【ゲーム】ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム が面白すぎる件
この数ヶ月、ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム(=ティアキン)にどっぷり浸かっておりました。こんなに集中してゲームをしたのは久しぶりです。
前作ブレスオブザワイルド(=ブレワイ)はとっても面白かったです。実に6年前の作品なのですが、ティアキンの発表を聞いて「流石にあれを超えるのは無理なんではないか」と誰しもが思ったのではないかと思います。それくらい前作ブレワイは完成されていました。
しかしティアキンは予想を遥かに超える面白さでした。殿堂入り確定です。
今すぐswitch本体と一緒に買うべきです!
終わりたくなくて沢山回り道をしていましたが、トータル250時間ものプレイ時間を経てようやく一旦クリアしましたので、プレイ後の感想、プレイ前に知っておいたほうが良いこと、ゼルダを深掘りする情報などを書いてみようと思います。
前作を遥かに超えるスケール
ティアーズオブザキングダムは、(色々あって)空島と呼ばれる空中に浮かんだ島からスタートします。そこでチュートリアルをこなしていくうちに、「あれ?これはとんでもない作品なのではないか」と誰しもが思うはずです。この段階でこんなに盛りだくさんなんて!
そしてようやく地上に降りたとき、「これはものすごいスケールなのでは…」と怯え、(色々あって)さらに地下に降りた瞬間、
「もう無理!信じられない位広い!」
と恐ろしくなりました。単純に3倍のフィールド…
公式に
「『お客さまが“できるかな?”と試したことがちゃんとできるか』を大事にしています」
とあるように、「スケール増大+なんでもできる」が本当にすごいのです。
完璧なゲームバランス
マップの広さ、アクションと謎解きの難易度、自由度、ストーリーテリング、そのバランスが完璧です。
緻密に計算され、配置された全てのオブジェクトがゼルダの世界のリアリティを持ってそこに存在しています。ゲームというメディアは遊ぶ人をとても選ぶものだと思います。特に海外ゲームは不親切、高難易度、な作品が多く、続けるハードルが高いものが多いですが、そこは流石の任天堂。ほぼバグは見当たらず、難しい部分は「チュートリアル」と称してユーザーに慣れさせるなど、随所に尋常じゃない細かな工夫が凝らされており、そのおもてなしに一々感動してしまいます。
続編であることの意義と素晴らしいストーリー
ただ前作と同じマップを再利用した、「また箱庭用意したので遊んでね」といったものではなく、ストーリー的にも「5~6年を経てあの場所に帰ってきた」演出が本当に素晴らしいです。あのNPCキャラクターは今どうしているだろう、とマップの端っこへ足を伸ばしたり、前にあった建物がなくなっててその住人に想いを馳せたり。
そしてストーリー。ストーリーが二の次になりがちなオープンワールドゲームにおいて、前作ありきの設定のお陰でより深みを増し、推進力があり、没入させるストーリー展開も素晴らしいです。ネタバレは避けますが、ゼルダ姫を探すうちに愛おしくすらなっていました。
ジブリ感たっぷりの、作り込まれた驚異の世界で無限に遊べる
ファミコン版ゼルダの伝説から前作から脈々と受け継がれている世界観はそのままに、往年のジブリ作品の影響をてらいなくふんだんに盛り込んでいて我々には大変親しみやすいです。
今回の空島や遺跡は、まんまラピュタ風とも言えますし、ナウシカやもののけ姫やカリオストロの城を彷彿とさせる場面が沢山でてきて、一々元ネタを探したくなります。
ひとたび歩きだしたら、世界に没入させるつくり。そしてあたりを見回せば、そこに行ってみたくなるように出来ている計算されつくされたオブジェクト配置はとても美しいです。
オープンワールドゲームというと、「何をしてもいい」ということが挙げられます。
ドラクエやFFなどのいわゆるRPGとは違い、オープニングが終わると広大なマップにプレイヤーは放り出されます。そこからは基本何をしてもよいのがオープンワールドのの醍醐味です。
今作から盛り込まれた機能「ウルトラハンド」「スクラビルド」これらがとてつもなく遊びを広げています。
↑扇風機を板にくっつけて、こんなドローンのようなもので空を飛ぶことも簡単。
強い敵から採取した角を剣にくっつけると、攻撃力が増すだけでなく、
落ちている石をくっつけて鉱石を採取する道具にしたり、
盾にロケットをくっつけて空高くジャンプしたり、
板をつなぎ合わせて川を渡ったり、
炎の実を矢につけて放てば枯れ木は燃え、電気の実を水に放てば泳いでる魚は感電して浮きます。作れるモノは無限です。
そして、ゼルダの世界の法則の中で全てのものには重さがあるかのように動くのです。
この驚異的な物理演算システムを成立させることがどれほど大変だったのか、想像を絶するばかりですが、何をしてもちゃんと想像通りに物体が動く、なんでもできる仕組みが実装されているせいで、今では若干落ち着いたものの、発売して以降毎日のように新しい遊び方や発見がSNSやブログで発信されているちょっと異常な状況になっています。
など、制作者が意図していないものもあるのではないかと思われる、本当に自由な世界が形成されているのです。
(続きます)
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