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スナック刑事物語 episode8 – サウナさん登場!

2013/01/22

スナック刑事物語 もうすぐ福岡に帰ってくるらしいスナックさん。秋田よりの荷物が着払いで事務所に届きました。

帰ってきたらたっぷりビールを呑もうと思っています。彼のオゴリで!

さて、今回は最近のスナックさんを語る上で欠かせない新キャラ、サウナさんの登場です。

このサウナさん、「サウナさん物語」を書ける程の逸材なのですが、あえてサブキャラとして登場させるというこの豪華さをご理解下さい。



今週、スナックさんは秋田から福岡に帰る週だということで、ウキウキしていた。勿論

帰っても予定はないのだが。

その日は木曜日、福岡に帰る前日の夕方、特定の彼女など微塵もいないスナックさんの電話が鳴る。

着信:サウナさん

最近、福岡でよくスナックさんと行動を共にしている、サウナさんの紹介をしておかなくてはならないだろう。


【サウナさんとは?】

元々はこのサイトの管理人ayuの後輩(もう10年以上の付き合い)だったことからスナックさんと仲良くなる。
無類のサウナ好きであることで有名で、
 
パチスロ⇒サウナ⇒マッサージ⇒就寝⇒パチスロ(終日)
 
という週末の過ごし方を欠かした事がない。ここでは分かりやすくサウナさんという愛称で呼ぶ事にする。

ちなみに上記「マッサージ」とはエッチなヤツではない事を本人の名誉のために付け加えておく。

そんなサウナさんの、その年齢とは裏腹なオヤジ風の風貌は歳が4つ上のスナックさんよりも先輩に見えてしまう程だ。

驚くべき事に現在彼女はちゃんといるが、かつてサウナさんの彼女いない時代はスナックさんと毎週末の合コンを完璧にこなすだけの人脈とパワーを持っていることも侮れない事実だ。

そんなサウナさんも、実は誰よりも寂しがり屋だというオチャメな面も持ち合わせている事を付け加えておこう。

最近は、そのサウナさんから週末になると必ずサウナへのお誘い電話があるのだ。勿論出張中のスナックさんが帰ってくるかどうかの確認の為の電話だ。

サウ
「スナックさんお疲れさまっす」

「あー、お疲れ。何合コン?

サウ
「合コンはありませんけど、今週帰ってくるんですか?」
「ああ、今週は帰るよ。」

サウ
「じゃ、待ってます!(にやけながら」

「わかった!じゃ例の場所で!」

金曜日、福岡空港に降り立ったスナックさんは足早に天神(福岡市の中心街)へ向かう。サウナさんはスナックさんが来るまでパチスロを打っている。僕は彼がパチンコで勝ったのをほとんど聞いた事がない

「着いたよー」
サウ
「わかりました。先に上(サウナ)に上がっといてください」
「どうなの?出てる?」

サウ
「・・・これから出るんですよ(怒

一時間後、サウナさんがすっかり落胆して店に入場した時にはスナックさんは既に3杯目の生ビールを飲み干す所だった。二人は乾杯を交わす。

サウ
「今日は全く出ませんでしたよ。途中で銀行走っちゃいましたよ・・・」
「オレ明日なんか出そうな予感がするんだよね」

サウ
「ホントっすか?やっぱ流れが大切ですからね(意味不明」

「ところでさあ、ポイント貯まった?」
サウ
「貯まりましたよー。スナックさんが秋田に行ってる間にちゃんと通ってますからね」
「えぇ?!もしかして、今日マッサージ券?!いいなあ

マッサージ券、生ビール券等、ここのサウナでしか使えない、他の人から見たら

全く欲しくない特典

が満載のポイントカードがここのサウナにはあるらしい。ビールと枝豆をつまみに、二人のポイント談義が始まる。

とてもいい大人とは思えません。

二人は揃ってサウナに入る。一週間の仕事の疲れが吹っ飛ぶのだという。異常に長風呂の二人はフロから上がると、いつものように生ビールを注文する。

「ぷはー。やっぱり福岡のビールは美味いねえ」
サウ
「ビールなんてどこでも一緒でしょ」

そこにお店の人が二人を呼びに来る。


店員
「18番と19番でお待ちのお客様。マッサージの準備が整いました」

ついにお待ちかね、マッサージの時間だ。しかしスナックさんは手を掲げ、店員を制する

「時間を後30分ずらしていただけませんか?」
店員
「わかりました。では30分後ですね」

ビールが呑みたいが為に予約したマッサージ師に延期を言い渡す。ビールの為に!
30分後、半ばフラフラになりながらマッサージ室に向かう。お待ちかねのマッサージを受ける。あまりのキモチ良さに途中で寝てしまう事もしばしばだ。

マッサージ
至福の時間が終わると、スナックさんはやっぱり生ビールを注文する。

「やっぱりビールは美味いねえ」

いつもは合コンの事を考えているスナックさんも


この時ばかりは女の子の事を忘れているらしい

ここで付け加えておくと、二人とも福岡市内に住んでおり、

わざわざ泊まる必要は全く無い

ことは忘れてはいけない事実だ。
翌朝、二人は無言でゴソゴソと起きてくる。すかさずコーヒーを注文する。
無言でタバコを吸いながらコーヒーをすする二人。そして無言のまま二人は、朝風呂へと向かうのだった。

朝風呂で目が覚めた二人は着替えを済ませ、まだ無言のまま、サウナの一階を占有しているパチンコ屋へ消えていくのだった・・・
ところで、スナック刑事はサウナさんのせいで丸一日週末が潰れてしまっている事に疑問を感じていない。そしてサウナさんにはちゃんと彼女がいることも・・・・



時刻は午後8:00。二人は何故か下方を見つめながら、うつむき加減で、なにやらつぶやきながらパチンコ屋を出てくる。勿論、

下を向いてもお金は落ちていないのだが

サウ
あー!あの時止めとけば(以下超長い言い訳」

「オレ全然出なかったよ。ムカツク!(怒

ブツブツ言いながら二人は缶コーヒーを買う。どこまでも行動パターンが一緒だ。しかし、ここで二人は決定的に違う道を歩むことになる。
サウ
「・・・・・あ、オレ、彼女んとこに行くんで、ここで・・・・」
「・・・ああ、じゃあまたね・・・」

パチンコ屋を出てすぐに二人は真反対に歩き出した。サウナさんは彼女の家に、スナックさんはホコリをかぶったワンルームに・・・


途中で雨が降り出した。帰りのバスの中、スナックさんはひとり、ふと思ったという。

「あー、喉が渇いたなあ・・・・」

バスを降りたスナックさんは、ビールを買いに行こうと家には寄らずにまっすぐ駐車場に向かった。雨が降っていたが、早くビールを呑みたかった為、傘もささなかった。

いつもの青空駐車場。長く乗らなかったせいで、雨がはね、ホンダ自慢のチャンピオンシップホワイトがすっかり

負け犬のような灰色

になっていた。スナックさんはカギを開けご自慢の真っ赤なレカロシートに座りイグニッションを回した。

エ、エンジンが、かからん・・・!

そう、彼は先日の事件で愛車のバッテリーが上がりっぱなしだったのを全く忘れていたのだった。

雨の中、微動だにしないクルマの中で一人放心状態のスナックさん・・・・


スナック帰ってきても収穫なし!

TO BE CONTINUED…

スナック刑事物語もくじ

■episode1 – 福岡ドーム編
■episode2 – 大惨事の湯けむり情熱編
■episode3 – 飲み過ぎた合コンとプレイボーイ
■episode4 – 街のネオンとビールと上司
■episode5 – 秋田でモーニングコール
■episode6 – 披露宴の後で
■episode7 – スナックが愛したクルマ
■episode8 – サウナさん登場!
■episode9 – スナックさんがセクハラ?