映画『ライフ』徹底レビュー|ジェイク・ギレンホール主演、ISSで発見した火星生命体が牙を剥くSFホラー

ジェイク・ギレンホール、レベッカ・ファーガソン、ライアン・レイノルズ共演のSFホラースリラー『ライフ』。国際宇宙ステーション(ISS)で火星由来の生命体を発見した6人の乗組員が、予想を超えた知性を持つ生命体に追い詰められていく極限のサバイバルを描いた作品
ライフ:ネタバレなし感想
エイリアン+ゼログラビティ的SFサスペンスで大変面白かったです。
宇宙ステーションという限定的な空間での人間ドラマ、最後の最後まで緊張感が解けない構成の楽しさだけでなく、一見悪者に見える地球外生命体であるカルビンくんの立場になると、人間こそがエイリアンだった、的な円環構造に気づかされる秀逸な脚本が素晴らしかったです。
ライフ:作品詳細
原題:Life 製作年:2017年 公開日:2017年6月3日(日本公開) 製作国:アメリカ 上映時間:104分 ジャンル:SFホラー/スリラー 配給:ソニー・ピクチャーズ
ライフ:予告
ライフ:キャスト・スタッフ
ライフ:あらすじ
近未来、無人探査機「ピルグリム7号」が火星の土壌サンプルを積んでISSに帰還する。乗組員6人がサンプルを解析したところ、休眠状態の単細胞生物を発見。生物学者のヒューが細胞を覚醒させると、急速に成長して多細胞生命体となり、子供たちから「カルヴィン」と命名される。 しかしカルヴィンは突然凶暴化し、ヒューの手を粉砕して脱走。実験室のラットを捕食して成長した後、エンジニアのロリーを体内から消化して殺害し、ステーション内に潜伏し始める。 乗組員たちは次々とカルヴィンに命を奪われ、最終的な生存者はデヴィッドとミランダの2人のみとなる。 2人はカルヴィンを脱出ポッドに誘い込んでデヴィッドが宇宙の深みへ道連れにし、ミランダが地球に帰還するという決死の計画を立てる。しかし両ポッドがデブリに衝突し、コースが入れ替わってしまう。デヴィッドが乗るポッドが太平洋上に着水し、カルヴィンがデヴィッドを覆い尽くした状態でベトナム人漁師に発見される。ミランダのポッドは地球を離れて宇宙へと消えていく。
ライフ:解説
『ライフ』は、『ゾンビランド』シリーズで知られるレット・リースとポール・ウェルニックが脚本を手がけたSFホラーで、密室の緊張感と宇宙空間という究極の孤立環境を組み合わせた作品だ。 監督を務めたダニエル・エスピノーサはスウェーデン出身の映像作家で、限られた舞台でのサバイバルを一貫した緊迫感で演出している。 ジェイク・ギレンホール演じるデヴィッドは宇宙滞在記録を更新し続けるほど地球帰還に消極的な人物として描かれており、その背景が物語の終盤に深みを与える設定となっている。 「カルヴィン」と名付けられた生命体は、筋肉・感覚器・神経の機能を兼ね備えた細胞を持ち、環境への適応力と知性が驚異的なスピードで発達していく点が恐怖の核心となっている。 Rotten Tomatoesでは批評家・観客ともに一定の評価を得ており、宇宙・閉鎖空間でのエイリアン的恐怖という構造は『エイリアン』との比較で語られることも多いが、衝撃的なラストの逆転劇が本作独自の余韻を残す。
ライフ:関連サイト
- Filmarks:https://filmarks.com/movies/70617
- 映画.com:https://eiga.com/movie/86477/
- JustWatch:https://www.justwatch.com/jp/%E6%98%A0%E7%94%BB/life-2017
- IMDb:https://www.imdb.com/title/tt5442430/
ライフ:配信
ライフ:SNSでの主なユーザーレビュー
ライアン・レイノルズが早々に退場するという驚きから始まり、一切の安心感を排除した演出が最高だった。密室でのサバイバル感が終始続き、カルヴィンの知性と適応力がじわじわ上がっていくホラーとして純粋に怖い。真田広之やレベッカ・ファーガソンも良く、ラストの逆転オチは後を引く後味の悪さが絶品。宇宙ホラーとして完成度が高い作品だった。
『エイリアン』的な宇宙閉鎖空間ホラーという骨格を持ちながら、脚本の二転三転と手加減のない殺し方で、かなり緊張感を保って見られた。カルヴィンのビジュアルや動き方が独創的で、どこに潜んでいるかわからない恐怖がうまく演出されている。ラストのどんでん返しは賛否あると思うが、自分はあの幕切れが気に入っている。SFホラー好きにはおすすめできる一本。
ジェイク・ギレンホールが宇宙に居着いた医師という設定がじわじわ効いてくる映画だった。序盤は「宇宙で火星生命体を発見した」という科学的興奮が丁寧に描かれているので、カルヴィンが凶暴化してからの恐怖との落差が大きい。真田広之の演技も印象的で、国際色豊かなキャスティングが宇宙という舞台にリアリティを与えていた。逆転エンドは観客に投げつけるような後味で、人によって評価が分かれそう。
密室サスペンスとして序盤から中盤の緊張感は本当に高く、ワンシチュエーションに近い構造で最後まで引っ張られた。カルヴィンの成長速度が早く、最初は小さな脅威だったものが手がつけられない存在になる過程がしっかり描かれている。エンディングの後味の悪さは狙い通りだと思うし、あのオチがあるから記憶に残る映画になっていると思う。宇宙物としてもホラーとしても水準以上の作品。
宇宙空間での生存戦略が現実的に描かれていて、真空・低温・気圧など環境の描写が細かいのが好みだった。カルヴィンが真空に適応してしまう展開で、「これはもう詰んだ」という絶望感があった。脚本家が『ゾンビランド』コンビというのが意外だが、ホラーのセンスはちゃんと発揮されている。ラストシーンは見終わった後にじわじわくるタイプで、一度見たら忘れられない映画だと思う。

















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