291:名無しの心子知らず:2009/08/14(金) 14:29:16
友人から聞いたちょっといい話。ちと長い。
友人の子は6才と3才。
キャンプ中、キャンプ場の隣にある温泉に入りに行った帰り、
時間的にもう下の子は眠いかな…と思っておんぶをしたそう。
その様子を上の子がじっと見ていた。
ただ、じいっと見て、何も言わないでいた。
それを見て友人ははっとしたそうだ。
下の子をおぶるとき、いつもこんな顔していただろうか。
遠出してキャンプといういつもと違う環境なので、
普段は何となく見ていた上の子の顔が違って見えるだけだろうか。
下の子が昼寝中は上の子と一対一で遊ぶ様にしたり…
と気をつけていたけど、足りなかったんだろうか…
いや、そんなことはどうでも良いんだ、
私には、今、この子に掛けるべき言葉があるはず…
「あのね、下の子ちゃん、思ったより元気で歩くみたい。
今日は、上の子ちゃんをおんぶしようか?」
そういった友人の言葉に、上の子は、
なんとも言えない嬉しそうな顔をしたそうだ。
よく考えたら、上の子のおんぶは
下の子が生まれて以来なので、3年ぶり位だったらしい。
292:名無しの心子知らず:2009/08/14(金) 14:31:19
続いてしまった…
そうして少し歩いていたら、上の子が耳元でそっと言った。
「おかあさん、ありがとう。あのね、あそこの花壇まで行ったら、
下の子ちゃんをおんぶしてあげてね…」
友人は胸がぎゅっとなった。
「いいんだよ。下の子ちゃんはパパと元気に歩いているよ。
今日は、テントまで、上の子ちゃんがおんぶの番ね」
それを聞いて、上の子は、友人の背中をぎゅっと抱きしめた。
友人が「6歳児は、思ってたより、ずっと軽かったよ…」
と言っていたのがとても印象的だった。
うちは1人しかいないんでけっこう「もう6才」と思いがちだけど、
6歳児はまだまだ子供だってこと、忘れない様にしようと思う。