
サブスタンス THE SUBSTANCE:ネタバレなし感想
50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベス(デミ・ムーア)は、容姿の衰えによって仕事が減っていくことを気に病み、若さと美しさと完璧な自分が得られるという、「サブスタンス」という違法薬品に手を出すことに…
ブラックミラーの神回を観ているかのような、笑えてスタイリッシュ、下品で露悪的、嫌SFな中盤までがとにかく最高です。その後ラストに向けて一体何を見せられているのかわからなくなる、怒涛の展開に振り落とされそうになりました。大変観る人を選ぶものの、現代社会(と加齢の哀しさ)の皮肉たっぷり、間違いなくデミ・ムーアキャリア史上堂々たる体当たり演技も堪能できる、必見の作品でした。