震える兄貴の手
317 名前:おさかなくわえた名無しさん 投稿日:03/05/28(水) 23:42
兄弟の中で一番仲良しだった1つ上の兄貴。
その兄貴がガンで余命1年を宣告され、病院から出れない状態だった。
母と一緒に、県外の病院に入院してる兄貴に会いに行った時。
兄貴とあたしはいっぱいいっぱいはしゃぎながら、あれこれ話した。
本当はそんなに長時間会話する体力もなかったのに。
付き添いをずっとしてた兄貴の恋人は、
「妹さんのこと、いつも自慢げに楽しそうに話してたんだよ。
こんなにいっぱい話して・・・会うの、すごく嬉しかったんだね」
そう言ってくれた。
兄貴はとても賢いひとだったので、自分の病気、余命のこと
すでに知ってて、2人きりのとき。
「自分はいなかったと思ってくれ」って言われた。
その時の震える兄貴の手を、声を、あたしは絶対忘れない。
辛い時、いつも最後の一瞬まで闘病した、尊敬する兄貴を思い出して、
自分に喝を入れてます。
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