838:おさかなくわえた名無しさん:2013/06/11(火) 22:00:34
身ばれ覚悟で。
私がした武勇伝ではないけども。
自分は20代。
父母は中学のときに離婚で、どっちにもついてかなくて祖父母に育ててもらってきた。
そんで今はじいちゃんの仕事を継いで、昔の時計とかラジオとかを修理する店で働いている。
修理してほしいと持込みされた品は今まで押入れだったり、
蔵に放置されていたものだったりするのでたいていホコリや油、土まみれ。
修理が終わるころには手も顔もズボンも作業エプロンも真っ黒になるほど。
で、あるとき若い男性が
亡くなったじーさん家の倉庫から沢山貴重な時計やら蓄音機やら発掘したので直してほしいと来た。
私が見ても結構な貴重品たちで、修理代はちと値が張るが、
昔のものは何度でもきちんと動くように設計されているから、お任せ下さいと仕事を受けた。
そのときの男性は、「動くようになって帰ってくるんだー!!楽しみ!!」ってキラキラしていた。
4日後に修理完了の電話をし、引き取りに着てもらった時には
なにやらお綺麗な彼女さんを連れていらっしゃった。
小さな店に20代の若い方が来ること自体珍しいのでちょっと緊張して挨拶をしたら
私を見るなり彼女さんが小声で
「・・・わっ・・・なに・・・きたないカッコ・・・いやだぁ・・・」
と。
< 続きます >