみもナシ、タオルもハブラシさえも。そして何より、
3人で5畳とは何事だよ(泣
横を見るとBが「ありえないー」を連発している。相当ショックのようだ。
窓を開ける。そこにはとても雪国とは思えないそよ風が吹いてきた。

ayu
「なんだかのどかだね・・・」
「滑る気なくなってきた。」
「何この部屋?ありえなーい」
ayu
うるせえよ(怒

ともあれ、滑らなくては。のろのろと着替え、ゲレンデに出た。チケット売り場にはゲレンデ情報があった。そこには・・・
zarame.jpg
ザラメって何だよ(怒
気温は12度、雪質ザラメ。こんなの見たことない。リフトに乗る前からやる気のなくなる表記。滑ってみて案の定の雪質。溶けかけの雪って重たくって通常の倍、力が要るんです。
折角のロングコースが仇となって数本滑っただけでもうガタガタ。早くもBの休憩依頼が来た。
昼飯を食べてなかったので僕らはゴンドラ側の食堂に入ることにした。
ヒトが異常に多い、そして高い、そしてまずい。3本揃ったスキー場特有の食事を済ませタバコを吸っていると、一匹のてんとう虫が。
tentou.jpg
春ですよ。春(泣
食事を済ませた僕らは全てのコースを制覇すべくゴンドラに。
一通り滑って思ったのが、この妙高杉の原、ヴァラエティに富んだコースで非常に面白い、評判通りの自然を生かしたコースも、滑ったらいけないリフト下のコース外も豊富にあって、雪質だけが悔やまれる。
上から下までの8.5kmのロングコースも後半ダレるが、なかなか楽しい。
文句をつけるとすれば、施設の古さだ。1981年製のリフトがあるあたり、北海道のトマムと同じ臭いを感じた。これはいけません。来客者をバカにしております。そのリフトの遅さゆえ、リフト待ちがかなり発生することになっていてとても残念に感じた。
とにかく、雪質である。
楽しみにしていたボードパークもキッカー2つしか運営されておらず、がっくり。
雪がどっさりあれば、連続ジャンプも可能な作りになっているだろうに、残念。
その日は午後から滑ったため、あっという間に夕方に。
可も無く不可も無くといった夕食を食べ、僕はあることに気がついた。
温泉は?
何が温泉付だよ。ウソツキ!
温泉はちょっと行ったところにあるようだ。仕方なく夕食後歩いていってみる。

ayu
「なんかここ寂れてない?」
「温泉があるって言っときながら一つしか温泉ないし」
ayu
「お店沢山閉まってるね。土曜日なのに」

ようやく着いた温泉。450円を払って脱衣所に行くとそこにはキタナい尻が沢山。
ハダカのフロ待ち行列が出来てました(泣
なんという効率の悪さ。それでいて、10時に閉まる不親切さ。僕らは仕方なく宿の家のフロより一廻り大きな大浴場に入った。
そんなこんなで夜も更けていった。明日も暖かく、雪の振る見込みはなし、しかも予報ではという最悪の状態だ。
布団を3つ敷くのもやっとの状態の部屋でちょっとした宴会をした。新潟と言えば日本酒だ。
3人で話すのはもっぱらゲレンデのことではなく、この部屋の凄さだった。
男二人いればこうなるのも早いもんです

「なんか部屋汚くない?」
「慣れろよ」
B
「なんかタバコ臭くない?」
ayu
「慣れろよ」

【 2日目 】
2日目も快晴だ。朝っぱらから雪の溶ける音がする。朝食を食べ、ゲレンデに向かった。ゲレンデ状態は相変わらずザラメ、前日より更に重くなったカンジだ。気温も恐ろしく高い。一本滑るだけで汗が出る。
なんてツイてないんでしょう(泣
その日はなんとなくダラダラ滑り、夕方もそそくさと旅館に戻った。夕食を食べた後、雨が降り出した。大雨だ。

ayu
「スキー場で雨なんて一体どういうことだよ」
「昨日アンタ達のイビキで眠れなかったよ。どうしてくれんの?」
「あー、マッサージ行きてー。カラダ痛てー。」
ayu
「もう明日滑りたくない」

3人ともがバラバラ。何かが壊れかけている。
【 3日目 】
夜は明け、朝。最終日だ。いつもダラダラしているBが奇声を上げている。

見て見てー!
ayu
「もう滑らないって決めたんだから・・・え?!」

どういうことか、外は一面の雪景色。まさに
雨は夜更けすぎにー雪へと変わるだろー。だ。
冷え切った僕らの心に神が舞い降りた瞬間だった。
新潟の雪山はあっというまに前日までのザラメ雪を覆い隠して、パウダースノーのゲレンデに変えてしまった。
パラダイス
雪質がいいとこのゲレンデは最高のゲレンデに変わった。ボードパークの状態もいい。
月曜日ということもあり、ゲレンデは物凄くヒトが少ない。
降りつづける雪もなんのその、僕らは狂ったように滑った。休憩大好きなBを除いては
色々あったが楽しかった3日間。この「妙高杉の原スキー場」「白銀館」のまとめを書いてみる事にする。
【良かったところ】

《 ロングコースがキモチいい 》
頂上から下までの8.5kmにも及ぶロングコース、これが中々キモチいい。ロングコースというと普通ダラダラしたコースが多いがここは良かった
《 地味ながら多彩なボードパーク 》
派手なパイプ等はないが初心者が練習するにはうってつけのキッカーやレールがあり、上から下まで10個のジャンプ台に一度も止まらずに抜ける事ができるのは良い。初心者も結構多いので転ぶのが恥ずかしくて練習できないヒトには良いかも
《 自然を活かしたコース 》
今回残念ながら雪質がダメだったが、無圧雪のコース、林の中のコースが他のゲレンデに比べ多かった。ボードが埋まるくらいの無圧雪のライディングが楽しみたいヒトには最適。
コース外も滑りどころ満載。
《 ゲレンデから近いロケーション 》
白銀館の唯一の利点はゲレンデまで2分で到着する事。忘れ物しても大丈夫。

まあ、参考になると思うので悪かった所も。

《 リフトの古さ、レイアウトの悪さ 》
やはりここも古いリフトがキツい。低速リフトが殆どを占めている為、寒い時などはツラい。レイアウトも悪い為、杉の原ゲレンデのリフト、ゴンドラにて結構長蛇の列が出来てしまう。
《 最低の食堂 》
ここのスキー場は日本一高いのではないだろうか。1000円以下のメニューが皆無。しかもヒト大過ぎでボロい。最低です。
《 マナーが悪い 》
これは最近他の所でも同じなのかもしれないが、スキースノボに関わらず、とにかく団体でコース真中で座り込む、立ち止まる輩が他のゲレンデよりも多いように感じた。主に大学生のサークル関係と、40、50代のベテランスキーヤー辺りか。いっぺん死んでくれ。
《 白銀館の外見に騙されるな 》
完全に騙された白銀館。タオルもなければハブラシもない。トイレは臭い。まさに老舗の研修所。
白銀館のご主人はお客にめっぽう冷たいぞ。

一年に一度の2泊3日のスノーボードツアー、来年はどこに行こうかなあ。オススメの宿やゲレンデがあったら教えてください。

日記

Posted by ayu