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管理人ayu

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映画『正義の行方』は1992年の飯塚事件を描いたドキュメンタリー。司法の真実と正義の意味を考察。

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映画『正義の行方』は、1992年に福岡県飯塚市で発生した女児殺害事件――飯塚事件――を題材にした社会派ドキュメンタリー。事件の関係者から警察官、弁護士、新聞記者まで多面的な証言を集め、日本の司法の実態と「正義」の在り方を徹底検証。あらすじ・スタッフ・配信・評価・考察まで幅広く紹介します。

正義の行方:ネタバレなし感想

数々の賞を取った長編ドキュメンタリーが劇場公開。

ドラマ「エルピス」のモチーフになり、福岡に住んでるなら誰しも聞いたことのある30年前の事件を、警察・弁護士・当事者に大変フラットな視点で密着した超絶貴重な映像の数々。

どれほどの関係性を築いたらここまでの意見が絞り出せるだろうかと、その仕事量を想像するだけで気が遠くなります。そしてちゃんと「面白く」作られた構成が本当に素晴らしい。

日本を代表すると言っても過言ではない、圧巻の骨太ドキュメンタリー。必見です。
日曜劇場「アンチヒーロー」で冤罪に興味が出た方にもオススメです。

正義の行方:作品詳細

原題:正義の行方 製作年:2024年 公開日:2024年4月27日 製作国:日本 上映時間:158分 ジャンル:ドキュメンタリー 配給:東風

正義の行方:予告

正義の行方:キャスト・スタッフ

スタッフ
  • 監督:木寺一孝
  • 制作統括:東野真
  • プロデューサー:岩下宏之
  • 撮影:澤中淳
  • 音声:卜部忠
  • 照明:柳守彦
  • 編集:渡辺政男
  • 音響効果:細見浩三
  • 制作協力:北條誠人(ユーロスペース)
  • 特別協力:西日本新聞社
  • 協力:NHKエンタープライズ
  • テレビ版制作・著作:NHK
  • 制作:ビジュアルオフィス・善
  • 製作・配給:東風

正義の行方:解説

『正義の行方』は、平成4年に福岡県飯塚市で発生した「飯塚事件」を多角的に検証するドキュメンタリー。文化庁芸術祭テレビドキュメンタリー部門大賞を受賞したNHKスペシャルの劇場版で、木寺一孝監督が手がける。事件の加害者とされた久間三千年はDNA鑑定・証言を根拠に死刑判決を受け、2008年に執行されたが、翌年から冤罪訴訟が続いている。本作では警察官・弁護士・新聞記者それぞれの観点から膨大な証言が集められ、司法制度やメディアの役割、社会正義への問いを多面的に描出。インタビュー・報道検証も交え、事件現場から現代日本社会まで、裁判の課題や「人が人を裁くこと」の重みを問い直す長編ドキュメンタリーとなっている。

正義の行方:あらすじ

1992年、登校途中の少女二人が失踪。福岡県飯塚市で発見された遺体からDNA鑑定等を根拠に久間三千年が逮捕、否認を続けるが2006年に死刑が確定し2008年執行。その後冤罪を訴える再審請求が行われ、事件の余波はいまなお続く―。本作は、警察官・弁護士・新聞記者それぞれの立場から事件の真実と正義を再検証し、証拠の欠落・証言の食い違い・メディアの報道姿勢など制度の課題を鋭く描く。視聴者は、様々な関係者の証言を通じて「司法制度」「社会正義」を改めて問われる内容となっている。

正義の行方:関連サイト

正義の行方:配信

  • Netflix:配信なし

正義の行方:SNSでの主なユーザーレビュー

深く考えさせられる社会派ドキュメンタリー。司法の問題点や事件の複雑さを多面的に描き、多くの人に見てほしい作品。

それぞれの立場からの証言によって、真実とは何か正義とは何かを考えさせられる。映像の丁寧さが印象的。

映像が淡々と続く中で時折挟まれる関係者の言葉が強く胸に刺さる。社会の司法問題の深刻さを痛感。

日本の司法の脆弱さやメディアの役割を鋭く問う話で、見終わった後も長く記憶に残る。

冤罪の可能性や議論の継続が社会に与える影響を冷静に描き、社会派映画の佳作。

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Posted by ayu