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俺的にファンタジーな夜

517 名前: おさかなくわえた名無しさん 投稿日: 2009/05/08(金) 09:17:04

お食事中、お食事前の方は読み飛ばし推奨。

去年の年末に満員の急行電車で都心から帰宅する途中。
シルバーシートに座ってた品の良さそうなお婆さんが急に吐いてしまった。
それまでぎゅうぎゅう詰めだったのが嘘のように人が離れて、
お婆さんだけがそこに残された。


茶髪の兄ちゃんとかが「マジかよ!」「くっせー!」とか騒いでいて、
お婆さんは拝むようにして頭を下げてた。


俺は網棚にあった新聞を取って、床の吐しゃ物の上に重ねて広げて足で掃除を始めた。
ついでに手持ちの荷物を1つにまとめて空いたビニール袋を
「まだ気持ち悪かったら、コレに」とお婆さんに差し出した。


やっぱり、まだ落ち着いてなかったのか、お婆さんがゲーゲーしてる前で床の掃除を続けてると、
さっき騒いでいた茶髪の兄ちゃん達が新しい新聞を広げて手伝ってくれた。


次の停車駅で降りるお婆さんをエレベータまで送るついでに新聞紙をまとめて駅のゴミ箱に。
(すまん、本当はゴミ箱じゃなくて空きカン入れだったと思う。最近ホームにゴミ箱ないんだよね)
当然ひと手間掛かるので電車の発車には間に合わないと思ったんだけど、
振り返るとまだ発車してなかった。


俺が乗ったのは電車の最後尾だったんだけど、ホームに立つ車掌さんと目があって理解した。
(全部見てて、俺の事待っててくれたのかな)


急いで飛び乗ったら、同じ車両の人達がなんと拍手で迎えてくれた。

空気の入れ替えの為にみんなで窓を少し開けていると、車内アナウンスが

「先ほど車内で急病のお客様がおられた為、遅れて発車しております。云々」

再び皆で拍手(車掌さんGJという事で)

萌え系な女の子とか出てこないけど、俺的にはファンタジーな夜でした。