北欧発ブラックサスペンス『隣の影』―小さな隣人トラブルが驚愕の暴走劇に変貌。

静かな住宅街で、木の陰をめぐる小さな隣人トラブルが次第にエスカレート。疑念が連鎖し、嘘と暴走が日常を覆っていく―。不穏なユーモアと緊張感が交錯する、アイスランド発のブラックサスペンス。事件の火種はじつは誰の心にも潜む、現代社会への鋭い問いを投げかける。
隣の影:ネタバレなし感想
あの欧作品特有のいや~な感じが存分に味わえる、ご近所トラブルもののヒューマンドラマの傑作でした。
登場人物みんなダメ過ぎて、まったく救いがありませんw
人によってはトラウマ級のシーンが多数ありますので、大変閲覧注意となっておりますが是非。
隣の影:作品詳細
原題:Undir trénu(英題:Under the Tree) 製作年:2017年 日本公開日:2019年7月27日
製作国:アイスランド、デンマーク、ポーランド、ドイツ合作 上映時間:89分
ジャンル:ブラックコメディ、サスペンス・ドラマ 配給:ブロードウェイ
隣の影:予告
隣の影:キャスト・スタッフ
- ステインソウル・フロアル・ステインソウルソン(アトリ)
- エッダ・ビヨルグヴィンズドッテル(インガ)
- シグルヅル・シグルヨンソン(バルドウィン)
- ソルステイン・バフマン(コンラウズ)
- セルマ・ビヨルンズドッテル(エイビョルグ)
- ラウラ・ヨハナ・ヨンズドッテル(アグネス)
- オスカル・トル・アクセルソン(指導者)
- オグスト・ビョルグヴィンソン(不動産会社社長)
- 監督:ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン
- 脚本:ハフシュテイン・グンナル・シーグルズソン、ヒルマル・オドン・パルマソン
- 製作:ソルステイン・バフマン、グンナル・シーグルズソン、グンナール・ヨハネッソン
- 撮影:モンス・モズキュス
- 編集:イェリン・スヴェインスドッティル
- 音楽:ダーギ・インゴルフソン
- 美術:アンナ・グズルン・アルナルズ
隣の影:あらすじ
閑静な住宅地に暮らすインガとバルドウィン夫婦の庭には、立派な木がそびえている。その影が日光浴を楽しむ隣家のポーチにかかることがきっかけで、中年夫婦コンラウズとエイビョルグからクレームを受け、やがてささいな苦情は泥沼の対立へ発展。両家のペット失踪やテントでの監視、無言電話や監視カメラ設置と疑心暗鬼が高まり、当事者だけでなく周囲の家族も巻き込んでいく。思い込みや怒りの連鎖が、身近なトラブルを想像もしなかった悲劇へと導いてしまう。
隣の影:解説
アイスランドのアカデミー賞エッダ賞で作品・監督賞ほか7冠を達成。監督ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソンは独特のユーモアとシニカルな映像で、人間誰もが持つ“他者への不信”と“怒りの連鎖”を可視化。世界30か国以上の映画祭で絶賛され、強烈な余韻を残す北欧サスペンスの新定番として語り継がれている。
隣の影:関連サイト
- 映画.com:https://eiga.com/movie/91186/
- Filmarks:https://filmarks.com/movies/80224
- JustWatch:https://www.justwatch.com/jp/%E6%98%A0%E7%94%BB/undir-trenu
- IMDb:https://www.imdb.com/title/tt6223806
隣の影:配信
現在配信はないようです。
隣の影:SNSでの主なユーザーレビュー
「シニカルなユーモアとドライな映像美で、ささいな衝突が地獄への道になる恐怖。ラストの余韻がすごい!」
「日常に潜む妬みや猜疑心の連鎖、他人事じゃない不穏スリラー。ペットのくだりが本当に怖い…。」
「役者のリアルな演技と演出の鋭さ、ブラックコメディ×緊張の連続。こういう隣人トラブル映画を待っていた!」
「観ていて苦しくなるけど、目が離せない。結論がきちんとつかない“余韻の残る映画”として秀逸。」
「アイスランド映画のイメージが変わる一本。人間って結局こうなるのか…という怖さと哀しさ。」

















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