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管理人ayu

福岡市在住。エンタメ、ラジオ、音楽、ガジェット好きです。2000年頃から長いことやってます。日々の暮らしを豊かにする何かを探しております。
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HOTWAX

日記

メンテナンス、といってもスプレーワックスをかけて終わり。って人がほとんどだと思います。
僕も数年前までそうでした。しかし、スプレーワックスは「しないよりはマシ」という程度。リフト2,3本で終わってしまいます。
雪山に来てやっとノッてきた。 と思ったらもう滑らない板なんてつまらないですよね?
特に春先の緩斜面。板が滑る人は何事ないですが、滑らない人は途中で板をはずさないといけない。あれはツラい。
滑りにものすごい差が出ます。


その理由は、WAXとは板に
「微粒子レベル」
で浸透して、初めて威力を発揮するものだからです。表面にWAXが残った状態で滑るなんて、
「雪上のゴミを拾うタダの板」です。
基本的に表面に残っているWAXは「ゴミ」だと考えてください。
というわけで、第一弾メンテナンス企画、「HOTWAX」のススメです。
HOTWAXとはSHOPなどで、アイロンでかける「すごそう」なワックスのことです。
これが結構簡単にできます。初期投資額も驚くほど少なくてすみます。
まず、驚くのは滑りが激変します。
あなたの上達度も10%、いや30%はUPすることでしょう。(笑)

まず、用意するものは家庭用アイロンです。
専用のアイロンは高価なので買いません。
次に、HOTWAX。雪の温度によって色々ありますが、最初は安いのをchoiceして下さい。(700円)スクレパー(500円)、ブラシ(1000円)はナイロンのものをとりあえず購入。
馬毛のもの、真鍮のものは必要であれば。(結構高い)後はファイバーペーパー(500円)と、クリーニングペーパー(なければティッシュでも可)と、WAXリムーバー(500円)。思ったより安くつきます。
WAXは高いものを1回塗るより、安いWAXを
10回塗ったほうがマシです。
塗る回数が多くなる程滑走面に深く染み込み、持ちも良くなります。

リムーバーで残っているWAXと汚れをとります。
スプレーをして、しばらくおきます。
完全に乾いてしまうとダメなので3分の1くらいずつやるとよいです。しばらく待つと汚れが浮いてくるのがわかります。
ここで焦ってはいけません。
浮いてくるまでふき取りたい気持ちを抑えましょう。

汚れが浮いてきたところですかさずクリーニングペーパーで拭き取ります。
ここで手を抜くと、その上にWAXを塗っても全く意味のないものになってしまいますので気合を入れて
その汚れが滑る度にゴミを拾ってしまうからです。

WAXを溶かして、板にたらします。
アイロンの温度は「絹」(110度くらい)を選んでください。
慣れてきたら、WAXの硬さによってアイロンの温度を調整して下さい。「WAXが流れ落ちるくらい」を目安に温度を調整しましょう。(低温用の硬いWAXの方が温度は高くなります。)

ファイバーペーパーを敷いてアイロンをかけます。
これを使うことにより、少ないWAXでよく伸ばすことができ、板がこげるのを防止します。かけ方は板がこげないように、同じところで止まらずに、WAXを伸ばします。
板に
「微粒子レベル」
で浸透させることが大切なので、それを念頭において薄く伸ばしていきましょう。

ファイバーペーパーがない、もしくはそんなお金がない!って人は直接アイロンをかけましょう。
板を焼かないようにより気をつけてください。板に
「微粒子レベルで」
・・・もうお分かりですね。

WAXを伸ばし終わったらしばらく置きます。しばらく、というのはWAXが浸透するまでです。1時間~1日おきましょう。
時間がなくても焦らずに。ここまでくると早くWAXをはがしたくてたまらない気持ちに苛まれます。
十分に浸透したら、スクレパーでWAXを剥がします。この作業が一番大変で、且つ重要です。「気合」で剥がしてください。
この作業で手を抜くと前述の
「ただのゴミを拾う板」
が出来上がります。
残ったWAXが滑るうちにどんどん雪上のゴミを拾っていくからです。
「気合」です。
あんまり気合が入りすぎると傷がつくんじゃないか?と心配する人がいますが、こんなに削っていいの?ってくらい削っ ていいと思います。 大げさに言うともう削れないよ?ってくらい。
WAXが残るくらいより、傷がついたほうがマシです。
大丈夫です、スクレパーくらいで、板は傷みません。

仕上げはブラシです。スクレパーで削り終えたら、そのWAXを滑走方向に削って溝を作ります。 
この作業で板の小さな溝(ストラクチャー)に詰まっている余分なWAXを取り除きます。 スクレパーで剥がすのに手を抜くと、ブラシでこする度にWAXの粉が出てきます。
あまり出てくるようであれば再度スクレパーでWAXを剥がしましょう。
この辺でだいたいイヤになってきます。「どうでもいい」なんて決して思わないこと。
この作業で完成です。
これを怠るとせっかくの苦労が報われません。僕はナイロンのブラシを使っていますが(予算の都合上)お金のある人は馬毛ブラシも買いましょう。
馬毛ブラシで仕上げです。これであなたの滑りもジャンプも激変するはず!!

日記

Posted by ayu