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管理人ayu

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Netflixドラマ『サンクチュアリ -聖域-』のあらすじ・キャスト・見どころを紹介。大相撲界の闇と成長を描く骨太ヒューマンドラマ

映画・ドラマNetflix,佐久間宣行

最高にカッコいいOP映像にやられ、8話一気に完走してしまいました。
余すことなく描かれた完璧な脚本と、どれほどの壮絶な撮影現場だったのか、恐ろしいほどのリアリティと超ハイクオリティ映像の素晴らしいドラマ。

ピエール瀧 さんを始めとした周りの役者も本当に素晴らしかったです。

必見です!
ネタバレなし感想とインタビューなどのまとめを書きます。

サンクチュアリ-聖域-:作品詳細

製作年:2023年 公開日:2023年5月4日(Netflix独占配信開始) 製作国:日本 
上映時間:全8話(1話約48~65分) ジャンル:ヒューマンドラマ/スポーツ 配給:Netflix

サンクチュアリ-聖域-:あらすじ

家庭崩壊と貧困の中で荒れた日々を送っていた青年・小瀬清は、金と名声を求めて相撲部屋に入門。だが伝統と格式、理不尽な上下関係、先輩力士のいじめやしきたりに反発し、周囲から孤立する。

清は「猿桜」の四股名をもらい、圧倒的なパワーと才能で初土俵から連勝を重ねるが、品格に欠ける振る舞いで協会や親方から問題視され、引退の危機に追い込まれる。

部屋の仲間や家族、ホステスの七海、記者の国嶋らとの出会いを通じて、清は次第に相撲と向き合い始める。やがて、怪物力士・静内との対戦が決まり、清は大相撲界の伝統と闇、そして自らの人生と本気で向き合うことになる――。

サンクチュアリ-聖域-:解説

『サンクチュアリ -聖域-』はNetflixが日本で製作した大相撲ドラマ。主演は一ノ瀬ワタル、監督は江口カン、脚本は金沢知樹。リアルな稽古や肉体改造を経た俳優陣が、現代の相撲界の光と影、伝統と変革、若者たちの成長と葛藤を骨太に描く。

暴力、金、家族、仲間、恋、八百長――さまざまなテーマが交錯し、スポーツドラマの枠を超えた人間ドラマとして国内外で高い評価を獲得。Netflixオリジナルならではの自由な表現と映像美も話題となった。

サンクチュアリ-聖域-:キャスト・スタッフ

キャスト
  • 一ノ瀬ワタル(小瀬清/猿桜)
  • 染谷将太(清水)
  • 忽那汐里(国嶋飛鳥)
  • ピエール瀧(猿将親方)
  • 田口トモロヲ(猿将部屋おかみ)
  • きたろう(小瀬浩二/清の父)
  • 毎熊克哉(安井記者)
  • 寺本莉緒(七海)
  • 金子大地(村田)
  • 仙道敦子(小瀬早苗/清の母)
  • 余貴美子(猿将部屋おかみ)
  • 岸谷五朗(龍谷親方)
  • 中尾彬(伊東タニマチ)
  • 笹野高史(龍貴の祖父)
  • 松尾スズキ(犬嶋親方)
  • 佳久創(龍貴)
  • 住洋樹(静内)
スタッフ
  • 監督:江口カン
  • 脚本:金沢知樹
  • 制作:藤田大輔
  • 撮影:直井康志
  • 美術:安宅紀史
  • アクションコーディネーター:諸鍛冶裕太、青木哲也、向田翼
  • 相撲監修:維新力浩司、 網谷勇志

サンクチュアリ-聖域-:予告編

サンクチュアリ-聖域-:ネタバレなし感想

相撲をほぼ観たことのない僕ですが、黒をバックに力士が立ち回る重厚なOP映像がめちゃくちゃカッコよくて最初から痺れまくりました。
NetflixなのでOPはスキップできるのですが、8話通して一度もスキップしませんでした。

とにかく江口カン監督の徹底した相撲アクションシーンが圧巻です。1シーンに3日かけるほどのこだわりは本当に凄い。常軌を逸した稽古シーンも観ていて目を覆いたくなるほどの凄まじさを完璧に表現しています。

主演の小瀬を演じるのは一ノ瀬ワタル さん。最初は気づかなかったのですが、「宮本から君へ」のラグビー部のとんでもなくイヤなヤツ、

「全員死刑」の冒頭に出てくるチンピラ役、

ということを途中で思い出し、これ以上ないピッタリな役なのではと思いました。
力士としての迫力を醸し出すため、2年に及ぶ撮影準備で、高校生の頃のあまり鍛えられていない身体から(だらしない身体を作れとのオファがあったそう)、ラスト付近のトレーニングシーンでどんどん身体が出来上がっていく様がリアルに見てわかるほどに変化していくのが驚異的でした。相撲という身体が露出したスポーツのごまかしの効かなさを実際に体現するのは本当に苦労があったと思います。それにしてもすごすぎる。
他の共演者も同様、撮影期間は週3の稽古をやっていたそうで、リアリティを出すための力の入れっぷりだけでも観る価値があります。

ストーリーはアウトロー系超王道スポ根もの。

あしたのジョーのような、ロッキーのような、スラムダンクのような、男の子が好きなものが全部入ってます。国内向けじゃやらなそうな、世界配信に向けた「日本っぽさ」、アメリカ人が好きそうなベタな要素もふんだんに盛り込んでて、これはヒットが期待できそうです。

とにかく態度が悪い小瀬の才能に気づき、やる気を出させるために奔走する周辺の人たちを演じる俳優陣が素晴らしいのも本作の魅力の大きな部分を占めていると思います。

小瀬をスカウトした親方ピエール瀧の存在感。主役と言ってもいいほど最高の演技でした。おどけるスカした場面でも、真面目に見守る父親のような場面でも、怒りで恫喝する場面でも、すべて完璧でした。


そして、もはやできない役はないと言っても過言ではない名優、染谷将太 さん、

相撲部屋付きの新聞記者 で、後輩を激励する 田口トモロヲ さんも、完璧過ぎる演技。

その他集めるのがきっと大変だったであろう猿将部屋の面々も素晴らしかったです。

過酷な稽古をしていたり、山盛りのご飯をかきこんだり、数人で寝起きする部屋でダラダラしていたり、長期に渡る撮影で猿将部屋という架空の相撲部屋が本当に存在していたかのようなファミリー感だけでも、8話ずっと楽しめます。

これは本当にオススメです!

サンクチュアリ-聖域-:配信はNetflixのみ

サンクチュアリ-聖域-:鑑賞後に観ると楽しい、撮影の舞台裏とインタビュー

観ていてやっぱり気になるのが、「どんな撮影をしたのか」という部分。
インタビューと撮影セットツアーは必見です。

撮影秘話 – 「猿将部屋」撮影セットツアー

佐久間信之x一ノ瀬ワタルxピエール瀧 インタビュー

・相撲対決のシーンは、1シーンに3日かけた
・ラストシーンを撮るために半年トレーニングした
・試合のシーンは本気でぶつかりあった
・役者同士の切磋琢磨でみんな相撲のスキルが上がっていった

など、驚異のエピソードがたまりません。作品を観た後に是非。

サンクチュアリ シーズン2はあるのか問題

あまりにもたくさんのエピソードが魅力的に描かれているものの、すべてが途中で終わっているため、シーズン2に激しく期待してしまいます。

ただ、色んなところで言われていますが、ものすごい役作り、というか身体作り(30kg増を強いられる現場なんてありえませんね…)ありきの作品なため、シーズン2があるならもう撮影していなくてはならない、またはもう撮影済みでないとおかしい、ということで、現実的に同じキャストでのシーズン2は厳しそうです。でも観たいですね。

サンクチュアリ-聖域-:関連サイト

江口カン・金沢知樹 関連

余談:サンクチュアリ エキストラ募集

サンクチュアリについてネットで検索していたらエキストラ募集ページが残っていました。

映画のエキストラって、クオカード5000円とかで参加なんですね。