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管理人ayu

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テレビ朝日開局65周年記念ドラマ『終わりに見た街』―戦時中昭和19年へのタイムスリップで描く家族の物語

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終わりに見た街

テレビ脚本家・田宮太一と家族は、ある日突然、家ごと昭和19年の戦時下にタイムスリップする。戦争を知らない令和の一家が、食糧難や空襲、隣組の監視という極限状況に放り込まれ、必死に生き延びようとする姿を描く。山田太一の名作を宮藤官九郎脚本・大泉洋主演で再ドラマ化した、衝撃のラストが待ち受けるSF戦争ドラマ。

終わりに見た街:ネタバレなし感想

山田太一原作+クドカン脚本のSPドラマ。
賛否分かれてますが、僕は好きな作品でした。

流石のクドカン脚本、中盤にかけてのタイムリープ後のドタバタ劇は笑えるし、きっちりコンパクトにまとめられていてお見事!
終盤へ向けてドライヴしていく脚本が素晴らしかったです。

含みと余白を残した衝撃のラストは、観た人と語りたくなる、二度目の鑑賞も楽しめそうなつくりでした。(偶然にも最近観た作品がこの手の終わり方ばかりw

終わりに見た街:作品詳細

製作年:2024年 放送開始:2024年9月21日 制作:テレビ朝日/ホリプロ
ジャンル:ヒューマンドラマ/時代劇

終わりに見た街:キャスト・スタッフ

キャスト
  • 大泉洋(田宮太一/売れない脚本家)
  • 吉田羊(田宮ひかり/太一の妻)
  • 奥智哉(田宮新也/太一の息子)
  • 當真あみ(田宮信子/太一の娘)
  • 今泉雄土哉(田宮稔/太一の次男)
  • 三田佳子(田宮清子/太一の母、認知症の傾向あり)
  • 堤真一(小島敏夫/太一の父の戦友の甥)
  • 勝地涼(寺本真臣/テレビプロデューサー)
  • 神木隆之介(五十嵐/ドッグウェア店オーナー・特別出演)
  • 田辺誠一(先輩俳優・特別出演)
  • 塚本高史(後輩俳優・特別出演)
  • 西田敏行(農夫・特別出演)
  • 橋爪功(老人・特別出演)
スタッフ
  • 脚本:宮藤官九郎
  • 演出:片山修
  • 音楽:沢田完
  • エグゼクティブプロデューサー:内山聖子
  • プロデューサー:中込卓也、後藤達哉
  • 時代考証:天野隆子

終わりに見た街:あらすじ

現代のテレビ脚本家・田宮太一は、戦争に関する大量の資料を読み込むうちに、家族ごと昭和19年6月の戦時中にタイムスリップしてしまう。そこで出会った友人とともに空襲資料を活用し、住民の避難計画を模索しながら過ごすが、激しい空襲が襲い掛かり、現代には存在しない廃墟の街並みが広がる絶望的な世界に直面する。やがて家族や友人を守るため、戦火の中で様々な決断を迫られていく。

終わりに見た街:解説

山田太一の原作を脚本家・宮藤官九郎がテレビドラマ化し、戦争のない平和な未来を願う思いを、戦時中という極限状況に置いて描いた。派手な戦闘やアクションではなく、登場人物の人間ドラマと葛藤に重点を置き、戦争の理不尽さと家族の絆を丹念に映し出す。一部でタイムスリップというSF的要素も組み込まれ、現代視点から過去の歴史を問い直す構成は評価が高い。

終わりに見た街:関連サイト

この手のドラマSPは、「映画」というくくりから外れているため、ユーザーレビューなど、ネット上に取り扱いが極端に少ないのが残念ですね。かろうじてFilmarksにレビューがあります。

終わりに見た街:配信

終わりに見た街:原作

終わりに見た街:SNSでの主なユーザーレビュー

「戦争を知らない世代だからこそ考えさせられるドラマ。大泉洋と宮藤官九郎のコンビネーションが素晴らしく、タイムスリップという設定も斬新。感情の揺れ動きがリアルで引き込まれた。」

「昭和19年のリアルな描写と現代人の視点が融合し、時代を超えた深いメッセージ性を感じる。終盤の展開は衝撃的で涙が止まらなかった。」

勝地涼演じるプロデューサーの軽薄さが、現代の平和ボケを象徴していて皮肉が効いている。彼からの『地下シェルター最高!』という通知が、主人公の死に際に届く演出は残酷すぎて忘れられない。

「過去の歴史も未来も見つめ直すことができる秀逸な構成。難解なテーマを丁寧に表現している。戦争の恐怖と人間の温かさが交錯している。」

「多くの謎を投げかける難解なラストシーンも、見た者に考える時間を与えてくれる素晴らしいドラマ。戦争と平和、家族の意味を見つめ直したい方におすすめ。」