掃除機をかける時はどこかの部隊の軍曹になる
127 :1/2 投稿日:2010/03/07(日) 17:31:02
長文すみません。2つに分けます。
掃除機をかける時はどこかの部隊の軍曹になる。
(階級とか用語とか適当)
出撃の時刻が迫る。
はねっかえりの女性従軍記者にインタビューを受けながら、
着々と準備を進める。(掃除機のコード伸ばしたり床を片づけたり)
― 嫌だと思ったことは?
「そりゃいつも思ってるさ。やらずにすませることができたらそうしたいね」
― あなたはなんのために戦いに行くの?
「世間は分業でね。俺たちが汚れ仕事をして国を守り、
あとの連中には国を花や笑顔で飾っていてもらう。」
― ……
「お嬢さん、早いとここんな仕事はやめるんだな。
あんたみたいな美人にはいつも笑っていてもらいたいもんだ」
口説き文句をさらっと言い捨てて出撃。
128 :2/2 投稿日:2010/03/07(日) 17:31:56
ひと部屋掃除するごとに「よーし、これでこの地区は制圧した」
ゴミが多かったりなかなか取れないときは
「くっ…きりがないぜ!敵さんいったい何人いやがるんだ!」
吸い込みが弱くなってフィルター掃除のランプがついたら
「軍曹!補給物資が尽きました!」
「ここは俺がなんとかする!お前らは退避しろ!」といいながらフィルターを掃除。
ガコンッとフィルターを装着して
「さっきの俺とはひと味違うぜ!パーティーの再開だ!」
こんな調子で掃除を進め、全部屋終わったら
「軍曹!全地区制圧しました!」
「よーし任務終了だ!帰ってあったかいシチューにありつこうぜ!」
これで軍曹モード終了。次は台所で女性記者モードになって
「あなたが命をかけて守っているこの国に平和が戻ったとき、あなたの隣で笑っていたいの…」
とか心でつぶやきながらシチューを作る。
シチューは今日の献立。メニューによって、軍曹が日系になったり西洋人になったりする。
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