夏帆×竹内涼真W主演ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』、別れた恋人たちの再生ラブコメディ

「料理は女が作って当たり前」な昭和脳の亭主関白男と、「尽くす女」を演じすぎた彼女。別れから始まる二人の成長と再生を描く、後悔と挑戦のロマンスコメディ。
じゃあ、あんたが作ってみろよ:ネタバレなし感想
FilmarksなどのSNSレビューに、登場人物の立ち振る舞いに対して友達かのように説教かましてる人が多いw
こんな作品は演出脚本が上手い証拠ですね。
ただ美味いものを食べるだけの凡百のグルメドラマと違い、キャラクターに血の通ったディティールを持たせた演出と、役者の演技が素晴らしい群像劇でした。
男性を馬鹿にすることに主軸を置いたつまらない作品とは一線を画していて、ちゃんと2025年の物語としてアップデートしている部分も観ていて清々しいです。
人生に疲れたら、四文屋とかDJバーとか酒屋の角打ちとかで、酒を飲みながら友人と話す、という展開が多いのが僕にとって実に身近ww
ラランドニシダのラジオでのクズ芸人トークが、そもそもの原作の元ネタだというエピソードも好きです。
これ、すぐにシーズン2作らないといけないんじゃないですか?
じゃあ、あんたが作ってみろよ:作品詳細
放送期間:2025年10月7日 – 12月9日 放送局:TBS系「火曜ドラマ」枠 話数:全10話 製作国:日本
ジャンル:ロマンティック・コメディ/ヒューマンドラマ/グルメ 制作:TBS
じゃあ、あんたが作ってみろよ:予告
じゃあ、あんたが作ってみろよ:キャスト・スタッフ
- 山岸鮎美:夏帆(「恋人ファースト」で尽くしすぎた結果、自分を見失った女性)
- 海老原勝男:竹内涼真(「料理は女の仕事」と信じる亭主関白気質のサラリーマン)
- 柏倉椿:中条あやみ(鮎美の親友で良き理解者)
- ミナト:青木柚(鮎美の新しい恋人となるマイペースな優男)
- 南川あみな:杏花(勝男に辛辣なアドバイスをする会社の後輩)
- 白崎ルイ:前原瑞樹(勝男の同僚)
- 吉井渚:サーヤ(ラランド)(鮎美が働く飲食店の先輩)
- 吉井太平:楽駆(鮎美にバーを貸す店主)
- 高田義史:平原テツ(勝男の上司)
- 柳沢:濱尾ノリタカ(勝男と対立する事業戦略部の社員)
- 脚本:溝口真希子
- 演出:ふくだももこ、坂上卓哉
- 原作:谷口菜津子『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(ぶんか社『comicタント』連載)
- プロデューサー:杉田彩佳、宮崎真佐子
- 音楽:末廣健一郎
じゃあ、あんたが作ってみろよ:あらすじ
付き合って5年、同棲も順調に見えた鮎美と勝男。しかし、鮎美は「勝男のために」と完璧な料理を作り、尽くし続ける生活に限界を感じていた。一方、勝男は「男は仕事、女は家事」という昭和的な価値観を疑わず、鮎美の献身を当たり前のように受け取っていた。
プロポーズ直前、積み重なった不満が爆発した鮎美は勝男に別れを告げる。「じゃあ、あんたが作ってみろよ!」という言葉を残して家を出て行った鮎美に対し、勝男は呆然とする。復縁したい一心で、勝男はこれまで一度も触れてこなかった料理に挑戦することを決意。一方、鮎美も自分らしさを取り戻すため、新しい生活と仕事に踏み出していく。
じゃあ、あんたが作ってみろよ:解説
『教室の片隅で青春がはじまる』などで知られる谷口菜津子の人気漫画を、夏帆と竹内涼真のW主演でドラマ化。現代に残る「性別による役割分担」の意識や、恋愛における「尽くす・尽くされる」関係性の歪みを、コミカルかつリアルに描き出す。
竹内涼真が演じる勝男の「無自覚なモラハラ気質」が、料理を通じて徐々に矯正されていく過程が見どころ。また、夏帆演じる鮎美が「良き彼女」の呪縛から解放され、自分の店を持つという夢を叶えていく姿は多くの共感を呼んだ。最終回では自己最高視聴率8.7%を記録し、放送終了後にはスペシャルドラマの制作も決定するなど、大きな反響を呼んだ作品となった。
じゃあ、あんたが作ってみろよ:関連サイト
とにかくメディアの特集の数と熱量すごいです。大ヒット映画並みですねw
- 公式サイト:https://www.tbs.co.jp/antaga_tbs/
- Filmarks:https://filmarks.com/dramas/16743/22545
- “勝男”竹内涼真はなぜ「肌着で料理する」のか?『じゃあつく』プロデューサーが語る舞台裏――今期トップ級の話題作 | 女子SPA! :https://joshi-spa.jp/1392151
- 「女に嫌われる女」『じゃあつく』モラハラ・勝男よりも“鮎美”の方が、よっぽどヤバイ理由。歴代最高記録ドラマの裏側 | 女子SPA!:https://joshi-spa.jp/1390552
- 『じゃあ、あんたが作ってみろよ』脚本家インタビュー。「誰も悪くない世界」をどう描いたか | CINRA:https://www.cinra.net/article/202512-antaga_ienkmkt
- 勝男の破壊力が凄すぎた!竹内涼真『じゃあつく』がネット指標で“三冠達成”した納得の要因 | 女子SPA!:https://joshi-spa.jp/1392297
- なぜ竹内涼真演じる”モラハラ男”は視聴者から愛されるのか? 『じゃあ、あんたが作ってみろよ』が生む共感と中毒性を徹底解説 | 映画チャンネル:https://eigachannel.jp/column/173969/
- 『じゃあ、あんたが作ってみろよ』は竹内涼真の最高傑作? モラハラ彼氏を“応援したくなる男”に変えた芝居の凄みを徹底解説 | 映画チャンネル:https://eigachannel.jp/drama/167762/
- 竹内涼真がムカつくも…モラハラ男・”勝男”を何故か応援したくなるワケ。ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』考察&感想【ネタバレ】 | 映画チャンネル:https://eigachannel.jp/drama/165002/
- 『じゃあ、あんたが作ってみろよ』はなぜ名作に? “エンタメの必要課題”に応えた脚本力|Real Sound:https://realsound.jp/movie/2025/12/post-2243489.html
- 『じゃあ、あんたが作ってみろよ』が提案する成長のかたち “わずかな一歩の変化”の重要性|Real Sound:https://realsound.jp/movie/2025/11/post-2233791.html
- 『じゃあ、あんたが作ってみろよ』勝男と竹内涼真が完全一致? 真に迫る役作りを考察|Real Sound:https://realsound.jp/movie/2025/11/post-2208256.html
- 『じゃあ、あんたが作ってみろよ』の結末は何が“正解”? 勝男と鮎美の“成長”を振り返る|Real Sound:https://realsound.jp/movie/2025/11/post-2229055.html
- 夏帆は心の迷いを瞳で表現する 『じゃあ、あんたが作ってみろよ』鮎美役で際立つ表現力|Real Sound:https://realsound.jp/movie/2025/11/post-2222063.html
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じゃあ、あんたが作ってみろよ:配信
じゃあ、あんたが作ってみろよ:原作
じゃあ、あんたが作ってみろよ:SNSでの主なユーザーレビュー
「竹内涼真の『ウザいけど憎めない昭和男』の演技が絶妙。最初は本当にイライラしたけど、料理に悪戦苦闘しながら少しずつ変わっていく姿をつい応援してしまった。勝男の成長物語として見ごたえがあった。」
「夏帆ちゃん演じる鮎美の『尽くしてしまう癖』に共感しかない。相手のためを思ってやっていることが、結局は自分を苦しめていたという気付き。別れてからの方がイキイキしている姿を見て、自分も勇気をもらった。」
「毎話出てくる料理が本当に美味しそう!特に勝男が初めて作った不格好な料理と、鮎美が店で出すプロの料理の対比が良い。料理は単なる家事じゃなくて、愛情表現であり自己表現なんだなと改めて思った。」
「あみなちゃん(杏花)の毒舌ツッコミが毎回スカッとする。『先輩、それ昭和っすよ』ってバッサリ切るのが最高。勝男みたいな上司には、これくらい言ってくれる部下が必要だよね。」
「最終回の結末には賛否あるかもしれないけど、個人的にはリアルで良かった。安易に元サヤに戻るのではなく、お互いが自立した上でそれぞれの道を選んだ(あるいは選ぼうとした)ラストに、このドラマの誠実さを感じた。」

















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