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管理人ayu

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アロンソ・ルイスパラシオス監督『ラ・コシーナ/厨房』――ニューヨークのレストラン厨房で描く経済格差と人間不信

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ラ・コシーナ

ニューヨークの大型レストラン「ザ・グリル」。多くの移民スタッフで構成される厨房で、ある朝、売上金の盗難が発覚。全員が容疑者となり、疑いと不信がカオスを呼び起こす。1959年の古典的戯曲を現代に翻案し、ほぼ全編モノクロで撮影。労働環境、移民問題、階級格差を鋭く照射する社会派ドラマ。

ラ・コシーナ/厨房:ネタバレなし感想

見つけたら必ず観てしまう厨房もの。

密室ものですし、傑作「Chef」「THE BEAR」があるからなんですけど(どちらも邦題が本当にイケてないw)この作品も面白かったです。

ワンシチュエーションな厨房ブラックコメディでとにかく撮影が美しく、厨房ものにつきもののワンカット長回しシーンがこちらも凄かったです。

ほぼ全編モノクロなのはラストのアレと、阿鼻叫喚の惨劇のあまりにもな印象を抑えるためでしょうか。

多人種入り乱れるニューヨークの大衆食堂ならではの諍いにはしみじみするものの、

キッチンが不潔過ぎる!仕事が杜撰過ぎる!酒飲み過ぎてる!

これがどれほどの誇張なのか気になりますwご飯が不味そうな厨房作品も珍しいのでは?w

料理人/厨房を扱った作品おすすめ

やはり名作「chef (シェフ:三ツ星フードトラックはじめました)」ですね。一時期マーベルから干されたジョン・ファブロー自身が監督になりインディで

ラ・コシーナ/厨房:作品詳細

原題:La Cocina 製作年:2024年 日本公開日:2025年6月13日 製作国:アメリカ・メキシコ合作
上映時間:139分 ジャンル:ドラマ/社会派サスペンス 配給:SUNDAE

ラ・コシーナ/厨房:予告

ラ・コシーナ/厨房:キャスト・スタッフ

キャスト
  • ラウル・ブリオネス(ペドロ/メキシコ移民の料理人)
  • ルーニー・マーラ(ジュリア/秘密を抱えるアメリカ人ウェイトレス)
  • ホセ・ラミレス・ディアス(マルコ)
  • アルビン・エムノス(エルネスト)
  • パトリック・メウレウム(ジャン)
  • トアッド・クラッチ(アンドレ)
  • カロリーナ・エスコバル(ルシア)
  • デビッド・フリッシュ(マネージャー)
  • リリ・ボルダリ(アニタ)
  • ダルロ・ナランハ(ラファエル)
スタッフ
  • 監督・脚本:アロンソ・ルイスパラシオス
  • 原作:アーノルド・ウェスカー『調理場』(1959年初演戯曲)
  • 製作:ラミロ・ルイス、ヘラルド・ガティカ、アロンソ・ルイスパラシオス、ローレン・マン、アイバン・オーリック
  • 製作総指揮:マルコ・ポロ・コンスタンドセ、ホセ・ナシフ、ウィリアム・オルソン、パトリック・プフパジェナ
  • 撮影:フアン・パブロ・ラミレス
  • 美術:サンドラ・カブリアダ
  • 衣装:アデラ・コルタサル
  • 編集:イブラン・アスアド
  • 音楽:トマス・バレイロ

ラ・コシーナ/厨房:あらすじ

ニューヨークの観光客向け大型レストラン「ザ・グリル」の厨房。朝6時、スタッフたちは日々の指示を受け、ランチサービスの準備に追われている。料理人ペドロはメキシコからの移民であり、ウェイトレスのジュリアはアメリカ人だが秘密を抱えている。

混乱の中、昨日の売上金の一部が消えていることが判明。マネージャーはスタッフ全員が容疑者だと宣告し、疑いの目は厨房に蔓延し始める。ラテン系の労働者たち、貧困、無保険の状況…彼らが置かれた現実的な脅威が、盗難疑惑でさらに激化していく。ストレスが高まり、信頼が崩壊し、一つのレストランの厨房がカオスと化す。

ラ・コシーナ/厨房:解説

イギリスの劇作家アーノルド・ウェスカーによる1959年初演の戯曲『調理場』を、メキシコ出身のアロンソ・ルイスパラシオス監督が現代ニューヨークを舞台に映画化。ほぼ全編モノクロ映像でスタイリッシュに描き、移民労働者の現状と経済的不平等、職場での不信と支配構造を鮮烈に抉り出す。

主演のラウル・ブリオネス、ルーニー・マーラの演技が映画に深い人間的リアリティをもたらし、第74回ベルリン国際映画祭コンペティション部門での出品のほか、各国の映画祭で高い評価を獲得した。

ラ・コシーナ/厨房:関連サイト

ラ・コシーナ/厨房:配信

ラ・コシーナ/厨房:SNSでの主なユーザーレビュー

「ほぼ全編モノクロという映像選択がこの映画のテーマを最大限に引き出している。ニューヨークの大型レストランという現代的な舞台で、古い戯曲が示す労働環境の問題が、全く色褪せていないことにショックを受けた。ラウル・ブリオネスの誠実な表情と、ルーニー・マーラの複雑な心理描写が秀逸。」

「一つの盗難事件が、職場の信頼と人間関係をどう崩壊させるのか。移民労働者が置かれた経済的現実と、上司による支配構造が、映像と音と間(ま)で生々しく表現されている。たった一つのレストランの厨房が、社会全体の縮図として機能している傑作だ。」

「戯曲という古い形式を現代映画に作り替える力。ベルリン国際映画祭で高評価を獲得するだけあって、映像表現の完成度が高い。キャスト陣も一切の無駄がなく、139分の長さを感じさせない緊張感が続く。」

「階級格差、移民問題、職場での人権侵害……すべてが『盗難疑惑』という触媒で一気に表面化する。社会問題を扱いながらも、エンタメとしても成立する脚本力と演出力。ルーニー・マーラがジュリアという複雑な役柄で本気を見せている。」

「1959年の戯曲がなぜ2024年のニューヨークでこんなに現実的なのか。経済的搾取と人間不信は変わらず、むしろ進行している。モノクロの映像が、その時間を超越した普遍性を象徴している。映画祭評価に納得の傑作。」