240:おさかなくわえた名無しさん:2007/04/08(日) 18:42:24 ID:jaHrNQ5G
当方27才の男。
親父は家族で会話していても、いつも黙ってタバコを吸っている。
中学・高校の頃から、なんだかあまり子供のことに興味はなさそうな感じ。
「自分たちの好きなようにやればいい」が口癖。
俺が結婚を決めた時、やはり「勝手に自分たちで決めたらいい」と言っていた親父。
やはり放置プレイ。
そんなこんなで、こないだ簡単に結納をして、両家が初めて顔を合わせた。
初対面ということと、普段行かないような立派なホテルで誰もが緊張していた。
そんな中、親父が相手の親父さんに言った。
「お父さん、少し私からよろしいでしょうか?」
堂々と家族の紹介をする親父。
緊張して焦っている様子もない。
いつも黙ってタバコを吸っているイメージしかなかった親父が…。
すごく頼もしく、また親父の偉大さを痛感して、少し涙が出そうになった。
最後にこんな感じに締めくくった。
「我が家は決して、誰もがうらやむような裕福な家庭ではないと思います。
でも、子供達には何が正しくて何が間違っているかということは、きちんと教育してきたつもりです。
○○(俺の名前)も、社会の中で決して恥ずかしくない人間だと思っています。
ですので、必ず●●さん(妻の名前)と後ろ指を指されることのない、幸せな家庭を築けると信じています。
両家がこうしてつながりをもてるようになったこと、非常にうれしく思っています。
どうか、これからも末永くよろしくお願いします。」
いつもの「自分で好きなようにすればいい」と言っている親父。
でもどこかで子供のことを見守っていて、子供のことを信じて居るんだな。
親父には一生勝てない気がする。父親は偉大だと思った。