FBIが警鐘を鳴らした危険な問題作、賛否両論を巻き起こした『HOW TO BLOW UP』とは

「環境破壊に人生を狂わされた」Z世代の若者たちが、石油パイプライン爆破という危険な作戦に身を投じることで“本当の変革”を求めていく衝撃の青春サスペンス。暴力か非暴力か、友情・信念・現実…個々の葛藤が極限状態で交錯する。
HOW TO BLOW UP:ネタバレなし感想
爆弾テロを起こすために集まった若者たちの行動理由にスポットを当て、群像劇として描いたサスペンス。
最近よく見る、事件の是非について観客に判断を委ねる演出はあまり好きではありませんが、極限状態でのスリルは大変リアリティがありました。
サスペンスとしてのエンタメ感よりも、環境破壊により人生を狂わされた彼らの内面をそれぞれ丁寧に描いており、5話くらいのドラマシリーズでじっくり観たかったなと思うほど、人物描写がよかったです。
HOW TO BLOW UP:作品詳細
原題:HOW TO BLOW UP 製作年:2022年 日本公開:2024年 製作国:アメリカ/ドイツ
上映時間:107分 ジャンル:社会派サスペンス/青春・クライム 配給:NEON、合同会社ギャガプラス
HOW TO BLOW UP:予告
HOW TO BLOW UP:キャスト・スタッフ
- アリエラ・ベアラー(ソチトル)
- サッシャ・レイン(テオ)
- ルーカス・ゲイジ(ローガン)
- クリスティン・フロセス(ローワン)
- フォレスト・グッドラック(マイケル)
- マーカス・スクリブナー(ショーン)
- ジェイミー・ローソン(アリーシャ)
- ジェイク・ウィアリー(ドウェイン)
- 監督:ダニエル・ゴールドハーバー
- 原作:アンドレアス・マーム『パイプライン爆破方法論』(ドキュメンタリー書籍に基づく)
- 音楽:アレックス・サマーズ
- 撮影:テオ・アダムス
- 編集:カービー・アラスティヤン
- 衣装:サンドラ・ギュンター
- 美術:ヤン・マクベス
HOW TO BLOW UP:あらすじ
絶望的な環境破壊の現実を前に、若き活動家リナは共鳴する仲間たちとネット上で出会い、それぞれが人生の袋小路に追い詰められながら、“象徴としての暴力”によって世界を変革できると信じていく。
ある者は家族への絶望から、ある者は恋人との決別をきっかけに、ある者は具体的な怒りを持って、石油パイプライン爆破計画に加わる。しかし密告や警察の追跡が襲いかかり、計画は思わぬ方向へ。信念を巡る対立と妥協、行動した先の喪失感と新たな道──暴力か、非暴力か。「正しさ」とは何か、若者たちの選択を鮮烈に描く。
HOW TO BLOW UP:解説
環境哲学者アンドレアス・マームの論考にインスパイアされ、フィクションとドキュメントを融合。16mmフィルムによる粗雑な映像と電子音楽が疾走感・焦燥感を強く演出し、若い世代の体温と衝動を鋭く可視化する。「行動する権利」「暴力の倫理」の現代性、「エクスティンクション・リベリオン」など各地の実例とも呼応。賛否両論の議論の的となり、FBIが社会的警鐘を鳴らすほど大きな反響を呼んだ。
HOW TO BLOW UP:関連サイト
- 公式サイト:https://howtoblowup.com
- 映画.com:https://eiga.com/movie/101390/
- Filmarks:https://filmarks.com/movies/109228
- JustWatch:https://www.justwatch.com/jp/%E6%98%A0%E7%94%BB/how-to-blow-up-a-pipeline
- IMDb:https://www.imdb.com/title/tt21440780/
- FBIから警告受けた過激エコスリラー『HOW TO BLOW UP』本予告が公開 ─ Z世代アクティビスト、環境のため石油パイプライン爆破を計画 | THE RIVER:https://theriver.jp/htbu-jp-trailer/
- 『HOW TO BLOW UP』ダニエル・ゴールドハーバー監督 みんな自分の見たいものしか見ていない【Director’s Interview Vol.413】|CINEMORE:https://cinemore.jp/jp/news-feature/3530/article_p1.html
HOW TO BLOW UP:配信
HOW TO BLOW UP:原作
アンドレアス・マーム著「パイプライン爆破方法論」
HOW TO BLOW UP:SNSでの主なユーザーレビュー
「想像以上に現実的な問題意識を持った作品。若者たちの“行動する勇気”と“社会の壁”が、終始手に汗を握る展開で描かれる。倫理観、責任、現実。考えさせられる余韻が強い。」
「全編16mmフィルムの映像が新鮮。サシャ・レイン演じる主人公リナの衝動と決意が直に伝わり、自分もその現場にいるかのような臨場感。映像と音楽の粗さがZ世代の焦りを可視化している。」
「暴力か非暴力か。理想と現実、友情と信念の間で揺れる登場人物たちに共感と苦しみを覚えた。実際にこうした運動が世界の各地で起きていることを意識せざるをえなかった。」
「ドキュメントとフィクションの混ざり具合が絶妙で、演出手法がとても刺激的。社会的な賛否が付きまとう主題だが、“行動する価値”を問う姿勢には心打たれた。」
「鑑賞後にいろんな人と話したり、考えたりしたくなる映画。SNS世代の新しい表現として“記録すべき問題作”だと思う。」


















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