映画『ミッドサマー』のあらすじ・キャスト・見どころを紹介。アリ・アスター監督によるカルトホラーの傑作

スウェーデンの夏至祭に参加した若者たちが、異様な共同体の儀式に巻き込まれていく――。美しい映像と不穏な恐怖が交錯するアリ・アスター監督のカルトホラー。
あらすじ・キャスト・見どころも紹介します。
ミッドサマー:ネタバレなし感想
男女5人で宗教の儀式を体験する旅行っていう、もはやフラグしか立ってない設定がワクワクさせますね。

僕の大好物の「若者調子こき映画」を撮らせたら右に出るものがいないイーライ・ロス監督の「ホステル」「グリーン・デスティニー」みたいな映画だったらいいなあと思ってたんですが、ベクトルは違うものの、同じくらいの破壊力を持った作品でした。
断れない状況って怖い!同調圧力って本当にいやだなあ、と思うこと必至の、怒涛の儀式シーンは、今まであまり観たことのない、背景からなにからグワングワン動く演出とグルグル動く音響のサラウンド効果で必見です。
アトロクでの監督インタビューでの名言「肉体は無条件で僕たちを裏切る」を文字通り映像化していて戦慄しました。

つまるところ、サイコスリラーでもホラーでもなかった、という印象でした。
やたらグロが!エロが!の部分が話題ですが、この程度の描写がダメだとか言ってると沢山の良作を逃すことになるよなあと思います。

登場する全てのセットや小道具やカメラワークに意味があるらしく、何度観ても(何度も観たくないけど)楽しめそうです。
宗教の同調圧力てやっぱり怖いよな、とか、
白夜は人をおかしくしてしまうのだろうか、とか、
断れきれない状況ってあるよな、とか、
誰しも他に依存する状況ってあるよな、とか、
物語の根幹となる例の祭は一体なんのためにやってるんだろう?という問題は今ひとつ消化できていない(そもそも宗教の儀式にそんなものはないのかもしれませんが)ものの、パラサイトとは違った意味で、自分に置き換えて考えてしまう、素晴らしい作品でした。
アリアスター監督には是非この調子で突き抜けた作品を作り続けて欲しいし、このなんとも変な映画(褒め言葉)を配給したA24の功績は素晴らしいです。他作品を掘っていこうかなw
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ミッドサマー:作品詳細
製作年:2019年 公開日:2020年7月3日(日本) 製作国:アメリカ 上映時間:147分 ジャンル:ホラー/ドラマ 配給:パルコ
ミッドサマー:予告
ミッドサマー:キャスト・スタッフ
- フローレンス・ピュー(ダニー・アーウィン)
- ジャック・レイナー(クリスチャン・ハッチャー)
- ウィル・ポールター(マーク)
- ウィリアム・ジャクソン・ハーパー(ジョシュ)
- ヴィッキー・クリープス(ペレ)
- イザベル・グラール(シグルン)
- エリー・グリフィス(カーニ)
- オルガ・ブルーム(ヘレナ)
- 監督・脚本:アリ・アスター
- 製作:パトリック・クローリー、アンドリュー・D・カッチャー、アリ・アスター
- 撮影:パウロ・バラッツ
- 編集:ルイーズ・フォークナー
- 音楽:ボビー・クルーソー
- 配給:パルコ
ミッドサマー:あらすじ
恋人クリスチャンと共に、スウェーデンの田舎で開催される謎めいた夏至祭に参加したダニー。美しい自然と伝統的な儀式の中、次第に彼女たちは異様な共同体の秘密に巻き込まれていく。狂気と悲劇が交錯する中、ダニーは自らの過去と向き合い、運命に翻弄されていく――。
ミッドサマー:解説
『ミッドサマー』は、アリ・アスター監督による2019年のホラー映画で、スウェーデンの夏至祭を舞台にした異様なカルト集団の物語を描く。主演のフローレンス・ピューが繊細かつ強烈な演技を披露し、美しい映像美と不穏な雰囲気、心理的恐怖が高く評価された。映画は伝統と狂気、喪失と再生をテーマにし、観る者に深い衝撃を与える。第75回ゴールデングローブ賞で主演女優賞にノミネートされ、カルトホラーの新たな金字塔として世界的に話題となった。
ミッドサマー:宇多丸映画評
宇多丸さんの映画評が素晴らしいです。
ミッドサマー:関連サイト
- 公式サイト:https://midsommar.jp/
- Filmarks:https://filmarks.com/movies/83342
- 映画.com:https://eiga.com/movie/91493/
- JustWatch:https://www.justwatch.com/jp/%E6%98%A0%E7%94%BB/mitsudosama
- IMDb.com:https://www.imdb.com/title/tt8772262/
ミッドサマー:配信
フローレンス・ピュー:関連
ミッドサマーやマーベル作品にも出演して、結構アバンギャルドなイメージのフローレンス・ピューさん のまっすぐな演技が素晴らしい「We Live in Time この時を生きて」は名作です。
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