【ドラマ】一流シェフのファミリーレストラン：ダサい邦題に騙されてはいけない重厚な傑作ヒューマンドラマ

2023/08/02映画・ドラマDisney+

僕にとって観るものが圧倒的に少ないDisney+。せっかく加入したので、ガンニバル、すべて忘れてしまうから、に続き目に止まったのがこの作品でした。TLに良い評判が上がっていたのを読んでてなんとなく観始めたら、8話まで一気に観てしまいました。

結論を言うと、傑作！です。

あらすじやネタバレなし感想を書いています。

2023/8/2 追記：

シーズン2が遂に配信開始されています！はやる気持ちを抑えてシーズン1から観返しています。何度観ても最高のドラマシリーズですね。

1. 一流シェフのファミリーレストラン：あらすじ
2. 一流シェフのファミリーレストラン：キャスト・スタッフ
3. 一流シェフのファミリーレストラン：予告・公式サイト
4. 一流シェフのファミリーレストラン：ネタバレなし感想
5. 一流シェフのファミリーレストラン：配信
6. 一流シェフのファミリーレストランシーズン2
7. その他の厨房作品
- 7.1. ディナーラッシュ
- 7.2. その邦題どうにかならなかったのか大賞：シェフ～三ツ星フードトラックはじめました

一流シェフのファミリーレストラン：あらすじ

カーミーはシカゴのリバーノースにあるレストラン「オリジナル・ビーフ」で働くシェフ。かつては一流レストランで活躍していたが、兄のマイケルが残したレストランを立て直すため奔走することになる。
シドニーはシェフとして輝かしい功績のあるカーミーの元で働きたいと、副料理長の面接を受けに来る。
兄の親友リッチーはレストランでレジ係とその他の雑用をこなしているが、口が悪く喧嘩っ早いうえシドニーと衝突してばかり。
レストランで次々と問題が勃発するが、シドニーとカーミーの立て直し計画が上手くいき、レストランは少しずつ秩序を取り戻していく。

一流シェフのファミリーレストラン：キャスト・スタッフ

キャスト

ジェレミー・アレン・ホワイト（カーミー）
エボン・モス＝バクラック（リッチー）
アイオウ・エディバリー（シドニー）
ライザ・コロン・ザヤス（ティナ）
ライオネル・ボイス（マーカス）

スタッフ

プロデューサー・原案・監督：クリストファ・ストーラー

一流シェフのファミリーレストラン：予告・公式サイト

一流シェフのファミリーレストラン：ネタバレなし感想

キャラクターに深みをもたせる絶品の演技

とにかく主演のジェレミー・アレン・ホワイトさんが素晴らしいに尽きます。序盤はなんにも説明がないのですが、情緒不安定な彼の哀愁とヤサグレ、そして才能あふれる人物をめちゃくちゃチャーミングに演じています。

絶妙に荒れた髪型も最高、後半ヤサグレる理由が明らかになってきますが、その頃にはすっかり好きになっちゃっていました。

周りを固める俳優陣も本当に素晴らしく、それぞれのキャラクターが生きています。

めちゃくちゃ美味しそうなフード描写

レストランのお話なのでもちろん料理がたまらなく美味そうです。

たまむすびの町山さんの解説によると、シカゴのサンドイッチ「イタリアンローストビーフサンドイッチ」はシカゴの名物なんだそうです。
それで、あんなに予約注文が突然入ったりオープン前に行列になったりしてるんですね。めちゃくちゃ美味しそうです。

あと、中盤から重要な役回りになる見習いシェフのシドニーはCIAの出身だと作中語られますが、これはCIAというアメリカ随一の料理学校「The Culinary Institute of America」なんだそうです。なるほど。

他にもアメリカのレストラン業界の色々や、シカゴと言う街について解説してくれているので、一読してドラマを観るのが大変オススメです。

重厚な素晴らしい脚本とキレのある映像

人間臭いシーンに満ち溢れたこの作品ですが、とにかく厨房での揉め事が半端ないです。営業中であるにも関わらず、常に誰かが誰かを大声で罵倒して、常に大惨事を生みます。特に大混乱の厨房を1カット長回しで描く圧巻の第7話は必見、緊張感のあるカメラワークとあまりの展開の速さに字幕を読むのが追いつかないほどのカオス。最高です。

職場もの、チームもの、ファミリーもの、色々な側面のある、人物描写に大変深みのある脚本が本当に素晴らしいです。

全員考え方もモチベーションもバラバラになっていた汚いレストランが保健所からC評価を取ってしまったことを堺に、だんだんとまとまっていく様がとても感動的、そして主人公カーミーはどうなるのか。Disney+屈指のドラマだと思います。