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映画『ぼくのお日さま』のあらすじ・キャスト・見どころを紹介。吃音の少年と少女の成長を描くカンヌ出品作

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ぼくのお日さま:ネタバレなし感想

野球にもホッケーにも馴染めない小学6年生のタクヤの姿が描かれる冒頭、過去の自分の記憶が一気に呼び起こされました。

雪が積もる小さな田舎町のスケートリンクでの出会いからの、3人の「お日さま」を想起するかのようなシーンが美しくて愛おしいです。

初めて楽しいと思えたのであろうスケートとの出会いから、初めて芽生えた恋や、嫉妬や憧れ、かつての純粋な気持ちなど、日々の生活に潤いをもたらす瞬間と登場人物それぞれの思いを、言葉少なく視線と情景で表現する、巧みな脚本と演出が素晴らしかったです。

この年齢の子どもが雄弁に語らないのも、落ちぶれたかつてのスター選手の佇まいにも、大変リアリティを感じました。

ラストに流れるハンバートハンバートの同名曲の歌詞と作中静かに流れる劇伴が胸に響きます。

湖でスケート練習するシーン、ベンチで3人でステップを踏むシーンはたまりませんでした。

これは傑作です。

ぼくのお日さま:作品詳細

製作年:2024年 公開日:2024年9月13日 製作国:日本 
上映時間:90分 ジャンル:ヒューマンドラマ 配給:東京テアトル

ぼくのお日さま:予告

ぼくのお日さま:キャスト・スタッフ

キャスト
  • 越山敬達(タクヤ)
  • 中西希亜良(さくら)
  • 池松壮亮(荒川)
  • 若葉竜也(五十嵐)
  • 山田真歩(三上真歩)
  • 潤浩(コウセイ)
スタッフ
  • 監督・脚本・撮影・編集:奥山大史
  • 音楽:佐藤良成(ハンバート ハンバート)
  • 主題歌:ハンバート ハンバート「ぼくのお日さま」
  • 製作:「ぼくのお日さま」製作委員会
  • 制作プロダクション:RIKIプロジェクト
  • 企画・制作・配給:東京テアトル

ぼくのお日さま:あらすじ

雪の降る田舎町。吃音を持ち、アイスホッケーも野球も苦手な少年タクヤは、ある日アイスリンクでドビュッシーの「月の光」に合わせて滑る少女さくらに心を奪われる。

さくらは元フィギュアスケート選手のコーチ荒川に指導されていた。タクヤのさくらへの想いに気づいた荒川は、タクヤにもスケートを教え、やがて2人にアイスダンスのペアを提案する。

3人は練習に夢中になり、表現の楽しさや自分の「お日さま」を見つけていく。しかし、さくらは荒川への憧れと現実の間で揺れ動き、やがて3人の関係にも変化が訪れる――。

ぼくのお日さま:解説

『ぼくのお日さま』は、『僕はイエス様が嫌い』の奥山大史監督が、自身の実体験とハンバート ハンバートの楽曲から着想を得て描いたヒューマンドラマ。

吃音に悩む少年タクヤ、フィギュアスケートに打ち込む少女さくら、夢を諦めた元選手でコーチの荒川という3人の視点が交錯し、それぞれの孤独や希望、成長が丁寧に描かれる。

主演の越山敬達と中西希亜良はフィギュア経験者で、リアルな演技と氷上の表現力が光る。

主題歌はハンバート ハンバートの同名曲。第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、国内外で高い評価を受けた。

ぼくのお日さま:関連サイト

池松壮亮&若葉竜也、子役時代を振り返り自虐交じりにアドバイス「僕のような俳優にならないで」 越山敬達&中西希亜良の演技を絶賛 映画『ぼくのお日さま』ジャパンプレミア

タクヤ(越山敬達さん)すっかり背が高くなってる!!

ぼくのお日さま:配信

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