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管理人ayu

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映画『型破りな教室』のあらすじ・キャスト・感想・配信情報を徹底解説。奇跡の実話ドラマの全貌を紹介!

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型破りな教室

映画『型破りな教室』は、犯罪と貧困が日常となったメキシコ国境近くの小学校に赴任した新任教師が、子どもたちに学ぶ喜びを教え、全国トップの成績へと導く奇跡の実話を描いた感動作。

教育の力と子どもたちの可能性を、あらすじ・キャスト・評価・見どころとともに詳しく紹介します。

型破りの教室:ネタバレなし感想

国は違えど、傑作ドラマ「宙わたる教室」と同様のテーマを扱った、メキシコの貧困地域で現実にあった出来事を元に制作された学校ドラマが素晴らしかったです。

子どもたちの無垢な知識欲と学ぶことの素晴らしさ、治安の悪い地域ゆえの現実との狭間で揺れるやるせなさが丁寧に描かれており、その中でもがく登場人物たちの姿に大変感銘を受けました。

子役の演技はもちろん、先生役のエウヘニオ・デルベス(CODAあいのうたでも快演)の真に迫る演技は圧巻でした。
ラストの独特な演出もどこか切ない劇伴も素晴らしかったです。

図書館に本を借りに行くシーン、望遠鏡でSPACEXを覗くシーン、テストを受けられず子守するシーンはたまりませんでした。パロマちゃんが実在の人物だということ(司書役で本人が出てた)がわかり涙。

これはオススメです!

型破りな教室:作品詳細

原題:Radical 製作年:2023年 公開日:2024年12月20日 製作国:メキシコ 
上映時間:125分 ジャンル:社会派ドラマ/教育 配給:アットエンタテインメント

型破りな教室:予告

型破りな教室:キャスト・スタッフ

キャスト
  • エウヘニオ・デルベス(セルヒア・フアレス・コレア先生)
  • ダニエル・ハダッド(チュチョ校長先生)
  • ジェニファー・トレホ(パロマ)
  • ヒルベルト・バラーサ(パロマの父)
  • ミア・フェルナンダ・ソリス(ルペ)
  • ダニーロ・グアルディオラ(ニコ)
スタッフ
  • 監督・脚本:クリストファー・ザラ
  • 製作:ベン・オデル、エウヘニオ・デルベス、ジョシュア・デイビス
  • 製作総指揮:ハビエル・ウィリアムズ、アベリーノ・ロドリゲス、パトリシア・サンチェス
  • 撮影:マテオ・ロンドノ
  • 編集:エウヘニオ・リチェル
  • 音楽:パスクアル・レイエス、フアン・パブロ・ビラ

型破りな教室:あらすじ

メキシコ国境近くの町、マタモロスの小学校は、麻薬や殺人など犯罪が日常的に起きる厳しい環境にあり、経済的にも非常に困窮しています。教育設備や熱意ある教師も不足する中、この学校で担任を務めていた教師が出産のため辞職。代役として赴任した新任教師フアレスは、子供たち一人ひとりの可能性と興味を引き出すため、型破りな授業を始めます。

フアレスは、伝統的な教育方法にとらわれず、社会や生活の疑問を投げかけ、子どもたちが自分で考え、学び合う環境を創出。最初は戸惑う生徒たちも「学ぶこと」の本質に目覚め、やがて教室の空気や学力に大きな変化が訪れます。困難や悲劇にも直面しながら、フアレスと子どもたちが希望と夢を育んでいく姿を丁寧に描いた実話に基づく物語です。

型破りな教室:解説

『型破りな教室』は、2011年メキシコの小学校で起きた教育現場の実話が原作。治安の悪さや貧困、教育資源不足という困難を抱えた現場で、教師セルヒア・フアレスは従来の一律的な指導から脱却し、個々の生徒の興味・才能を伸ばす教育スタイルを実践します。その型破りなアプローチにより、クラス全体が学びに積極的となり、高い成果を挙げていく様は、教育がもたらす可能性と社会における希望を強く訴えかけます。

監督クリストファー・ザラは、子どもたちの視点から物語を捉える撮影にこだわり、リアルで心揺さぶる映像世界を描出。主演のエウヘニオ・デルベスは「コーダ あいのうた」に続き独自の魅力で教師像を体現。貧困と教育、社会格差といった普遍的テーマに挑む心揺さぶる社会派ドラマです。2023年サンダンス映画祭映画祭観客賞(フェスティバル・フェイバリット賞)受賞、メキシコでは300万人動員の国民的大ヒットとなりました。

型破りな教室:関連サイト

型破りな教室:配信

型破りな教室:原作

クリストファー・ザラ監督がwiredの2013年10月号 「A Radical Way of Unleashing a Generation of Geniuses(天才たちの世代を解き放つラジカルな方法)」という記事元にしてこの作品を撮ったのだそう。

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型破りな教室:SNSでの主なユーザーレビュー

「自らも教員経験があるので共感しきり。フアレス先生の本気の愛情と問いかけが子どもたちの目や行動を根本から変えていく過程に心が震える。社会から見捨てられた環境でも、子どもの中に希望は必ずある。この映画は“勉強の意味”を考え直させてくれた。」

「最初は学力最下位、絶望的な現場だったのに、型や常識を捨てて“なぜ?”を一緒に探す姿勢だけで、子どもたちは自信と可能性を引き出されていく。メキシコという環境ならではの厳しさや絶望も逃げずに描いているので、単なる美談で終わっていないのが素晴らしい。」

「“何を学ぶか”より“どう問いかけ、どう一緒に考えるか”こそ大切。教科書やマニュアル、テストのための勉強が空虚だと痛感。奇跡の物語だけど、現実に根ざした“変化”と“痛み”があり、子どもたちの一挙手一投足に涙した。」

「誰もがどこかで諦めがちな教育現場を、たった一人の教師と一つのクラスがここまで変えることができる。明るく前向きだけど、現実は甘くないという着地もリアル。心が洗われた。」

「家族のような絆が生まれる瞬間、子どもたちも先生も育ちあう姿がまぶしい。主役ほか子役たちの自然な演技も圧巻。音楽や映像も温かく、社会派でありながら何度でも観返したくなる珠玉の一作。」

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Posted by ayu