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管理人ayu

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『YADANG / ヤダン』国家権力と裏社会の運命が交差。息つく暇もないノンストップ展開に中毒必至

映画・ドラマ

ヤダン YADANG

2025年韓国No.1メガヒットを記録した『YADANG / ヤダン』は、『犯罪都市』『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』に続く韓国ノワール新章となるクライム・アクション。「イカゲーム」のカン・ハヌルが、これまでの爽やかなイメージを一新してダークで過激な闇のブローカー・ヤダンを演じきり、『破墓』のユ・ヘジン、『ソウルの春』のパク・ヘジュンら実力派俳優陣が織りなす正義と悪、忠誠と裏切り、復讐と欲望の狂気。情報と頭脳で国家と裏社会を操る謎の存在「ヤダン」を主人公に据え、司法取引の闇を冷徹かつエキサイティングに描いた傑作クライムドラマが、ついに日本上陸。

YADANG / ヤダン:ネタバレなし感想

検察と警察、犯罪者とを橋渡しをする闇のブローカー「ヤダン」を題材としたクライムアクション。
監督インタビューによるとヤダンという立場の人物はなんと実在するらしく、日本人からすると荒唐無稽に感じる表現も実はリアリティ高めの設定だった、ということにまず驚愕です。

主演のカン・ハヌルをはじめ、ユ・ヘジン、パク・ヘジュンといったメジャー作でお馴染みの俳優陣による演技も素晴らしい。
突き抜けた「痛い」バイオレンス描写も凄い、ストレートなバディものでした。

YADANG / ヤダン:作品詳細

原題:YADANG(야당) 製作年:2025 公開日:2026年1月9日 製作国:韓国 上映時間:123分
ジャンル:クライム・アクション 配給:ショウゲート レーティング:R15+

YADANG / ヤダン:予告

YADANG / ヤダン:キャスト・スタッフ

キャスト
  • カン・ハヌル(イ・ガンス)
  • ユ・ヘジン(クー・グァニ)
  • パク・ヘジュン(オー・サンジェ)
  • リュ・ギョンス
  • チェ・ウォンビン
スタッフ
  • 監督:ファン・ビョングク
  • 脚本:イム・ナリ
  • 撮影:ラウ・ハウ=ユー
  • 美術:パク・チャンサン
  • 編集:チェ・ジアン
  • 音楽:ジン・ユングン
  • 製作:スタジオHive Media Corp.

YADANG / ヤダン:あらすじ

麻薬犯罪者から情報を引き出し、検察や警察に提供して司法取引を操る——闇のブローカー「ヤダン」。出世のチャンスを狙う検事・グァニに才能を見出されたヤダン・イ・ガンスは、タッグを組んで次々と麻薬検挙を成功させていく。違法な捜査もいとわず、底辺から這い上がる二人の活躍は華麗そのもの。だが、ある麻薬摘発事件が国家と裏社会を巻き込む巨大な陰謀へと発展し、ガンスは地獄の底に突き落とされる。かつてのパートナーであるはずの検事グァニに裏切られ、薬漬けにされたガンスは、深い谷底から這い上がるため、刑事・サンジェとチームを組み、壮絶にして華麗な復讐劇を仕掛ける。

YADANG / ヤダン:解説

本作の最大の特徴は、韓国に実在する「ヤダン」という謎めいた存在を初めて映画の主人公に据えた点にある。監督ファン・ビョングクは、『ウェディングキャンペーン』『ソウルの春』など数多くの話題作で知られ、本作では実際の社会現象に基づきながらも、確かなエンタテインメント性を持つ脚本を完成させた。主演のカン・ハヌルは、当初「ヤダンはフィクションかと思った」と驚いたほど、脚本のリアリティが圧倒的である。

カン・ハヌルの演技は、これまでの爽やかなイメージを完全に払拭し、ダークで過激なキャラクターを見事に体現。麻薬業界と検察機関の狭間で状況を一変させる男の複雑な心理を、微細な感情表現で表現している。ユ・ヘジンは、底辺からスタートして出世を狙う野心的な検事・グァニを、心の内を見せずに隠して演じた。心のうちに何を秘めているのか、その複雑さを見事に表現し、多くの映画人から絶賛された。パク・ヘジュンは、有名な麻薬捜査隊の刑事を、執念深くも情に厚い男として演じ、三人の演技合戦は映画の核となっている。

映像は『新感染』『犯罪都市』シリーズの精鋭スタッフが集結し、息つく暇もないノンストップの展開とエキサイティングなアクションで観客を引き込む。正義と悪、忠誠と裏切り、復讐と欲望——。三人の狂気が交錯し、信頼さえも通貨として消費されるエコシステムが冷徹に描き出される。最後に待つラストは万雷の拍手を招くカタルシス。本作は、単なるクライム・アクションではなく、資本主義社会の下請け構造の残酷さ、システムの中で人間がいかに怪物に加担していくのかという社会寓話としても機能している。

YADANG / ヤダン:関連サイト

YADANG / ヤダン:配信

2026/1/22現在配信はありません

YADANG / ヤダン:SNSでの主なユーザーレビュー

「非常に痛快なクライム・サスペンスだった。前半はイ・ガンスというヤダンの活躍がテンポよく描かれ、ヤダンとは何をする人なのか、彼はなぜヤダンになったのか、検事との関係はどういうものなのかといったことが、事件が進むにつれて自然と明らかになってくるのが気持ちいい。時には警察をも出し抜き、あの手この手を使って売人たちを捕まえていくヤダンはもう爽快そのもの。中盤になって、イ・ガンスが裏切られて追い込まれていく辺りから映画はさらにヒートアップしていく。過激さも、恐ろしさも、痛快さも一気に加速していく終盤は圧巻。エンタメとして、極上の出来だと思った。」

「久々のヒット。これぞ韓国娯楽映画の王道。最近なかったように思う。喜怒哀楽を全て詰め込んでド派手なアクション。細かいことは気にしない、エンターテインメント。単なる犯罪アクションだと思って観に行くと火傷しますよ。表向きは麻薬犯罪を追う検察と警察、そしてその間を暗躍する情報屋(ヤダン)の攻防を描いたノワール作品ですが、その本質は、我々が暮らす資本主義社会の『下請け構造の残酷さ』そのもの。」

「復讐劇はどこに着地するのか。過激さも、恐ろしさも、痛快さも一気に加速していく終盤は圧巻と言っていい。役者陣の演技も申し分なし。そこからもう一度立ち上がっていく、意志の強さ。酸いも甘いも嚙み分けた末に見せる、愁いを含む笑顔。こんなにもいろんな顔を演技で見せつけるのか、と驚いた。嫌なシーンや、目を塞ぎたくなるようなシーンもたくさんある。なのに、観終わってものすごく心地いい気持ちになれる。韓国のエンタメ映画ってのはこれだよね、と思わず言いたくなる一本だった。」

「冒頭からテンポ良く進んでいき、韓国らしい迫力あるシーンに釘付け。元犯罪者の立場を利用して警察の捜査に協力する『ヤダン』の青年と、出世を狙う検事のク・グァニの関係が一変していく話の転がり方がとても面白かった。復讐劇となる後半で、チームワークの要となるはずのオ刑事が独断的な行動をしてしまうのが、血気盛んな韓国人キャラで微笑ましい。最期のドンデン返しに胸がすくようなカタルシスを覚えた。」

「司法が機能していない韓国社会を背景に、司法取引で自身の刑は保留され、麻薬犯罪者から情報を引き出し、検察や警察に提供する闇のブローカー『ヤダン』。イ・ガンスが、底辺の検察官だがトップを狙うク・グァニ検事に司法取引でヤダンとして協力することになる。底辺からスタートし野望をもつ検事の役柄で、心のうちを見せるというよりも隠しておくというキャラクターをユ・ヘジンが見事に体現。観客を飽きさせない二転三転するストーリー展開は見事。」

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Posted by ayu