映画『サンセット・サンライズ』のあらすじ・キャスト・見どころを紹介。移住と再生を描くヒューマン・コメディ

サンセット・サンライズ：ネタバレなし感想

「ディスタンス」という言葉で一気にコロナ禍のあれこれを思い出しました。数年前なのにずっと前のような不思議な感覚です。

ハートフルなコメディを書かせたら天下一品の、流石のクドカン脚本。ドラマはいつも面白いですが単発の映画では久々のヒットなのではないでしょうか。

冒頭から菅田将暉さんによる心が籠もった渾身の演技に完全にやられてしまいました。井上真央さん他、地元の人たち(幸せを祈る会が最高w)の演技も素晴らしいアンサンブルでグッと引き込まれました。

沢山の美味そうな料理(芋煮会やりたい)と田舎あるあるだけでなく、過疎や空き家問題、コロナ禍や震災も上手く詰め込んだ、大傑作ヒューマンドラマでした。

決して押し付けがましくない東北論(地方論)、「その後」を妄想させるラストシーンがとても良かったです。

最高！！！！！

製作年：2024年　公開日：2025年1月17日　製作国：日本　
上映時間：139分　ジャンル：ヒューマン・コメディ／ドラマ　配給：ワーナー・ブラザース映画

キャスト

スタッフ

東京の大企業に勤めるサラリーマン・西尾晋作は、コロナ禍のリモートワークをきっかけに、宮城県南三陸の小さな町・宇田濱町へ“お試し移住”することを決意。

破格の空き家を借り、釣りを楽しみながら新たな生活を始める晋作は、町役場職員で大家の関野百香や、地元の人々と出会い、少しずつ地域に溶け込んでいく。

町には震災や高齢化、空き家問題などさまざまな課題があり、晋作は「空き家再生プロジェクト」に参加。町の人々と協力しながら、次第に自分自身の人生や幸せの在り方を見つめ直していく。

都会と地方、過去と未来、喪失と再生が交錯する中で、晋作と百香、そして町の人々が歩み出す新たな一歩を描くヒューマンコメディ

楡周平の小説を原作に、脚本・宮藤官九郎、監督・岸善幸、主演・菅田将暉という豪華布陣で映画化されたヒューマンコメディ。

2020年のコロナ禍を背景に、都会から地方への移住をテーマに据え、震災や過疎化、空き家問題といった現代日本の社会課題をユーモアと温かさで包み込みながら描く。

岸監督は『正欲』で東京国際映画祭最優秀監督賞を受賞、宮藤官九郎は『あまちゃん』や『季節のない街』などで社会の変化や人間の再生を描いてきた。

主演の菅田将暉は等身大のサラリーマン像を、井上真央は深い喪失を抱えるヒロインを好演。地方の人々との交流や再生の物語は、観る者に“新しい幸せのかたち”を問いかける。公開後は「泣き笑い移住エンターテインメント」として高い評価を受け、Netflixでの独占配信も話題となった。

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Posted by ayu

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