映画『ビニールハウス』のあらすじ・キャスト・見どころを紹介。貧困と孤独を描く韓国発サスペンス

ビニールハウス:ネタバレなし感想
半地下はまだマシ~という煽り文句は言い過ぎ感が否めませんが、見応えのある社会派サスペンスでした。
行間たっぷりの脚本が鬱々とした空気感をより増長しており、ことごとく裏目に出る主人公の選択は、見ていて辛かったです。
後半の強引な展開のいくつかがリアリティを削いでいて少し残念でした。
ビニールハウス:作品詳細
製作年:2022年 公開日:2024年3月15日 製作国:韓国 上映時間:100分 ジャンル:サスペンス/ヒューマンドラマ 配給:ミモザフィルムズ
ビニールハウス:予告
ビニールハウス:キャスト・スタッフ
- キム・ソヒョン(ムンジョン)
- ヤン・ジェソン(テガン)
- シン・ヨンスク(ファオク)
- ウォン・ミウォン(チュンファ)
- アン・ソヨ(スンナム)
- 監督・脚本・編集:イ・ソルヒ
- 撮影:ヒョン・バウ
- 音楽:キム・ヒョンド
ビニールハウス:あらすじ
貧困のため農業用ビニールハウスで暮らすムンジョンは、少年院にいる息子と再び新居で暮らすことを夢見ている。その資金を稼ぐため、盲目の老人テガンと認知症の妻ファオクの訪問介護士として働いていた。
ある日、ファオクが風呂場で突然暴れ出し、ムンジョンと揉み合う中で後頭部を床に打ちつけて命を落としてしまう。動揺したムンジョンは、息子との未来を守るため、自身の母親をファオクの身代わりに仕立てる。
しかし、の咄嗟の選択がさらなる悲劇を呼び寄せていく――。
ビニールハウス:解説
『ビニールハウス』は、イ・ソルヒ監督が自身の家族体験から着想を得て描いたオリジナル脚本の社会派サスペンス。
主演は『SKYキャッスル』などで知られるキム・ソヒョン。ムンジョン役で第59回大鐘賞映画祭ほか韓国主要映画賞の主演女優賞を総なめにし、社会の片隅で生きる女性の苦悩と葛藤を圧倒的な存在感で体現した。
監督は29歳の新鋭で、釜山国際映画祭で3冠を達成し、韓国映画界に鮮烈なデビューを飾った。
現代韓国が抱える貧困・孤独・介護・認知症といった社会問題を、サスペンスフルかつリアルに描写。観客に「自分も他人事ではいられない」と突きつける、重厚な人間ドラマである。
ビニールハウス:関連サイト
- 公式サイト:https://mimosafilms.com/vinylhouse/aboutthemovie.html
- Filmarks:https://filmarks.com/movies/112086
- 映画.com:https://eiga.com/movie/101037/
- JustWatch:https://www.justwatch.com/jp/%E6%98%A0%E7%94%BB/greenhouse
- IMDb.com:https://www.imdb.com/title/tt22489882/
- 『ビニールハウス』主演キム・ソヒョン×イ・ソルヒ監督。「この映画には現在を生きる私たちの姿がある」 | CINRA https://www.cinra.net/article/202403-vinylhouse_gtmnm
- 「半地下はまだマシ」宣伝文句に偽りなし…衝撃の結末とは? 映画『ビニールハウス』徹底考察&評価。忖度なしガチレビュー | 映画チャンネル https://eigachannel.jp/movie/vinylhouse/review/
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