iPod touch 1.1.3をjailbreakして有料のアプリを無料で使う方法
今まで何度もiPod touchのjailbreak(脱獄)について書いてきましたが、質問コメントが後を絶ちません。そうこうしている間にiPod touchのヴァージョンが1.1.3になり、こともあろうにアップルがiPhoneアプリを有料化してきた為、何も知らないiPod touch購入者が更に2480円を支払うという事になってしまうわけです。うーん。
というわけで、以下の方の要望を満たすため、再度記事を書いてみようと思います。
・iPod touchを買ったので、jailbreakやってウハウハしたい
・iPod touchを是非買ってみたいが、自分でもjailbreakできるのだろうか
・jailbreakがなかなかうまくいかない。
・jailbreakしているが、エラーが出て先に進めない
・2480円払いたくない
では詳細は以下より
jailbreakの為の準備
準備、というかiPod touchでこの技を行う為に必須のものがあります。
それは、
1.Wi-Fi(無線LAN)環境
です。他には多分いらないと思います。無線LANの設定も初心者には十分敷居が高いとは思いますが、必須です。
iPod touchのヴァージョンの調査
まず、手持ちのiPodのヴァージョンを調べます。購入時期等、色々な理由でヴァージョンは違うはずです。
ホーム画面から設定→一般→情報
これであなたのヴァージョンがわかるはずです。今後の方向性が変わってきます。
1.1.1の方、おめでとうございます。そのままjailbreakへ進めます。
それ以外の方や、色々やってエラーが出てしまう方は1.1.1へ戻してあげる必要があります。
次に1.1.1へのダウングレード方法を書きます。
iPod touchを1.1.1へダウングレードする方法
簡単です。1.1.1の復元イメージをダウンロードします。後ほど1.1.2の復元イメージも必要になるので合わせてダウンロードしておきます。
■iPod touch ver1.1.1復元イメージ
■iPod touch ver1.1.2復元イメージ
次にUSBで接続します。iPodが認識されると表示される、「復元」ボタンをShiftキー(macの場合はoptionキー)を押しながらクリックします。
すると、復元イメージファイルの選択できますので、先ほどダウンロードしたイメージ（1.1.1のもの）を選択し、しばらく待ちます。すると、初期状態のiPod touchにリカバリします。
全てはここからです。この後、jailbreakという、iPod touchのブラウザsafariの脆弱性を利用を行う事ができるのです。これを通らないと、無料でメールアプリなどをインストールする事もできません。
※この方法でもダウングレードできない場合もあります。何故なのかはよくわからないのですが、僕は一旦試しにアップグレードした1.1.3がどうやってもダウングレードできませんでした。
以下の方法でやると僕のipodはうまく復元してくれました。
■iPod touch 1.1.3がダウングレードできるらしい(Post-itみたいな)
ちょっとコマンド入力が微妙ですがうまくいけば、1.1.1に復元できます。
Jailbreak（脱獄）方法
いよいよjailbreakです。しかし、簡単です。
wi-fiでiPod touchのsafariから
にアクセスします。アクセス過多でサーバが落ちている場合もありますので、繋がらなかったら暫く待ってから再度アクセスするといいです。アクセスに成功すると英語での注意文が現れます。読む必要はないので、一番下の、
Install AppSnapp
をクリックします。その後、なにやら作業中のパーセント表示が始まり、待つ事数分。safariが突然終了し、iPodが勝手に再起動します。
すると最初の変化が。
ホーム画面に、Installerというアイコンが増えています。これでjailbreak完了です。後はここから色々な動作を施すのです。
1.1.1→1.1.2
1.1.3の脱獄をする為には現状では1.1.2にアップグレードしてから行う必要があります。itunes上で1.1.3にアップグレードしてから脱獄するのではなく、脱獄済みの1.1.2のinstaller上で1.1.3へアップするという作業が必要になります。
というわけで、1.1.2にアップグレードします。
その前にフツーに1.1.2にアップグレードするだけでは脆弱性が改善された1.1.2になってしまいますので、その前にオマジナイ的なソフトウェアをインストールする必要があります。
installerから、
「System」カテゴリの中の「BSD Subsystem」
「Sources」カテゴリの中の「Community Sources」
「Tweak(1.1.1)」カテゴリの中の「OkToPrep」
をインストールしておきます。これだけです。
その後、USBでiPodを接続し（接続後、しつこく1.1.3へのアップグレードを促すメッセージが表示されますが、「インストールしない」を必ず選択して下さい）、iTunesのiPodのバージョン「更新」ボタンをShiftキー(macの場合はoptionキー)を押しながらクリックします。
先ほどの復元時と同様、イメージファイルの選択で、ダウンロード済みの1.1.2イメージを選択、しばらく待ちます。再起動をして同期が始まるはずです。これで完了です。
スムーズにいけば、時間にしてまだ15分程度しか経っていないはずです。
このあと、1.1.2をjailbreakするのです。下記サイトから
■1.1.2 jailbreak(conceited software)
1.1.2-jailbreak.zipをダウンロードして解凍します。この時回答先のパスに日本語が含まれないようにすると良いです。
windowsの場合、解凍したフォルダの中の「windows.bat」を実行
macの場合、解凍したフォルダの中の「jailbreak.jar」を実行
install SSHにチェックを入れ、jailbreakボタンをクリック！
しばらく待たされた後、iPodが再起動、何度かPC上のOKボタンを押した後、1.1.2のjailbreakが成功します。
設定→一般→情報
の画面で1.1.2にアップグレード出来ているか確認してみましょう。また、installerがホーム画面にちゃんと残っているかも、確認です。
1.1.2→1.1.3
ここまで来たらあと少しです。installerより、
「System」カテゴリの中の「BSD Subsystem」
「Sources」カテゴリの中の「Community Sources」
をインストールします。これでサードパーティ製アプリがぐっと増えます。
次に「souces」をタップし、「Edit」→「Add」
http://ipodtouchmaster.com/files/repo.xml
※08/07/01 現在上記URLは死んでます
これでいけるはずです。
を追加してOKをタップします。するとRefreshing sources…の表記の後、新しいプログラムが追加されますので、「install」をタップ
1.1.3jailbreak+Apps → 1.1.3 Jailbreak+iPhone Apps!
をインストールします。これは長い時間かかりますので、設定で必ず自動ロックの設定をはずしておきましょう。
これで完了です。メールやマップは勿論、1.1.3から追加された新機能の「ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ」（自分でアイコンを好きな場所に移動できる機能）や「ﾍﾟﾛｯ」（マップで使われているめくられるUI）、メモ帳や新カレンダーも追加されています。
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