バラエティ+ドラマ「トークサバイバー」が面白い
話題のNetflixで始まった「ドラマ+お笑い」という番組「トークサバイバー」がめちゃくちゃ面白かったです。総合演出の佐久間宣行さんの色が出まくっていました。
ネタバレなし感想、予告、ダイジェスト映像、インタビュー、アフタートーク、裏話、その他関連リンクなどをガッツリまとめてみました。トークサバイバーの鑑賞後に読んでも楽しめると思います。
トークサバイバーあらすじ・概要
舞台は名門私立NF学園。大悟(千鳥)、劇団ひとり、飯尾和樹(ずん)、峯岸みなみ、塚地武雅(ドランクドラゴン)、板倉俊之(インパルス)、田中卓志(アンガールズ)、ミサト(髙橋ひかる)、斉木(間宮祥太朗)は同じ学校に通う17歳の高校生。ある日、理事長室から高価な絵画が盗まれる事件が発生。大悟らが生活指導教師・岩田(後藤剛範)に疑われ、教室に集められる。犯人探しをしている最中、監視カメラに映っていた人物が判明!その後まもなく、第二の事件が…。とある生徒の命が奪われ、岩田が行方不明になり…
“お笑いのイカゲーム"開幕!? 千鳥MC・出演の前代未聞の壮絶トークサバイバル番組!豪華キャストの本格ドラマに出演する人気芸人24人たちが、台本なしのシーンで面白トーク合戦を繰り広げる。企画演出・プロデューサーは佐久間宣行。
キャスト・スタッフ
MC:ノブ(千鳥)
立会人:滝沢カレン 佐藤栞里 トリンドル玲奈
出演(ドラマパート):
間宮祥太朗
髙橋ひかる
東出昌大
岡田浩暉
森永悠希
吉村界人
ナダル
後藤剛範
原幹恵
酒井善史
森下能幸
出演(トークパート):
大悟(千鳥)
劇団ひとり
飯尾和樹(ずん)
峯岸みなみ
塚地武雅(ドランクドラゴン)
板倉俊之(インパルス)
田中卓志(アンガールズ)
ケンドーコバヤシ
岩井勇気(ハライチ)
向井慧(パンサー)
森田哲矢(さらば青春の光)
吉村崇(平成ノブシコブシ)
狩野英孝
ヒコロヒー
渡辺隆(錦鯉)
とにかく明るい安村
小宮浩信(三四郎)
イワクラ(蛙亭)
アンミカ
伊藤俊介(オズワルド)
サーヤ(ラランド)
春日俊彰(オードリー)
スタッフ:
企画演出・プロデューサー:佐久間宣行
監督:河合勇人
脚本:土屋亮一
エグゼクティブ・プロデューサー:高橋信一(Netflix)
プロデューサー:碓氷容子、堀尾星矢
主題歌:サンボマスター「花束」
制作プロダクション:佐久間宣行事務所
制作協力:UNITED PRODUCTIONS、吉本興業
製作:Netflix
予告編
ネタバレなし感想
最初は、やけにお金がかかったセットやドラマ部分は果たして必要なのか、トーク部分だけでいいんじゃないか、なんて事を思いながら観ていました。
それが観ているうちに、最後には感動するやら笑うやら(それもお腹痛くなるほど)でなんとも不思議な高揚感ともとれる感情になることうけあいです。これは新しい。
総合演出の佐久間宣行さんは芸人の面白さを倍増させる編集の天才だというのは有名な話で、ゴッドタン観ていてもいつも感じています。テレ東を退社してフリーになった理由の一つに「いつまでも現場の制作をやりたい」と言っていた、というエピソードも納得です。芸人の面白さを200%引き出すことができる数少ないプロデューサーでありディレクターなんだと思います。
日本のドラマやバラエティではありえないほどのハイクオリティカメラが沢山切り替わる様は実にゴージャスで、トーク部分のときでも12台回っていたとか、その12台を手配するのがめちゃくちゃ大変だったとか、色んな逸話がありました。
セットも呆れるほど豪華で、さすがNetflixだと思いました。昨年末中止になった「笑ってはいけないシリーズ」はもはやNetflix資本でやるべきなのではないかと思います。
アンミカ先生サイコウwww
↑よくみると全員佐久間チルドレンのようなものですね。ゴッドタンはもちろん、あちこちオードリーにもほぼ全員出てるような。あちこちオードリーのトークを見て芸人のわりと素の部分を知っているので、より一層作品が楽しめた気がします。
とにかく、意外な人がめちゃくちゃ輝いていたり、何周も回って追い詰められて絞り出したエピソードが最高に面白かったり、沢山の奇跡が起きているのを目の当たりにしました。
最初は「人志松本のすべらない話」的なノリかと思っていましたが、ドラマパートも、取ってつけたようなものではなく、必然性を持たせていたのも良かったです。「なんで警察なの?」「学園モノである必要ある?」みたいなことも一応お話に取り込んであってそれも笑いましたw
シリアスなドラマパートからシームレスにバラエティパートに移行するため、シリアスな雰囲気のまま爆笑トークをしなくてはいけない、というのも「笑ってはいけない」や「ドキュメンタル」のフォーマットぽくて馴染みやすかったのだと思います。
錦鯉渡辺さんはM-1優勝の半年前に出演してるなど、刑事編の出演者ほとんどが、当時はそれほどメディアに出てきていなかった芸人ばかりなのも、奇跡が起きている部分かもしれません。
演者も編集もどんどんブラッシュアップしていったのか、観ている自分も慣れたのか、それともそれぞれが奇跡のグルーヴを生み出しているのか、回を重ねるごとに面白くなり、大変なものを観てしまったという感動に包まれました。思い返せば、途中で落ちた人もみんな面白かったし、泣く泣くカットしたエピソードも沢山あるらしく、16話くらいのボリュームで観たかったです。
最高でした!
観る前に千鳥X佐久間のトークを聴くべし
佐久間宣行のオールナイトニッポン0千鳥ゲスト回(2022/3/9放送)でネタバレなしのトークが大変面白いですので、トークサバイバーをこれから観る、という方は是非これ聴いて観るのがオススメです。
どれほど出演芸人に負担がかかっていたのか、どれほど他に類を見ない企画なのかがよくわかります。千鳥大悟と劇団ひとりは、脚本の関係で、
最後まで残らなくてはいけない=トークがスベってはいけない
という恐ろしいプレッシャーと戦っていたそうで。
「ものすごいカロリー。こんなにしんどい仕事はじめて」
「後日ヒコロヒーが悔しくて飲みながら号泣していた」
「途中で判断がつかなくなって、むちゃくちゃなことを言っちゃいました」
「お笑いの部活をやっているよう」
「フリートークのオチを予想してカメラのスイッチングをしていた」
「滝沢カレンのモニタリングがどんどん上手くなっていった」
トークサバイバーダイジェスト映像
yotubeに少しだけ本編のトークの切り抜きが上がっています。
狩野英孝 – しょうもない話
峯岸みなみ – AKB48の卒業コンサートが終わってから知らされた悲しい事実
錦鯉渡辺 – そば屋で前代未聞の悲劇に見舞われる
オズワルド伊藤 – 天才女優を妹に持つ苦悩を告白
千鳥 大悟 – リーダーの苦悩
錦鯉 渡辺&ヒコロヒー – 大喜利:大きな声で普通のことを言ってください
千鳥スペシャルインタビュー
トークサバイバー本編
本編はこちらから(有料・税込1,490円)。これを観るためだけに一ヶ月だけNetflixに課金してもいいくらいです。
トークサバイバー!〜トークが面白いと生き残れるドラマ〜 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト https://www.netflix.com/jp/title/81484461
【ネタバレ配信】アフタートークサバイバー
最終話まで観終わった人にご褒美的な、公式youtube番組があります。
佐久間+千鳥+滝沢カレン
という豪華対談。あのシーンはどうやって撮影したのか、ナダルはなんのために会場に来ていたのか、千鳥大悟はどれほど大変思いをしたのか、どこまでガチだったのか、など観ていて思った事が色々語られています。
トークサバイバー関連
クイック・ジャパンのかんそうさんによる解説が素晴らしいです。
『トークサバイバー!』というシビアな世界で覚醒する芸人たち – QJWeb クイック・ジャパン ウェブ https://qjweb.jp/column/68040/
佐久間さんのインタビュー
佐久間宣行のオールナイトニッポン0
とにかく、佐久間宣行のオールナイトニッポン0を聴くべし、ですね。佐久間さんの練りに練られたオープニングトークだけでも一聴する価値ありです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません