映画『灼熱の魂』のあらすじ・キャスト・見どころを紹介。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が描く壮絶な家族のミステリー

灼熱の魂:ネタバレなし感想
中東の宗教をめぐる内戦を舞台に繰り広げられる、壮絶な人生を歩んだ母の死をきっかけに、そのルーツを巡る壮大なミステリー。
美し過ぎるのが皮肉なくらいリアルな衝撃映像の連続に圧倒されました。
一口で感想を語るのが憚られるすごい作品でした。
灼熱の魂:作品詳細
製作年:2010年 公開日:2011年12月17日(日本) 製作国:カナダ・フランス
上映時間:131分 ジャンル:ヒューマンドラマ/ミステリー 配給:アルバトロス・フィルム
灼熱の魂:予告
灼熱の魂:キャスト・スタッフ
- ルブナ・アザバル(ナワル・マルワン)
- メリッサ・デゾルモー=プーラン(ジャンヌ・マルワン)
- マキシム・ゴーデット(シモン・マルワン)
- レミ・ジラール(ジャン・ルベル)
- アブデル・ガフール・エラージズ(アブ・タレク)
- アレン・アルトマン(公証人マダッド)
- モハメド・マジュド(ワラット・シャムセディン)
- ナビル・サワラ(ファヒーム・ハルサ)
- バヤ・ベラル(マイカ)
- 監督・脚本:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
- 原作:ワジディ・ムアワッド
- 製作:リュック・デリー、キム・マクロー
- 撮影:アンドレ・トゥルパン
- 美術:アンドレ=リン・ボパルラン
- 衣装:ソフィー・ルフェーブル
- 編集:モニック・ダルトンヌ
- 音楽:グレゴワール・エッツェル
- 配給:アルバトロス・フィルム
灼熱の魂:あらすじ
カナダで暮らす双子の姉ジャンヌと弟シモンは、母ナワルの死後、公証人ジャン・ルベルから奇妙な遺言を託される。それは「ジャンヌは父を、シモンは兄を探し、それぞれに手紙を渡すこと」というものだった。
父は戦争で亡くなったと聞かされ、兄の存在も知らなかった姉弟は困惑するが、生真面目なジャンヌは母の真意を知るため、母の故郷である中東の地へ向かう。
やがてシモンも姉の後を追い、二人は母の数奇な人生と家族の宿命に直面していく。
母がなぜカナダに移り住み、なぜ自分たちに心を開かなかったのか――。
母の過去を辿る旅は、やがて姉弟に衝撃的な真実と赦しの意味を突きつける。
灼熱の魂:解説
レバノン出身の劇作家ワジディ・ムアワッドの戯曲を原作に、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画化した2010年のカナダ・フランス合作のヒューマン・ミステリー。カナダに住む双子の姉弟が、亡き母の遺言に従い、存在すら知らなかった父と兄を探して母の祖国へ旅する姿を描く。
主演はルブナ・アザバル、メリッサ・デゾルモー=プーラン、マキシム・ゴーデット。民族・宗派間の争い、家族の秘密、赦しと憎しみの連鎖など、重厚なテーマを緻密な構成と圧倒的な映像美で描き、ギリシア悲劇のような衝撃とカタルシスをもたらす。
第83回アカデミー賞外国語映画賞ノミネートをはじめ、世界中の映画祭で高い評価を受けた。ヴィルヌーヴ監督の国際的評価を決定づけた代表作であり、観る者の魂を揺さぶる傑作である。
灼熱の魂:配信
灼熱の魂:関連サイト
- 映画『灼熱の魂』公式サイト(アルバトロス・フィルム):https://albatros-film.com/movie/shakunetsu-movie/
- Filmarks:https://filmarks.com/movies/23898
- 映画.com:https://eiga.com/movie/57070/
- JustWatch:https://www.justwatch.com/jp/%E6%98%A0%E7%94%BB/incendies
- iMDB:https://www.imdb.com/title/tt1255953/
- 監督インタビュー・解説(公式):https://albatros-film.com/movie/shakunetsu-movie/staff/
- 【解説】映画『灼熱の魂』神話のような〈個人史〉ミステリー 若き名匠ドゥニ・ヴィルヌーヴの原点を読む|CINEMORE(シネモア) https://cinemore.jp/jp/erudition/2606/article_2607_p1.html
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