ロバート・ゼメキス監督が描く時代を超えた“部屋”の物語『HERE 時を越えて』地球上の一点にカメラを据えた感動のヒューマンドラマ

ある一つの場所の“視点”を通して、何万年も時代をまたぎながらそこに集う人々、家族、記憶、喪失、希望の軌跡を描く壮大なヒューマン・ドラマ。恐竜が駆け抜け、氷河期が過ぎ、家が建ち、戦後を生き抜く家族が誕生し、世代を越えて今「ここ」に生きる意味を問いかける。『フォレスト・ガンプ/一期一会』のスタッフ・キャストが再集結し、“場所”に刻まれた人生の小宇宙を美しい映像で描き出す。
HERE 時を越えて:ネタバレなし感想
ロバート・ゼメキス監督 × トム・ハンクス × ロビン・ライト の復活作!
家のリビングに置かれた定点カメラの映像のみ、時代を巧みに切り替えながらそこに住む人々の暮らしや文化の変遷を描く、実に実験的な作品で面白かったです。
CGでの合成で時代の移り変わりが実に美しく描かれていて、カメラが一切変わらないのに飽きることなく観ることができる構成が素晴らしい。
他人の人生を覗き見ている感覚もあり、人生色々、主軸となる家族はいるものの、群像劇として実に味わい深い作品でした。
HERE 時を越えて:作品詳細
原題:HERE 製作年:2024年 日本公開日:2025年4月4日 製作国:アメリカ 上映時間:104分
ジャンル:ヒューマンドラマ/壮大な歴史ファンタジー 配給:キノフィルムズ
HERE 時を越えて:予告
HERE 時を越えて:キャスト・スタッフ
- トム・ハンクス(リチャード・ヤング)
- ロビン・ライト(マーガレット・ヤング/リチャードの妻)
- ポール・ベタニー(アル・ヤング/リチャードの父)
- ケリー・ライリー(ローズ・ヤング/リチャードの母)
- ローレン・マックイーン(エリザベス・ヤング/リチャードの妹)
- ボー・ガズドン(10代エリザベス)
- ハリー・マーカス(ジミー・ヤング/リチャードの弟)
- Zsa Zsa Zemeckis(ヴァネッサ・ヤング/リチャードとマーガレットの娘)
- ミシェル・ドッカリー(ポーリーン・ハーター)
- グウィリム・リー(ジョン・ハーター)
- 監督:ロバート・ゼメキス
- 脚本:エリック・ロス、ロバート・ゼメキス
- 原作:リチャード・マグワイア「HERE」グラフィックノベル
- 製作:ロバート・ゼメキス、デレク・ホーグ、ジャック・ラプケ、ビル・ブロック
- 製作総指揮:ジェレミー・ジョンズ、アンドリュー・ゴロフ、トム・ザドラ
- 撮影:ドン・バージェス
- 美術:アシュリー・ラモント
- 衣装:ジョアンナ・ジョンストン
- 編集:ジェシー・ゴールドスミス
- 音楽:アラン・シルベストリ
- 音楽監修:ジョエル・シル
- 視覚効果監修:ケビン・ベイリー
HERE 時を越えて:あらすじ
地球上のある地点に固定されたカメラ視点を通して、恐竜時代、氷河期、先住民の誕生、家の建設、20世紀の家族たち、現代の恋と喪失まで、多世代に渡る住人の営みや人生が展開される。その場所で起きた愛や別れ、夢や希望、そして受け継がれる記憶。その“部屋”に集まる家族と人々が、たった一つの場で多様な物語を紡いでいく。リチャードが人生の岐路で夢を追い、マーガレットとの出会いと絆を深めていく姿など、壮大な時空を越える「ここ」に生きる意味が、映像美で描かれる。
HERE 時を越えて:解説
リチャード・マグワイアによるグラフィックノベルを、ロバート・ゼメキス監督と脚本家エリック・ロスが映画化。『フォレスト・ガンプ/一期一会』のスタッフ・キャストが再集結し、固定カメラによる斬新な視覚表現を駆使し、世代・時代を超えて連なる人生と記憶を描いた。トム・ハンクス、ロビン・ライトは特殊メイクとVFXで10代から老年期までを演じる。場所が持つ「時間」と「物語」の重層性を可視化する感動作。
HERE 時を越えて:関連サイト
- 公式サイト:https://here-movie.jp
- 映画.com:https://eiga.com/movie/104300/
- Filmarks:https://filmarks.com/movies/120983
- JustWatch:https://www.justwatch.com/jp/映画/here
- IMDb:https://www.imdb.com/title/tt11086556/
HERE 時を越えて:配信
HERE 時を越えて:原作グラフィック・ノベル
リチャード・マグワイア「HERE(ヒア)」グラフィックノベル
HERE 時を越えて:SNSでの主なユーザーレビュー
「たった一つの場所で時代を超えた人間ドラマが繰り返される。映像の美しさ、トム・ハンクスとロビン・ライトの自然な演技、ゼメキスらしいカメラワークが最高でした。」
「グラフィックノベル原作の斬新な時間移動感覚。家族の記憶や喪失が共感を呼ぶ。VFXメイクで10代から老人期まで演じる俳優陣に驚きと感動があった。」
「舞台となる部屋に、過去、未来、夢の全てが詰まっている。物語の時空間を体験する感覚がとても新鮮。壮大でありながら身近なテーマに心が温かくなった。」
「セリフや表情がとても繊細。窓の外に見える季節、家族の成長、世代交代…どの瞬間も“今ここ”の輝きを切り取っている。何度でも観返したい映画。」
「人生の多様な物語を一つの場所から描くというコンセプトに感動。ゼメキス監督の映像力、音楽の素晴らしさ、キャストの力量に称賛しかない。」

















ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません