映画『ボイリング・ポイント/沸騰』のあらすじ・キャスト・見どころを紹介。全編ワンカットの臨場感が話題

全編ワンカットで描かれる95分間の緊張と混乱。ロンドンのレストランを舞台に、料理長とスタッフ、客たちの人間ドラマがリアルタイムで交錯する英国発サスペンス。
あらすじ・キャスト・見どころも紹介します。
ボイリング・ポイント/沸騰:ネタバレなし感想
アドレセンスが話題のフィリップ・バランティーニ監督作。
傑作ドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」(the bear)の神エピソード(S1E7)を彷彿とさせる、
驚異の90分間ワンカット撮影で繰り広げられるカオスなレストラン描写が大変リアルでした。
遅刻者続出、因縁つけてくる客、嫌われているオーナー、病んでるスタッフ、そしてダメすぎる主人公シェフ…
高級レストランでの「まったく上手くいかない」人間模様と同時多発的に様々な問題が勃発する出来事が、もの凄い緊張感と没入感で描かれており、観ているこちらが苦しくなるほどでした。
こんな職場嫌すぎるww
ワンカット撮影だけが取りざたされている部分もありますが、群像劇としても、映画ならではの演出が効いたサスペンスとしても、価値ある一作でした。
ボイリング・ポイント/沸騰:作品詳細
製作年:2021年 公開日:2023年7月7日 製作国:イギリス
上映時間:94分 ジャンル:サスペンス/ヒューマンドラマ 配給:セテラ・インターナショナル
ボイリング・ポイント/沸騰:予告
ボイリング・ポイント/沸騰:キャスト・スタッフ
- スティーヴン・グレアム(アンディ・ジョーンズ/料理長)
- ヴィネット・ロビンソン(カーリー/副料理長)
- レイ・パンサキ(フリーマン/スーシェフ)
- ジェイソン・フレミング(アリステア・スカイ/有名シェフ)
- ハンナ・ウォルターズ(エミリー/フロアマネージャー)
- マラヤ・スターン・タケダ(ベス/パティシエ)
- スティーヴン・マクリントック(ジェイミー/キッチンスタッフ)
- ローリー・ウィルソン(ジェームズ/ソムリエ)
- 監督・脚本:フィリップ・バランティーニ
- 脚本:ジェームズ・カミングス
- 製作:バート・マーカス、ヒュー・スピアーズ、フィリップ・バランティーニ
- 撮影:マシュー・ルイス
- 音楽:アレックス・バロン
- 編集:アレックス・ファウンテン
ボイリング・ポイント/沸騰:あらすじ
ロンドンの人気レストラン。クリスマス直前の金曜日、料理長アンディはスタッフ不足や予約のトラブル、衛生検査官の抜き打ちチェック、VIPゲストの来店など、次々と押し寄せる難題に追われていた。
厨房とフロアが混乱するなか、スタッフ同士の衝突や個々の悩みも噴出し、アンディ自身も家庭問題やプレッシャーに苦しむ。
全編ワンカットで描かれるリアルな現場の緊張感の中、限界寸前のスタッフたちは、それぞれの想いを胸に“沸騰”していく。果たしてこの夜を無事に乗り切ることができるのか――。
ボイリング・ポイント/沸騰:解説
『ボイリング・ポイント/沸騰』は、全編ワンカット撮影で話題を呼んだレストラン・サスペンス。
監督は元シェフの経歴を持つフィリップ・バランティーニ。主演は『アイリッシュマン』『スナッチ』などで知られるスティーヴン・グレアム。
リアルタイムで進行する一夜の物語を通じて、厨房とフロアの緊張感、スタッフの人間関係、現代社会の多様性や格差、労働環境の過酷さが生々しく描かれる。
イギリス・インディペンデント映画賞(BIFA)で作品賞・監督賞・主演男優賞など4冠を獲得し、英国アカデミー賞(BAFTA)でも主要部門にノミネート。
ワンカットの臨場感と俳優陣の即興演技が高く評価され、レストラン業界の裏側や人間ドラマを描く傑作として世界中で話題となった。
ボイリング・ポイント/沸騰:関連サイト
- 公式サイト:https://www.cetera.co.jp/boilingpoint/
- Filmarks:https://filmarks.com/movies/99904
- 映画.com:https://eiga.com/movie/96822/
- JustWatch:https://www.justwatch.com/jp/%E6%98%A0%E7%94%BB/boiling-point
- IMDb.com:https://www.imdb.com/title/tt11127680/
- 驚異の90分間ワンショットに世界が絶賛! いかにして緊迫感溢れる作品づくりは成功したのか!? 映画『ボイリング・ポイント/沸騰』インタビュー特別映像公開 – otocoto:https://otocoto.jp/news/boilingpoint_0628/
- 『ボイリング・ポイント/沸騰』フィリップ・バランティーニ監督 ワンショット映画を成功させた経験と決断【Director’s Interview Vol.223】|CINEMORE:https://cinemore.jp/jp/news-feature/2559/article_p1.html
ボイリング・ポイント/沸騰:配信
当サイト関連
ボイリング・ポイント/沸騰:SNSでの主なユーザーレビュー
「怒号とパニックが飛び交う厨房の息詰まる一夜、その場に居合わせているような臨場感。主演のスティーヴン・グレアムは、スタッフそれぞれの想いにも寄り添い、観る者に緊張と共感を残します。90分ワンショットのため息も抜けない展開と没入感は抜群。」
「この映画、一発勝負の気合に満ち満ちている。即興演技が自然過ぎて誰が主役でもおかしくない。飲食業で働いたことがある人なら各キャラクターの焦りや気配りの“温度”が身に染みる。俳優陣に拍手。」
「ただただ息苦しい。人間関係、社会構造、見栄と責任…厨房という“小社会”で噴き出すすべてがカメラに焼き付く。こんな現場なら倒れるのも分かる…90分息つかせぬ説得力。」
「全体のトラブルが一夜でまとめて襲来し、現場のリアルな混沌にも最後までカメラが密着。どのキャラにもドラマがあり、誰に肩入れするかで感想も変わりそう。脚本・演出・演技全てが生々しい。」
「観る者に選択肢と余韻を残すラストまで、圧巻。特別な映画体験。レストランで仕事をするという現実をここまで体感できる作品はほとんどない。」
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