男のエスコートの仕方
471 :名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 07:57:21
この前急に俺の仕事終わり位にメールが来て「たまにはご飯でも食べにいかん?」て。
めずらしいなーええよーとかいって、待ち合わせしてたら嫁が来た。
でどこいく?って決めようとしたらもう予約とってあるとかいう。
したらそこがなんか雰囲気のいいレストランで、奥の方の席に通されて、
ウエイター(女性)もこなれた感じで「ワインはどうされますか」とか聞いて来て、
えーなになにーとか思ってるうちに目の前に箱が出て来た。
「あけてみてん」
クリーム色のバラと香水と、欲しかった時計が出て来た。あまりのことにポカーン。
「めちゃめちゃうれしいけどこれは・・・」て聞いたら、
「ははは。男性誌読んだら『女性の喜ばせ方』ってあって、それやってみた」
「おれ男やん」
「だって男のエスコートの仕方なんてどこにもなかったもん。たまにはいいやん。
仕事でちょっと上手くいって報奨金でたから、なんか驚かせようと思って。
それにこの前誕生日やったやろ?遅れたけどそのお祝い」
嘘だ。ちょっとじゃなくて多分むちゃくちゃがんばって残業もして、このために
時間とお金つくって、おれがこの日は確実に開いてるのを見越してセッティングしてる。
これまでお互いに誕生日を祝ったりしたことなかったし。
この前おれには子どもをつくれないかもしれんとわかった。
嫁の両親は口には出さず、別れろと顔で言った。一人娘だし俺も別れようと言った。
でも嫁はなんも言わんでおれのことをギューとした。
うれしかったけど、それ以来ずっと暗かったおれを元気づけようとして無理してくれたの
がいたいほど伝わって来て、もうがまんできんでトイレに駆け込んで5分位泣いた。
がんばらないといかんのはおれなのに。ほんとにつらいのはよめなのに。
おれはよめを幸せにできるだろうか。
こんなことになるまで嫁のこと好きとか愛してるとか、意識したことなかった。
今は好きを通り越して尊敬している。
種無しで気も利かないダンナでほんとにごめんな。
こんどはおれが驚かせる番だから。ちょっとまっとれやー
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