
「すき」であることに勇気をもたらしてくれる、宝物のような作品でした。
マイノリティを描く作品も、沖田監督が撮ればこんなにも優しくハッピーなものに仕上がるのは流石です。
素晴らしい作品でした。ネタバレなし感想などを書いています。
グッとくるものを残していきます
架空のお話ながら事実に基づいた、コンクラーベを舞台に繰り広げられる人間模様と政治的対立を描いたリアリティが凄かったです。
とにかくこれほどまでに老人しか出てこない作品も珍しいのではw
予備知識無しでも充分楽しめる明快さが素晴らしい脚本と、全て制作したというバチカンのセットが美しい撮影。
密室系ミステリーの大傑作でした。
ローマ教皇の死去を受け、バチカンでは新教皇を決めるための教皇選挙「コンクラーベ」が始まる。
世界中から100人を超える枢機卿がシスティーナ礼拝堂に集結し、外部と完全に遮断された中で極秘の投票が繰り返される。
選挙管理役のローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)は、保守派と改革派の対立、スキャンダル、陰謀、差別といった複雑な思惑が渦巻く中、選挙を公正に進めようと奔走する。
票が割れるなか、バチカンを揺るがす大事件が発生し、ローレンスは新教皇誕生の裏で明かされる驚愕の秘密に直面する。
人間の信仰と権力欲、理想と現実がぶつかり合う密室サスペンスが展開する。
「教皇選挙」は、ロバート・ハリスの小説を原作に、エドワード・ベルガー監督がメガホンを取ったバチカンを舞台にしたサスペンス・ミステリー。主演はレイフ・ファインズ。
ローマ教皇の急死を受け、世界中から100人を超える枢機卿が集められ、外部と完全に遮断されたシスティーナ礼拝堂で新教皇を選ぶ「コンクラーベ」が始まる。
熾烈な権力闘争、保守と改革の対立、スキャンダルや陰謀が渦巻く中、選挙管理役のローレンス枢機卿が苦悩しながら新しい時代の希望を探る。
宗教的荘厳さと現代的テーマ(多様性、ジェンダー、分断)を融合し、重厚な映像美と緊張感ある構成で観る者を引き込む。第97回アカデミー賞脚色賞受賞、格調高い演出と人間ドラマが高く評価されている。
観た方は町山さんの解説(ほぼネタバレw)を聴くと理解が深まると思います。
教皇選挙 – 町山智浩の『アメリカ流れ者』
配信はまだされていません。
中東の宗教をめぐる内戦を舞台に繰り広げられる、壮絶な人生を歩んだ母の死をきっかけに、そのルーツを巡る壮大なミステリー。
美し過ぎるのが皮肉なくらいリアルな衝撃映像の連続に圧倒されました。
一口で感想を語るのが憚られるすごい作品でした。
カナダで暮らす双子の姉ジャンヌと弟シモンは、母ナワルの死後、公証人ジャン・ルベルから奇妙な遺言を託される。それは「ジャンヌは父を、シモンは兄を探し、それぞれに手紙を渡すこと」というものだった。
父は戦争で亡くなったと聞かされ、兄の存在も知らなかった姉弟は困惑するが、生真面目なジャンヌは母の真意を知るため、母の故郷である中東の地へ向かう。
やがてシモンも姉の後を追い、二人は母の数奇な人生と家族の宿命に直面していく。
母がなぜカナダに移り住み、なぜ自分たちに心を開かなかったのか――。
母の過去を辿る旅は、やがて姉弟に衝撃的な真実と赦しの意味を突きつける。
レバノン出身の劇作家ワジディ・ムアワッドの戯曲を原作に、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画化した2010年のカナダ・フランス合作のヒューマン・ミステリー。カナダに住む双子の姉弟が、亡き母の遺言に従い、存在すら知らなかった父と兄を探して母の祖国へ旅する姿を描く。
主演はルブナ・アザバル、メリッサ・デゾルモー=プーラン、マキシム・ゴーデット。民族・宗派間の争い、家族の秘密、赦しと憎しみの連鎖など、重厚なテーマを緻密な構成と圧倒的な映像美で描き、ギリシア悲劇のような衝撃とカタルシスをもたらす。
第83回アカデミー賞外国語映画賞ノミネートをはじめ、世界中の映画祭で高い評価を受けた。ヴィルヌーヴ監督の国際的評価を決定づけた代表作であり、観る者の魂を揺さぶる傑作である。
最新20巻まで追いつきました。キャラクターが掘り下げられ、台詞のキレがどんどん良くなり、AIの評価値と研究がストーリーに上手く組み込まれ、大変スリリングな将棋漫画になっており、面白さが倍増しました。
特に19巻はジジイとのエピソードが素晴らしく、涙腺崩壊。いやあ面白い。苺ちゃんは元より、取り巻くキャラクターも魅力的に描かれていて、続きが楽しみです。
と思っていたところにラスト驚愕の展開が。これからどうなるのかww
必見です!
いよいよ今週末!
2025/05/24 六本松のBar Amon
主催の恒例行事ヒメノピクニック@舞鶴公園 三の丸広場にDJで参加致します。
前回に引き続き、エイト吉川さんとB2Bです。
ラスト前の良い時間を頂き恐縮でございます。精一杯盛り上げたいと思います!乾杯しましょう!晴れますように…
80年代アイルランドの田舎のひと夏の出来事。親戚に預けられる9歳のコットちゃんが登場した瞬間から心配でなりません。
コットと彼女を預かった夫婦の感情の揺らぎとそれぞれの想いが、痛い程伝わってきます。
わずかながら、互いの距離が縮まり想いが伝わり成長する姿を、言葉少なく静かな演技と美しい映像でみせる演出がたまりませんでした。
コットちゃんの、アイリンとショーンのその後を思わずにはいられない、素晴らしいヒューマンドラマでした。
リメイク元は未視聴。大変面白かったです。
樋口監督がNetflix資本でやりたいことを存分にやった、といったところでしょうか。
アクションも音響も完璧。この手のディザスターものでは軽視されがちな人物描写が実に誠実に描かれており、バカな登場人物がストーリーの邪魔をしない、(少し気になる部分はあったものの)練られた脚本が素晴らしいエンタメ作品でした。
JR東日本のお仕事ものとしての側面もしっかりフィーチャーされているし、車掌の草彅剛さん、運転手ののんさん、指揮官の斎藤工さん他、役者陣の演技も素晴らしかったです。
一体どのくらいJRの協力があったのだろう、列車の挙動などのリアリティはいかほどなのだろう、と妄想しながら観ていました。
とっても音が良かったので、サラウンド環境での視聴が大変オススメです。あと、タイトルロゴがいかしてました。
人の嫌な部分と気まずい演出をさせたらピカイチだと思っている、岨手由貴子監督の手腕が光る傑作群像劇。
他人の人生を覗き見ているような、観ているこちらが耐えられなくなるシーンの連続と、ほんの少しの優しさ。家族や友人との絶妙な距離感と登場人物それぞれの人生を感じられる会話劇がたまりませんでした。
50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベス(デミ・ムーア)は、容姿の衰えによって仕事が減っていくことを気に病み、若さと美しさと完璧な自分が得られるという、「サブスタンス」という違法薬品に手を出すことに…
ブラックミラーの神回を観ているかのような、笑えてスタイリッシュ、下品で露悪的、嫌SFな中盤までがとにかく最高です。その後ラストに向けて一体何を見せられているのかわからなくなる、怒涛の展開に振り落とされそうになりました。大変観る人を選ぶものの、現代社会(と加齢の哀しさ)の皮肉たっぷり、間違いなくデミ・ムーアキャリア史上堂々たる体当たり演技も堪能できる、必見の作品でした。