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管理人ayu

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【映画】ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー:任天堂監修による完璧な再現度が素晴らしい娯楽大作

ゲーム,映画・ドラママリオ

世界興収1000億円の桁違いなヒットと聞いてまったく期待せず観てみました。
任天堂、そして宮本茂御大が関わっているのが伺える、
原作ゲームのルールに則っている設定とキャラクターデザイン、そしてなにより観ているだけで楽しくなる、超絶クオリティの作り込まれた世界に驚きました。

以下、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」のネタバレなし感想など書いてみました。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー:あらすじ

ニューヨーク・ブルックリンで配管工を営む双子の兄弟マリオとルイージは、水道管の修理をしていたところ、謎のパイプを通って、不思議な世界へ迷い込んでしまう。その道中、ルイージと離ればなれになってしまったマリオ。彼が辿り着いたのは「キノコ王国」だった。キノコ王国の住人であるキノピオの助けを借り、強い意思をもつ「キノコ王国」の統治者・ピーチ姫から訓練を受けたマリオは、やがて自らの力を発揮していく。一方、ルイージが辿り着いたのは、カメ族の大魔王・クッパが支配している「闇の国」。マリオは、囚われの身となったルイージを救出すべく、壮大な冒険へと身を投じていく。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー:解説

世界的人気の任天堂のアクションゲーム「スーパーマリオ」シリーズを、「怪盗グルー」「ミニオンズ」「SING シング」シリーズなどのヒット作を手がけるイルミネーション・スタジオと任天堂が共同でアニメーション映画化。イルミネーション創業者で「怪盗グルー」シリーズなどを送り出してきたプロデューサーのクリス・メレダンドリと、マリオの生みの親でもある任天堂の宮本茂が製作に名を連ねる。

ニューヨークで配管工を営む双子の兄弟マリオとルイージが、謎の土管を通じて魔法に満ちた世界に迷い込む。はなればなれになってしまった兄弟は、絆の力で世界の危機に立ち向かう。マリオとルイージに加え、ピーチ姫、クッパ、キノピオ、ドンキーコング、ヨッシーなど原作ゲームシリーズでおなじみのキャラクターが多数登場する。

監督は「ティーン・タイタンズGO! トゥ・ザ・ムービー」でタッグを組んだアーロン・ホーバスとマイケル・ジェレニック、脚本は「ミニオンズ フィーバー」のマシュー・フォーゲル。オリジナル版の声の出演には、マリオにクリス・プラット、ピーチ姫にアニヤ・テイラー=ジョイ、ルイージにチャーリー・デイ、クッパにジャック・ブラックら。日本語版ではマリオを宮野真守、ピーチ姫を志田有彩、ルイージを畠中祐、クッパを三宅健太、キノピオを関智一が務める。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー:キャスト・スタッフ

キャスト

クリス・プラット(マリオ)
アニヤ・テイラー=ジョイ(ピーチ姫)
チャーリー・デイ(ルイージ)
ジャック・ブラック(クッパ)
キーガン=マイケル・キー(キノピオ)
セス・ローゲン(ドンキーコング)
フレッド・アーミセン(クランキーコング)
ケビン・マイケル・リチャードソン(カメック)
セバスティアン・マニスカルコ(ブラッキー)
宮野真守(マリオ)
志田有彩(ピーチ姫)
畠中祐(ルイージ)
三宅健太(クッパ)
関智一(キノピオ)

スタッフ

監督:アーロン・ホーバス、マイケル・ジェレニック
製作:クリス・メレダンドリ、宮本茂
脚本:マシュー・フォーゲル
音楽:ブライアン・タイラー

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー:予告編・公式サイト

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー:ネタバレなし感想

※ストーリーの結末などのネタバレはありません。構成やキャラクターについては若干のネタバレあります。

nintendoワールドが違和感なくきれいに収まっているのが本当に凄いです。あの世界に実際に入ったような感動がありました。ずっと観ていたいやつです。

宮本茂御大のインタビューにもあるとおり、

「ゲームを作っている立場から、知っている情報をできるだけ提供しよう、それ以外の制作については口を出さない」という形で任天堂陣は関わっていたらしく、それも納得のキャラクターの動きでした。物語の根幹の部分はミニオンズなどで有名なイルミネーションが制作、任天堂チームは監修、というバランスだったようです。足かけ6年!相当な苦労があったのだと思います。

マリオがキノコ嫌い、という設定は元々あったのでしょうか。キノコを食べてパワーアップするシークエンスもよく出来ていたと思います。

誰もが夢見たマリオとドンキーコングの共演、お調子者の感じがちゃんと出てて良かったです。


横スクロールのシーンもゲームをプレイしているかのような違和感の無さ。

土管に入ったときの効果音、空中に浮かんだレンガをジャンプで渡るときの怖さ、トライ・アンド・エラーでクリアしたときの嬉しさ、など「マリオプレイあるある」をこれでもかとつぎ込んでいます。地下シーンのBGMや、マリオ3のたぬきマリオのカワイイBGMまで必然的に挿入してくるあたり、嬉しくなるのを通り越して感動してしまいました。

そして、まさかのマリオカートまで完全再現してるとは思わず、胸熱の連続でした。
マリオカートの再現度は、とってつけたようなカーチェイスではなく、ストーリーとして意味のある構成になっているのが本当に凄いです。


個人的には原作ゲームで車をカスタマイズするシーンが特に感動でした。コングもピーチもキノピオも、それぞれ自分でカスタマイズしてそれっぽい車種をちゃんと選択(決定はAボタン!)しているあたり、「ただゲームをアニメに落とし込みました」的な数多のしょうもない作品とは一線を画しています。

実際に車が走り出してもマリオカートそのもの。ちゃんと細かくドリフトしたり、バナナや甲羅を投げたり、コース外にショートカットしたり、「これはマリカーだ」と一度でもプレイした人は過去のゲームプレイを思い出すはず。それでいて、キャラクターの所作やマシンの挙動はもちろん、ストーリーテリングにまったく不自然な部分がないのです。

かつて絶賛されていたレディ・プレイヤー1、シュガー・ラッシュ、フリーガイなど「ゲーム再現系作品」を完全に過去のものにしてしまっています。

みんなが望んでいたマリオの世界!シンプルで王道なストーリー、文句なしに誰が観ても面白いエンタメ作品に仕上がっていました。これは日本でも爆発的にヒットするのは間違いないと思います。

その他のゲーム再現系作品

レディ・プレイヤー1

VRゴーグルをかけてゲームの世界に入る体験を映画で。前述した、いわゆるゲームを元にしたような作品は大体つまらなかったのですが、レディプレイヤーワンあたりからCGクオリティと作品のバランスが合ってきた印象があります。

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シュガー・ラッシュ

レディ・プレイヤー1よりも前の作品。「これまんまマリオカートじゃない!」と思った人は多かったと思います(そういえばクッパ出てましたね)作品としてそれなりに面白かった記憶があります(あまり覚えていない)

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フリー・ガイ

あのオープンワールドゲームのNPCモブキャラに人格があったら、という設定が素晴らしい、「フリー・ガイ」作品としての面白さも抜群でした。

余談:マリオのデビューはドンキーコング

実に1981年、アーケードゲームとしてスーパーヒット作となった「ドンキーコング」。映画「キングコング」オマージュのゲームだったのですが、連れ去られたヒロインをコングから助ける配管工が後のマリオとなるのは意外と知られていないことだと思います。

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ハムスター
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「16×16のドットでキャラクターを表現しなくてはいけない」ため、あの帽子にひげにオーバーオールの姿は必然的に生まれたといいます。マリオというキャラクターは、実はいくつもの奇跡の上に成り立っているのかもしれませんね。