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管理人ayu

福岡市在住。エンタメ、ラジオ、音楽、ガジェット好きです。2000年頃から長いことやってます。日々の暮らしを豊かにする何かを探しております。
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勇者「仲間に女入れるのはおかしい」

2chショートストーリー,ドラクエ

勇者「仲間に女入れるのはおかしい」(3/8)

146:名も無き被検体774号+:2012/05/17(木) 10:22:48.93 ID:Qusu52ER0

堕ちたか…

147:名も無き被検体774号+:2012/05/17(木) 10:25:00.06 ID:yV8pxKaRO

~神秘の島~

妖精「この不死鳥ラーミアの卵を孵化させるためには、オーブを集めることが必要なのです」

勇者「ふーん」

戦士「別に鳥とか興味ねぇだ」

商人「飛行船買えば済む話やん」

勇者「まぁまぁ、俺はこの卵に興味深々だぜ」

妖精「おお勇者よ! それではオーブを集め、不死鳥ラーミアをよみがえらせくれるのですね!」

勇者「?(コン、コン、パカッ)

妖精「!?」

勇者「商人、フライパンとバター」

妖精「!!!??」

商人「ペターライトのフライパンに最高級の香り高いエシュレバターでゴザル」

勇者(じゅーじゅー)

戦士「勇者どん、オラは玉子丼がいいだ」

盗賊「俺はニラ玉やな」

勇者「バカだな。いい卵はプレーンオムレツにするに限るぜ」

妖精「ラーミアが、ラーミアが…」

勇者「出来上がり、さ、あったかいうちに召し上がれ」

商人「うーん。滋養あふれるいい卵でゴザル」

盗賊「むっちゃ旨いやん。こりゃ雄山もびっくりや」

戦士「こってりとしていて、それでいてしつこくない…勇者どんは料理が上手だべ」

勇者「んー。でりしゃす」

妖精「なんてことを…!!」

勇者「え? だって鳥だぜ。他の鶏はよくてなんでラーミアはダメなんだよ。命は平等だろ。食いたいものを食うのは勇者イズム」

妖精「しかしラーミアは一羽しか…!」

勇者「絶滅危惧種の動物を保護するのは人間の傲慢だね。人間だって動物なんだから。ぼーくらはー未来の地球っこー」

妖精「あなたの父上は…立派な」

勇者「メシがまずくなる話はやめれ」

勇者たちの冒険はさらに続く!

149:名も無き被検体774号+:2012/05/17(木) 11:08:54.88 ID:49Xg4pQ9O

ラーミア食うなしwwwwwwwww

150:名も無き被検体774号+:2012/05/17(木) 11:11:35.52 ID:+8dJZCWR0

外道すぎるww

152::2012/05/17(木) 11:50:10.23 ID:yV8pxKaRO

~魔物(強いが1体)の襲撃を受けている街~

魔物「うひゃひゃひゃ! 人間を殺すのはホントおもしれぇなぁ!よし、次はあの親子だ」

母親「ひぃ!、 この子だけは、この子だけは…!」
子ども「うわぁーん!」

魔物「んー。そうだなぁ、よし、じゃあ這いつくばって地面を舐めれば、ガキだけや助けてやってもいいぜ?」

母親「はい、なんでもします、なんでもしますから!」

這いつくばる母親
踏みつける魔物

魔物「マジでやるとかwwウケるwwやっぱ人間って下等だわww」

母親「子どもだけは、子どもだけは…」

子ども「おかぁさんをいじめるなー!!」

魔物「はぁ?(グサッ!)」

子ども「…う…」

子どもは魔物に刺された!

子ども「…う…う…」

母親「うわああああああ!! どうして! どうしてぇ!!」

魔物「は? だって子どもって肉が柔らかくて刺すとキモチいいんだよな。
人間なんて痛めつけて遊ぶおもちゃだろ?」

母親「約束が…」

魔物「バカじゃねぇの?。ま、二人とも殺してやるからさ。で、この親子が死んだらまた次の人間だ」

町民(かわいそうじゃが、わしらには何も、何もできん!)

町民たちは恐怖におびえて動けない!

母親(助けて、誰か、助けて…!!)

~街の入り口~

勇者「あー、腹減った」
戦士「街についただ。今日は宿にとまれるだよ勇者どん」

盗賊「あれ? なんか魔物の気配がするな」

勇者「ああ、情報よかくるの早かったんだな。準備に時間かかりすぎたか」

154:名も無き被検体774号+:2012/05/17(木) 12:03:28.31 ID:lm46u50sO

お、ついに素直に人助けしちゃう?

156::2012/05/17(木) 12:16:04.34 ID:yV8pxKaRO

魔物「まずは子どもの目ん玉からだ!!」

勇者「あ、魔物だ」

戦士「魔物だべ」

盗賊「魔物やん」

商人「魔物でござる」

魔物「あれは…話に聞いてた勇者一行か!」

母親「ああ…! 神様…!! 」

町民「おお!!勇者様だ!! 天の助け!! どうか勇者様、この街を救ってください!」

勇者「?」

戦士「ほら、勇者どんのこと勇者と思ってるんだべ?」

勇者「あー、なるほど。人違いです」

町民「!? そ、そんな…」

魔物「ははは!! 勇者様は俺にびびったか! とんだ腰抜けだぜ!」

戦士「いやだって、ボクただの旅人ですし」

町民「この町はもうおわりだ…」

勇者「いやいや。すぐにあきらめちゃいけませんよ! ボクは勇者ではなく行商の者でしてね! 今日はたまたま武器や薬を大量に用意してるんです。
鋼の剣やクロスボウ、回復薬に蘇生薬! もはや戦闘は戦士や武道家だけの仕事ではありません。大切な人を守るのはアナタだ!!
武器と薬の勇者セット!この声をお聞きの方には特別! 今ならなんと!
このキメラの翼もお付けして、2割引、2割引の10万Gでお届けします!
送料別途頂戴します!」

盗賊「この緊迫した状態や、どうせ死ぬんやから武器買って闘ったほうがええんちゃう?」

157::2012/05/17(木) 12:21:44.85 ID:yV8pxKaRO

勇者「さあさ! 早い者勝ち! 早い者勝ちだよ!。おっと、まだ迷ってるお客様。この切れ味をご覧あれ! おい戦士」

戦士「ホントびっくりだ! オラ、ただの農民だども、この剣は使えば、軽く振るだけで ほれ!」

戦士は魔物の腕を切った!

魔物「てめっ、イキナリなにを!」

戦士「この通りだべ! これでメアリー(仮名)の心もゲットだべ!」

商人「今までの剣とはわけが違うデュフフ。一家に一台、勇者セット!」

ざわざわ…ざわざわ…

町民A「よし、俺は買うぞ! あんな魔物、おれたちの力でやってやる!」
町民B「そうだそうだ! 俺もやるぞ! あんま人間をなめんじゃねぇ!」
町民C「おれは3セット買うぞ!」
町民D「素敵よ! ダーリン」

魔物「あ、ちょ、ちょ待っ」
戦士「動いちゃなんねぇだ。首はねっど」
魔物「ぐ…」

勇者「押さない押さない! 人数分ちゃんとあるからね!」

~数分後~

勇者「みなさーん。武器はお持ちになりましたか?」
町民たち「おおおお!!!」

勇者「ではそのキレ味、試しちゃってください! 多少のケガなら回復薬もセットには入ってますからね!」

町民×100「うおおおおお!!」

ワラワラ、わらわら、

魔物「ちょ、100名とか、ちょ、落ち着、待っ いて!」
町民「よくもやりやがったな!!」
魔物「このや…」
町民「おれのおじさんも魔族にやられたんだ!」
魔物「それおれじゃねぇし! おい足はやめ」
町民「舐めんなコラぁ!」

158::2012/05/17(木) 12:22:52.66 ID:yV8pxKaRO

~数十分後~

魔物「……」

商人「黒ひげ危機一髪みたいになってるでゴザル」

戦士「ありゃ死んだべ」

勇者「数の暴力って怖いよな」

町民「やった…おれたちやったぞ!! やれたんだ! もう魔族だからっておびえたりしないぞ! 大切なものは自分で守るんだ!」

この後、この街の住人は自警団を結成。自力で魔族の侵攻をさまたげる街のモデルケースとなった!! 魔族と個人で闘える絶対数が少ないなか、これは人類の希望ともいうべき成功例だった!

勇者「あ、料金徴収します。1セットあたり50万Gです」

町民「え? 10万Gって…」

勇者「送料別途頂戴します。魔物の血がついた武器のクーリングオフには応じません」

戦士(原価7万の武器ってことは秘密だべ)

勇者は稼いだ金でまたも豪遊した!!

勇者たちの旅はさらに続く!

159:名も無き被検体774号+:2012/05/17(木) 12:24:11.63 ID:kwHXmVfC0

これは・・・資本主義を理解している勇者だな・・・
しかしどこか憎めないw

160:名も無き被検体774号+:2012/05/17(木) 12:25:54.86 ID:3H+RKa240

でも、街にとっては良いこと
貧困地域では食べ物を与えるより、食べ物の作り方を教える方が数倍価値が高い

165:名も無き被検体774号+:2012/05/17(木) 13:01:36.67 ID:v0tlYFnqi

この勇者は歴代のRPGの勇者どれと比べても最高の勇者

179::2012/05/17(木) 18:12:20.12 ID:yV8pxKaRO

~道中、湖の畔~

賢者(男)「勇者よ! ようやく追いついたぞ!」
勇者「どちらさんですか?」

賢者「私は賢者、世を憂い、魔王の打倒を望むものだ!」

商人「沸点低そうな人でゴザル」

盗賊「育ちよさそうやな」

勇者「立派ですね」

賢者「キミの道中のことは調べさせてもらった! 酒場を買い上げたり、町民に魔物と戦わせたり、あまつさえ魔族を愛人とするとは…! なんたる外道! 勇者にあるまじき行いだ!」
勇者「?」

賢者「勇者や賢者たるもの、私欲を捨て人民のため、身を犠牲にして闘うものだろう!
おのれ、その行いを悔い改め、今後は清く正しい勇者として旅を続けるならよし、さもなくば、私が!力づくででも修正してやる!」

戦士(あー、これめんどくさいパターンだべ。でも強そうだ。勇者どん、どうすんだ?)

勇者「(ポロポロ…)」
盗賊「おお? 勇者泣いてるん 腹痛いんか?」

勇者「賢者さん、ぼく、目がさめました…!今まで間違ってました! これからは、キチンと献身的に旅をします! 賢者さんのような立派な人の言葉のおかげです!」

賢者「そ、そうか。それならいいんだ。では今後は私も仲間に加わろう、魔王の城も近い、私の力が必要だろう!」

勇者「はい! よろしくお願いします!」

賢者「うむ! よろしくな!」
勇者「じゃあ賢者さん、ここから南に伝説の勇者の剣がある塔があるんですが」

賢者「さっそくそこへ向かうか?」

勇者「いや、賢者さんちょっといって取ってきてください」
賢者「! 私ひとりでか?」

勇者「はい、僕らは近くの町の人を救うためにすぐにでも向かわなきゃ。でも剣も必要だし、、これを頼めるのは賢者さんだけなんです!」

賢者「む…、わかった。そういう事情ならば仕方あるまい。そちらも気をつけてな」
勇者「はい!」
立ち去る賢者

戦士「どこの町に救出にいくだが?」
勇者「え? 今日はカジノで遊んで女をナンパする予定だろ?」
盗賊「救いにって言うてたやん?」

勇者「そら、若い女性を癒してやるのも救いのうちだろ。ほらいくぜ」
商人「でもあの賢者さん。ひとりじゃ死ぬかもしれないでござる」

勇者「本望だろ」

戦士「恐ろしい人だべ」
勇者「ゲースゲスゲス(笑い声)」

182:名も無き被検体774号+:2012/05/17(木) 18:27:20.03 ID:8nAi2DxE0

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