【ドラマ】THE LAST OF US:再現度と没入感が高い完璧なドラマ化
名作ゲームのドラマ化としてかなりのハードルでしたが、流石のHBOクオリティ、キャストもピッタリで原作ファンも納得の作品に仕上がっています。
THE LAST OF US:あらすじ
主人公の男ジョエルは、娘のサラ、弟のトミーと一緒に幸せな人生を送っていた。しかし何の変哲もないある日、世界が急に音を立てて崩れ始める。謎のウイルス…ではなく実は「菌」なのだが、ともかくアメリカ中に致命的な感染症が広がってしまい、ゾンビのような人食いの「感染者」が跋扈し、文明社会が崩壊していくという、史上最悪のパンデミックが幕を開けることになる。
THE LAST OF US:解説
全世界で200以上の賞を受賞したゲーム『The Last of Us』(2013)の実写ドラマ版。『The Last of Us』は「ラスアス」の愛称で親しまれ、2022年9月にはPlayStation 5でフルリメイク版も発売されたばかり。『ラスアス』の実写版は米時間2023年1月15日から米HBOで放送される予定で、日米でほぼ同タイミングでデビューを果たすことになる。
ドラマ『ラスアス』で主演を務めるのは、エリー役のベラ・ラムジーとジョエル役のペドロ・パスカル。ベラ・ラムジーは『ゲーム・オブ・スローンズ』(2011-2019)のリアナ・モーモント役で知られ、ペドロ・パスカルは同作のオベリン・マーテル役や「スター・ウォーズ」ドラマ『マンダロリアン』(2019-)のマンドー役で知られる。ゲーム版のクリエイティブ・ディレクターを務めたニール・ドラックマンと、ドラマ『チェルノブイリ』(2019)のクレイグ・メイジンが共同で脚本を手掛ける。
THE LAST OF US:キャスト・スタッフ
- ベラ・ラムジー(エリー)
- ペドロ・パスカル(ジョエル)
- ニコ・パーカー(サラ)
- ブリエル・ルナ(トミー)
- ニック・オファーマン(ビル)
- マレー・バートレット(フランク)
- ストーム・リード(ライリー)
- マール・ダンドリッジ(マーリーン)
- 脚本・製作総指揮:クレイグ・メイジン、ニール・ドラッグマン
- 監督:クレイグ・メイジン、ニール・ドラッグマン、ピーター・ホアー、ジェレミー・ウェッブ、ヤスミラ・ジュバニッチ、リザ・ジョンソン、アリ・アッバシ
THE LAST OF US:予告編
ちなみに、THE LAST OF USのPS5版予告も比較として貼っておきます。こちらはこちらで、PS5のグラフィック性能が恐ろしい程美しいですね。
THE LAST OF US:ネタバレなし感想
名作ゲームのドラマ化としてかなりのハードルでしたが、流石のHBOクオリティ、キャストもピッタリで原作ファンも納得の作品に仕上がっています。
↑ネットに転がっているゲームと実写の比較画像をUPしてみました。かなり良い雰囲気出てると思います。
ドラマの中に入り込んだような没入感がとにかくすごいです。E1オープニングでの原作シーンの再現度は半端なかったです。なんなら原作を軽く超えるシーンも多く、半端ないお金がかかっているのだろうと想像に難くないですね。
アクションシーンとのバランスがとてもよく、ゲーム中では語られなかった、世界崩壊直後の世界がじっくりと描かれているのが素晴らしいです。原作未プレイの人も、既にストーリーを知っている人も楽しめるよう、人物描写に深みを持たせた原作にないエピソードが物語を深みを持たせ補完しています。
観ているうちに、「あ、これ元々ゲームだったんだよね」と錯覚するほどのクオリティに改めて驚愕するドラマです。
既に原作プレイ済みの人も、きっともう一度プレイしたくなること間違いなしです。
コロナ以降の今だからこそ映像化されるのに意義があると思いました。パンデミック描写がよりリアリティを増して表現されています。
THE LAST OF US:シーズン1完走
シーズン1完走しました!完璧なドラマ化でした。
ゲーム原作にも関わらず、モンスターとの戦闘が少なめのヒューマンドラマに寄せたバランス、より深みを持たせる改変は好感が持てました。
かなりコンパクトにまとまっていたので、もう少し長くあの世界を観ていたかったです。
シーズン2までにはPart2クリアしておきたいです。
THE LAST OF US:配信
THE LAST OF USはU−NEXT独占配信です。
本ページの情報は2023年1月時点のものです。最新の配信状況はU−NEXTサイトにて
ご確認ください。
もちろん、ゲーム未プレイでも問題なく楽しめます。
THE LAST OF US:ゲームも名作
積みゲーばかりの僕ですが、THE LAST OF USは数少ないちゃんとクリアしたゲームです(PARTIIはまだ途中…)
一見オープンワールド的な見た目ですが、先に映画化された「トゥームレイダー」シリーズや「アンチャーテッド」シリーズと同じ一本道ゲームです。他と同様、その分ストーリーの厚みが凄く、映画的で素晴らしい作品でした。
オープンワールド系にない、ストーリーに入り込む没入感と演出は随一だと思います。VERY EASYにすれば、アクションゲーム素人勢にも簡単にクリアできる難易度も良かったです。
ドラマから観てもよし、ゲームから始めてもよし、だと思います。
廃墟が美しい他作品
同じく話題のドラマ「今際の国のアリス」「SWEET HOME」「シーシュポス」も似たコンセプトで描かれている、廃墟になってしまった街並みが美しく素晴らしいので比較して観るのも楽しいです。
今際の国のアリス(Netflix)
Netflix配信の日本製ドラマで最高再生数を叩き出した今際の国のアリス。オープニングの無人の渋谷スクランブル交差点が話題でしたが、とにかく美術がすごいので見応えあります。
めちゃくちゃ頑張る土屋太鳳さんを存分に味わえる楽しい作品です。
SWEET HOME – 俺と世界の絶望 (Netflix)
モンスターアクションとしてとても面白かったSWEET HOMEも廃墟の美しさは絶品です。
シーシュポス: The Myth (Netflix)
途中から何を見せられているのかわからなくなるほどのごちゃごちゃした設定はコミック原作ならではかもしれません。ご都合主義あふれるSFミステリーアクションですがなかなか面白かったです。未来の世界でのディストピア映像がTHE LAST OF USに酷似していますね。
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