自転車が気になったら必ず読むべきコミック「のりりん」
鬼頭莫宏著のコミック「のりりん」
忌野清志郎さんの自転車の記事紹介を書いてて思い出したのがこの「のりりん」です。
先日僕が弱虫ペダルをハマって読んでいたちょっと前の出来事です。さる漫画に詳しいYと呑んでいた時のこと。
ayu「いやあ、弱虫ペダルっていうマンガが超面白くって!」
Y「ああ、アレね。面白いよね。アニメもなかなか出来が良くってね。」
ayu「そうなんだ。チェックしとくよ。」
Y「自転車といえば、毛色は違うけどのりりんもオススメよ」
ayu「ほほう。」
僕のマンガの師匠なので、言われたら必ず読むと良いことがあるのです。
そしたら!
これは全ての自転車乗りが読むべき、いや、
全ての大人が読むべきマンガかもしれない
と思いました。
詳細は以下より
主人公は自転車嫌い
主人公はなんと28歳のなんと自転車嫌いな男
左ハンドルの排気量がやたらデカそうなMTのアメ車(おそらくマスタングw)で峠を走る変態っぷり。
そんな彼は言います。
(前略)
すいません。はっきり言います。
俺、自転車載ってるヤツが嫌いなんです。
とにかく気持ち悪い というか
そのナルシストっぽいところがイヤだし
日常の中で汗臭い感じがイヤだし
スポーツだか移動手段だかはっきり
非日常を無理矢理日常の中に持ち込んでる
そのガキっぽさがイヤだし
マゾだかサドだかはっきりしないところもイヤだし
なんだか盲信的で自分達こそ最高みたいなかんじもイヤだし
興味のない人間にも強引に勧めようとするのもイヤだし
自転車マンガなのに、なにこの気持ちいいほどのdisっぷりは!
でも自転車ハマってるひとって概ね一般人からこんな風に見られてる事が多いですよね!
そんな主人公が免許取消により否が応でも自転車に乗らなくてはいけなくなる、というお話なのです。
(免許取消になるくだりの強引さはちょっとアレだけどw)
僕も自転車に乗り始めてもう5年以上になるので、ある程度は楽しさはわかっているつもりです。でも、友人に「自転車ってなにがいいの?」って聞かれた時にうまく答えられないんですよね。
あえて言うなら、
「ちょっと高い自転車に乗ってサドルの位置がバッチリキマった時の、怖いくらいスピードが自分の足で出てしまう感じと、やたらスルスルッと転がる感じと、慣れるとそんなに頑張らなくてもどこまででも行けそうになっちゃう感じ」
って僕は答えていますがどうでしょうか。
自転車ってどこが面白いの?に答えてるマンガ
そんな、自転車ってどこが面白いの?
という問にうってつけなのが、このマンガなのです。
準主人公の女子高生のリンちゃん(何故か博多弁)は言います。
ん・・・スクーターと一緒やろうか。もちっと速いやろうか
ロードにとっては当たり前のスピード。
でも、日常のスピードじゃ ないと
人間にとって自分の力だけで出しとう日常のスピードを
いとも簡単に凌駕しとうと
それがロードとよ
彼は半信半疑に乗り始めます。乗り始めるくだりはわりとくだらないんですけど、まあそこはご愛嬌。
でも、それくらい
クルマ好きの人が自転車に乗るのは奇跡に近い
と僕は思うのです。
そういった人に対しても大変わかりやすく、「自転車に乗る」、という喜びや楽しさを完璧なまでに語っています。
そしてとにかく自転車絵のディティールが凄い!当たり前なのかもしれませんが、こだわりが半端ないのです。
この後の展開として、
自転車通勤を始めちゃったり、ロングライドしちゃったり、自転車チーム結成しちゃったり、草レースに出ちゃったりするので、
自転車HOWTOモノとしてだけじゃなく、物語も面白い
自転車HOWTOモノとしての金字塔としてだけではなく、ちゃんと面白いのがこのマンガの凄いところです。
まあ、騙されたと思って読んでみると、
必ず自転車屋さんが気になり始める事うけあいです
ちなみに僕の愛車です。
SURLYというメーカーのCROSS-CHECKです。
これで僕はほとんど行動してます。
近々1泊2日の自転車旅行に出かけようと思っています。
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