【漫画】ゴールデンゴールド:絶妙な世界観が癖になるオカルト系ミステリー作品
9巻まで読んでも、未だどういう作品なのか掴めない、不思議な作品。
しかし、めちゃくちゃ面白いし先が超気になります。
ネタバレなし感想など書いてみました。
ゴールデンゴールド:あらすじ
瀬戸内海に浮かぶ「寧島(ねいじま)」。そこに暮らす中学2年生の早坂琉花は、海辺で木彫りの置物を拾います。いわくありげなそれを捨てることができず、山のほこらに納めてお祈りをした琉花でしたが、なんと次の瞬間、置物が立ち上がって、彼女を追いかけてきたのでした。
その異形の正体は、江戸時代に島を繁栄させたという”フクノカミ”。現代に甦ったフクノカミによって、琉花の祖母が営む民宿と雑貨店は、いきなり繁盛していきます。それをきっかけに、人々が平穏に暮らしてきた島の様子が少しずつ変化していくことに。琉花の祖母を筆頭に、島の人々はさらなる富を求めて行動がエスカレート。血なまぐさい暴力事件も起こり始めます。
一方の琉花は同級生の及川への片想いを募らせ、その恋模様も並行して描かれることに。人々の夢をかなえるフクノカミを巡って、子供から大人まであらゆる島民を巻き込んだ狂想劇が始まります。
ゴールデンゴールド:ネタバレなし感想
あらすじを読んでもさっぱりなんのことかわからないと思いますw
僕としては大好きな離島ものですのでわくわくしながら読み始めました。あらすじにもある「フクノカミ」が全ての始まりなのですが、これが絶妙にキモイのです。
なんだろう。この不安になる造形は。
これが歩き出したりするこの世界観。なにこれこんなの見たことないw
でも、この「フクノカミ」以外はめちゃくちゃリアリティのある設定と会話で埋め尽くされていて、
ミステリー+オカルト+離島+青春
というような、一口では言えないジャンルレスで変なバランスの作風なのですが、とても引き込まれてしまいます。
そしてそんな不安な状態で9巻まで読んでも、未だどういう作品なのか掴めない、大変不思議な作品なのです。
主人公の琉花ちゃんは、おばあちゃんは、それを見届ける作家の黒蓮さんは、いったいこれからどうなるのか、物語はどう収束するのか、超気になります。
というか、「ゴールデンゴールド」というタイトルからして意味不明なんですよね…
とにかくめちゃくちゃオススメなので是非。
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