映画『ラストマイル』は物流現場を舞台にした連続爆破事件を描く社会派サスペンス。キャスト・あらすじ・配信情報を徹底解説

映画『ラストマイル』は、物流業界を舞台にブラックフライデー前夜に発生した連続爆破事件と、その裏で交錯する人間模様を描いたノンストップサスペンス。豪華キャストによる濃密な人間ドラマや社会的テーマ、緊張感あふれるストーリー・映像美を解説。
あらすじ・キャスト・感想・評価もまとめてご紹介します。
ラストマイル:ネタバレなし感想
予想に反して、物流業界を前面にフィーチャーしたお仕事ムービー系サスペンスでした。
流石の野木亜紀子脚本、業界に一石を投じるかのような社会性を組み込みながらも、エンタメ性をしっかりと担保したミステリーになっていて、楽しく鑑賞しました。
犯人像のチープさは御愛嬌、複雑なEC物流の仕組みを端的に説明しながらも、それをミステリーに昇華する手腕は素晴らしかったです。
ただ、ドラマからの大御所出演の大サービスは不要ではと思いました。主役級の役者さんが台詞一言だけ。これを「すごい」と感じるか「いらなくない?」と感じるかは人それぞれなのでしょうか…w
あと、みんな褒めてる満島ひかりさんの演技が、僕はのれませんでした…
ラストマイル 予告:
ラストマイル:あらすじ
世界最大のショッピングサイト「DAILY FAST」の日本支社にある巨大物流倉庫、西武蔵野ロジスティクスセンターを舞台に始まります。11月のブラックフライデー前夜、ここから発送された複数の段ボール箱が次々と爆発する事件が発生し、現場は混乱に陥ります。急遽センター長に任命された舟渡エレナ(満島ひかり)は、チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)とともに、未曾有の事態の収拾に奔走します。
エレナたちは、爆発物がどのように物流システムに紛れ込んだのか、その手口を探る中で、派遣社員の女性が爆弾を仕込んだ可能性にたどり着きます。物流の稼働率を落とさずに配送を続けるという企業の厳しい方針と、安全確保の間で板挟みになるエレナの葛藤が描かれます。また、物流業界の過酷な労働環境や巨大システムの裏側に潜む問題も浮き彫りになっていきます。
ラストマイル:解説
テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の監督・塚原あゆ子と脚本家・野木亜紀子が再タッグを組み、両シリーズと同じ世界線で起きた連続爆破事件の行方を描いたサスペンス映画。
主人公・舟渡エレナを満島ひかり、梨本孔を岡田将生が演じ、事件に巻き込まれる関係者役で阿部サダヲとディーン・フジオカ、捜査を担当する刑事役で「アンナチュラル」の大倉孝二と「MIU404」の酒向芳が出演。さらに「アンナチュラル」から三澄ミコト役の石原さとみ、中堂系役の井浦新、久部六郎役の窪田正孝ら、「MIU404」から伊吹藍役の綾野剛、志摩一未役の星野源らが再結集する。主題歌も「アンナチュラル」「MIU404」に続き米津玄師が担当した。第48回日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞。
ラストマイル:関連サイト
- 公式サイト:https://last-mile-movie.jp
- 映画.com:https://eiga.com/movie/100881/
- Filmarks:https://filmarks.com/movies/113843
- 『ラストマイル』塚原あゆ子監督が語り尽くす 今後の“シェアード・ユニバース”の可能性は?|Real Sound|リアルサウンド 映画部 https://realsound.jp/movie/2024/10/post-1809193.html
- 満島ひかり「“大型新人”を自分の肩書きに、今までと違う筋力を使った」──映画『ラストマイル』 | GQ JAPAN https://www.gqjapan.jp/article/20240822-hikari-mitsushima-hype
- 岡田将生インタビュー『ラストマイル』 仕事の原動力は"怒り"と"ときめき" – 2ページ目 (4ページ中) – otocoto | こだわりの映画エンタメサイト https://otocoto.jp/interview/last-mile-movie0823/2/
ラストマイル:配信
野木亜紀子関連
ラストマイル:SNSでの主なユーザーレビュー
事件の序盤からラストまで一気に引き込まれる展開、満島ひかりや岡田将生らキャストのリアルな熱演に圧倒されました。物流現場の臨場感や、チームワークの描写もしっかり描かれている。複雑な人間模様と社会的な切り口、どちらも見どころ。
脚本の緻密さと演出のテンポの良さが印象的。働く現場の忙しなさや理不尽な状況のなかでも前向きに踏ん張る姿に共感しました。ラストまで社会的問題を随所に感じさせ、単なるミステリーを超えた満足感。
物流をテーマにした珍しい作品だが、犯罪サスペンスとしても良質。事件のスリルだけでなく、主人公たちの苦悩や人間関係の揺れ動きを細やかに描写していて、とても人間味がある。最終盤の伏線回収も秀逸。
緊迫感ある演出とキャストの演技の力で最後まで一気見。ブラックフライデーを背景にした社会現象の描き方が新鮮で、派手な事件の中にリアルな現場の温度感が伝わってくる。社会派サスペンス好きにもおすすめ。
働く人たちの現実や苦労を、サスペンスの中でしっかり見せてくれる映画。正義や責任、組織の矛盾などを現代的に浮き彫りにする脚本力、見終わったあとに色々考えさせられる内容。
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