以前付き合っていた人と知り合いの結婚式などでばったり会う事は意外に多いのではないでしょうか。
その時の自分の状況によっては、そこからモトサヤにもどったり、大げんかしたり、その日一日だけ恋人に戻ったり色々なドラマが展開されているのをよく見かけますね。
「以前付き合っていた」
という事実が、結婚式という場を借りて良くも悪くも気持ちが高ぶるのだと思います。
今回紹介するのは、
とても痛い、そしてどこにでもありそうな、泣けるオハナシ。
というか非常に似た案件を身近で見かけたので…
最初にお断りしておくが、これは冗長な自分語りである。あまり面白くないと思う。
共通の知人の結婚式で、前に付き合っていた女性に会った。もう数年前のことだ。
私たちは大学の同期生で、お互いが初めて付き合う相手だった。二十歳から付き合い始め、20代の大部分を二人で過ごした。同棲していた期間も長かった。20代の終わり、彼女が突然別れを切り出し、部屋を出て行った。会うのはそれ以来だった。
彼女は美人ではない。ファッションに力を注ぐタイプでもない。しかし彼女は、なんというか、非常に素敵になっていたのだ。その時だって別に美人ではなかったが、彼女を綺麗だという人がいても私は全く驚かない。付き合っているときはあんなにもっさりしていたのに。
私にはその時点で、特定の恋人がいなかった。それで思ったのだ。彼女とは趣味が合うことも分かっているし、一度は別れたが共に積み重ねた10年からの歴史があるわけで、もう一回付き合ってみてもいいんじゃないか、と。もしも彼女に彼氏がいたとしても、そいつには私の何分の一かの歴史しかない。しかも私は転職に大成功を収め、今や彼女と付き合っていた頃の3倍の収入を得ている。勝ち目はある筈だ。
ああ、なんだかヤな男ですね。まあでも当事者は男女共にみんなこんなもの、こんな思考なのかもしれません。
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