映画『ビリーバーズ』のあらすじ・キャスト・感想・配信情報を徹底解説。カルト宗教の世界を描いた話題作!

映画「ビリーバーズ」は原作のエッセンスを完璧に再現した素晴らしい作品でした。
磯村勇斗:オペレーター

宇野祥平:議長

北村優衣:副議長

ビリーバーズ:作品詳細
原題:ビリーバーズ 製作年:2022年 公開日:2022年7月8日 上映時間:118分
ジャンル:ドラマ、サスペンス 配給:クロックワークス、SPOTTED PRODUCTIONS
ビリーバーズ:あらすじ
とある無人島で、宗教団体「ニコニコ人生センター」に所属する二人の男と一人の女が共同生活を送っている。彼らはオペレーター、副議長、議長と互いに呼び合い、日々瞑想や夢の報告、テレパシー実験などの指令をこなす。
わずかな食料で極限の生活を送る理由は「俗世の汚れを浄化し、安住の地へ旅立つ修行」だからだ。しかし外部からの侵入者の登場や日々の些細な綻びが、徐々に3人の心の亀裂を生み、理性のタガが外れていく。
孤島という閉ざされた空間で、人間の本能・欲望・信仰の本質が剥き出しになる心理サスペンス。
ビリーバーズ:解説
『ビリーバーズ』は、実写化不可能とされてきた山本直樹の伝説的カルトコミックを、城定秀夫監督が忠実かつ大胆に映像化。主演・磯村勇斗は本作で映画初主演を飾り、北村優衣・宇野祥平ら実力派俳優との緊張感あふれる共演が極限状況のリアリティを引き立てている。
音楽は曽我部恵一が担当し、静寂と狂気の同居する島の空気感を鮮やかに演出。
監督は、社会問題化したカルト宗教を題材にしつつ、人間が共同体の中で何を信じ、どう行動するか、その理不尽さと哀しさを社会風刺も織り交ぜて描く。
日常から隔絶した設定ゆえに炙り出される「信じることの危うさ」「欲望の連鎖」「群れの本質」が観客の想像力を刺激し続ける、問題意識の高い一作。
ビリーバーズ:キャスト・スタッフ
磯村勇斗:オペレーター
北村優衣:副議長
宇野祥平:議長
毎熊克哉:第三本部長
監督・脚本:城定秀夫
原作:山本直樹
音楽:曽我部恵一
製作:藤本款、久保和明、直井卓俊
プロデューサー:原口陽平、秋山智則、久保和明
撮影:工藤哲也
ビリーバーズ:予告編
ビリーバーズ:ネタバレなし感想
山本直樹先生の原作を当時毎週買ってたスピリッツで読んだのは20歳そこそこだったでしょうか。ものすごい衝撃を受けたのを思い出します。離島モノ、限界集落モノが好きになった原点のような作品でした。

原作のストーリー自体、実際にあったカルト教団の孤島プログラムをモデルにしているそうで、どこまでがリアルなのか、想像するだけでゾクゾクします。思考回路がどんどん狂っていく様はホラー映画なんかよりずっと怖いです。

話題のカルト宗教もの、ということでその倫理的な部分と性的描写ばかりが評されてますが、原作のエッセンスをバッチリ引き出し、あの島を完璧に再現した城定監督は流石ですし、そこでまさに生きている3人の体当たりすぎる演技に惚れ惚れしました。
ビリーバーズ:配信
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ビリーバーズ:原作
原作も素晴らしい作品ですので是非。
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